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オープニング
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(オープニングタイトル)

scene01「鳥を取る」人たちがいた「鳥取」
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今日のテーマは、鳥取(とっとり)県。昔、湖やぬまで「鳥を取る」仕事をしている人たちがいたので、「鳥取」とよばれるようになったそうです。鳥取県は中国地方の日本海がわにあり、人口はおよそ57万。県庁(けんちょう)があるのは鳥取市です。鳥取県を知るキーワードは、この三つ。「梨(なし)」、「大山(だいせん)」、「妖怪(ようかい)」。鳥取名物といえば、梨。なかでも「二十世紀梨」は全国一の生産量(せいさんりょう)をほこります。梨がたっぷり入った「梨カレー」は、シャリシャリとした食感とどくとくのあまみがひょうばんです。

scene02 「大山」、「妖怪」
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大山は、標高(ひょうこう)1729m。中国地方でもっとも高い山です。大山の中腹(ちゅうふく)には西日本最大(さいだい)のぶな林が広がります。ここは170種類(しゅるい)もの野鳥がくらす、鳥たちの天国なのです。そして、境港(さかいみなと)市で人気なのが、「水木しげるロード」です。境港市は、『ゲゲゲの鬼太郎』の作者、水木しげるさんのふるさと。水木さんのマンガに出てくる130あまりの妖怪たちのブロンズ像(ぞう)がかざってあります。自然(しぜん)いっぱいの鳥取県、どんなところなのでしょうか。

scene03 日本最大級の鳥取砂丘
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みえるくんがやってきたのは、鳥取市にある鳥取砂丘(さきゅう)です。東西16km、南北2.4kmにわたって広がる、日本最大級(さいだいきゅう)の砂丘です。このあたりの山は岩がやわらかく、それが川によって運ばれ、海岸にたまりました。その砂(すな)が、10万年かけて今の砂丘の形になったのです。美しい風景(ふうけい)をもとめて年間200万人近い観光(かんこう)客がおとずれます。しかし、せっかくの美しい風景を台なしにする落書きがあとをたちません。その監視(かんし)をするのが、「砂丘レンジャー」の石橋さんです

scene04 表情ゆたかな砂丘
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石橋さんに鳥取砂丘を案内(あんない)してもらいました。まずは、高さ47mもある砂(すな)の山、「馬の背(せ)」。急しゃめんを登りきるとすばらしいけしきが広がります。砂丘の表情(ひょうじょう)は生き物のようにかわります。風によってできるもよう、「風紋(ふうもん)」は、風の強さや向きによってさまざまにすがたをかえます。「オアシス」とよばれる水たまりがありました。意外なことに鳥取砂丘は水がゆたか。年間2000mmもの雨がふり、地面をほるとしめった砂が出てきます。この水分が利用(りよう)されているのは…。

scene05 砂丘の一角で作っていたのは…
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みえるくんがたずねたのは、鳥取砂丘の一角。畑で何か作っているようです。畑仕事をしていた人に聞いてみると、ラッキョウでした。鳥取県はラッキョウの生産(せいさん)がとてもさかんです。水分をふくむ砂丘の砂(すな)はラッキョウ作りにてきしています。この香川(かがわ)さんの畑では、毎年60トンのラッキョウを作っています。畑の砂の温度は、夏は60℃、冬は氷点下。この温度差(さ)が、歯ざわりのいいラッキョウを育てます。美しい鳥取砂丘。その砂が、名産作りにも生かされています。

scene06 砂丘で育つ「砂丘植物」
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砂丘(さきゅう)で育つのはラッキョウだけではありません。ピンクのかわいい花、「ハマヒルガオ」は、初夏(しょか)になると砂丘のあちこちで花をさかせます。砂丘で育つ草花を「砂丘植物」といい、鳥取砂丘では16種類(しゅるい)を見ることができます。このすばらしい自然(しぜん)をたくさんの人に楽しんでもらおうと、鳥取砂丘ではいろいろな取り組みをしています。それをしょうかいしましょう。

scene07 砂丘を楽しむ取り組み
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砂丘(さきゅう)のしゃめんでみんなが遊んでいます。砂(すな)の上をすべりおりる「サンドボード」です。急しゃめんのある鳥取砂丘にうってつけのスポーツです。つづいてみえるくんとチーズちゃんがやってきたのは「砂の美術館(びじゅつかん)」。ここには砂で作った彫刻(ちょうこく)、「砂像(さぞう)」が展示(てんじ)されています。この日のテーマは「アフリカ」。アフリカの風景(ふうけい)や野生動物を砂で表現(ひょうげん)しています。砂の美術館は平成18年にオープンし、年間40万人以上がおとずれています。

scene08 砂像の作り方
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砂像(さぞう)を作っている人がいました。砂像の管理(かんり)やお客さんの案内(あんない)をする、砂像の達人(たつじん)、島谷さんです。島谷さんが三日かけて作ったオランウータン像。この作品だけで1トンの砂(すな)を使っているそうです。島谷さんに、砂像の作り方を見せてもらいました。まず、砂に水をたっぷり入れてかきまぜます。そして上からぼうでたたきます。たたくと砂のあいだの空気がぬけて、しっかりかたまるのです。かたまったら、コテやスプーンですきな形にけずればOKです。

scene09 砂の魅力をつたえたい
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砂(すな)の美術館(びじゅつかん)では、じっさいに砂像(さぞう)作りを体験(たいけん)することができます。島谷さんが、みえるくんとチーズちゃんの砂像も作ってくれました。島谷さんはお客さんのよろこぶ顔を見るのが楽しみと言います。「たくさんの人に砂丘(さきゅう)に来てもらって、砂の魅力(みりょく)を感じていただきたい」(島谷さん)。

scene10 チーズちゃんの「都道府県クイズ」
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チーズちゃんの「都道府県クイズ」! 泳いでいる金魚のような形の都道府県、どこだかわかるかな? ヒント1.お茶の生産量(せいさんりょう)、日本一。ヒント2.うなぎの養殖(ようしょく)で有名。ヒント3.日本一高い山、富士山(ふじさん)がある。答えは…、静岡(しずおか)県でした。静岡県は、中部地方の東がわにあります。

scene11 日本一の山、富士山
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静岡県の北東部にある富士山。標高(ひょうこう)3776m、日本を代表する山です。およそ300年前に大噴火(ふんか)したこの山は、今も活動をつづける火山です。富士山の登山シーズンは7月1日から8月31日の2か月間。この時期、多くの登山客が、夜、富士山に登ります。お目当ては頂上(ちょうじょう)から見る日の出。雲の海からすがたをあらわす朝日。神秘的(しんぴてき)な美しさは感動的です。一度は登ってみたい山ですね。

見えるぞ!ニッポン
鳥取県~砂丘~
鳥取県では、砂でつくった彫刻のイベントは観光客数を大きく伸ばした。また砂丘の特性をいかして作られる「らっきょう」を紹介する。
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