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オープニング
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(オープニングタイトル)

scene01 樹氷で有名な「蔵王」
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今日のテーマは、山形県。山形県は東北地方の日本海がわにあり、人口はおよそ113万。県庁(けんちょう)があるのは山形市です。山形県を知るキーワードはこの三つ。「蔵王(ざおう)」、「将棋の駒(しょうぎのこま)」、「花笠(はながさ)まつり」。宮城県とのさかいにある蔵王は、今も活動している火山です。蔵王の「お釜(かま)」は噴火(ふんか)のあとにできた湖で、蔵王のシンボルです。冬の蔵王といえば、樹氷(じゅひょう)。木の葉に氷と雪がくっついたもので、冬の強い風と雪によって作られた氷の芸術(げいじゅつ)です。

scene02 「将棋の駒」、「花笠まつり」
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将棋の駒の90%以上は天童(てんどう)市で作られています。町にはいたるところに将棋の駒をかたどったものがあります。天童で将棋の駒作りが始まったのはおよそ160年前のこと。身分のひくい武士(ぶし)たちが生活のために、身近にあった木を材料(ざいりょう)に作り始めました。一方、8月に行われる花笠まつりは東北を代表するお祭りの一つ。1万人をこえる人たちが花笠を持っておどります。このかさは、昔、村人がため池を作る工事のときにかぶっていたもの。このとき声を合わせて作業したのが、花笠おどりの始まりといわれています。

scene03 サクランボの収穫量日本一
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山形県は、「フルーツ王国」といわれるほどくだものの生産(せいさん)で有名です。洋ナシの「ラ・フランス」、ぶどうにリンゴにスイカ…。そのなかでもとくにサクランボが有名で、収穫量(しゅうかくりょう)は日本一。全国の収穫量の70%以上を山形県がしめています。そのサクランボ、どうやって作るのでしょうか。

scene04 「畑の宝石」サクランボ
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みえるくんがやってきたのは、山形県東根(ひがしね)市。日本でいちばんサクランボを作っているところです。農家の人たちがサクランボを出荷するところを見せてもらいました。ここでは、サクランボの色や大きさをチェックし、ランクづけをします。サクランボは「畑の宝石(ほうせき)」ともいわれ、なかには、ひとつぶ200円以上するものもあります。

scene05 大切に育てられるサクランボ
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長年サクランボを作ってきたベテラン農家、高嶋(たかしま)さんをたずねました。最近は、屋根のある施設(しせつ)でサクランボを育てる農家がふえています。サクランボの実は雨に当たるとわれてしまうため、屋根をかけて大事にさいばいしているのです。高嶋さんは、小さな実だけをえらんでつんでいます。こうすると、のこした実に栄養(えいよう)が行きわたり、大きな実になります。出荷の10日前になると、木の下に白いシートをしきます。太陽の光を下からも反射(はんしゃ)させ、おいしくて赤いサクランボを作るためです。

scene06 さいばいにてきした気候
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サクランボの品種(ひんしゅ)は50以上もあります。たとえば「佐藤錦(さとうにしき)」。そのおいしさから「サクランボの王様」とよばれています。めずらしい黄色い実の「月山錦(がっさんにしき)」という品種もあります。山形県でサクランボをたくさん作っている場所は、東根市をふくめた山形盆地(ぼんち)。盆地とは、山にかこまれた土地のことです。盆地の気候(きこう)には特徴(とくちょう)があり、冬は寒くても、夏の温度は東京とあまりかわりません。この気候がサクランボ作りにてきしているといわれています。

scene07 サクランボで観光客を集める
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みえるくんが向かっているのは、サクランボの産地(さんち)の一つ、寒河江(さがえ)市です。あたりにはサクランボ畑がいっぱい。乗っている「さくらんぼ風っこ号」は、サクランボがとれる6月の土日だけ観光(かんこう)客を運ぶ特別(とくべつ)列車です。寒河江市に着いたみえるくん、ある人と待ち合わせをしていました。「ミスさくらんぼ」にえらばれて寒河江市のサクランボをPRしている、小野さんです。「寒河江市には、自分でつんで、食べられる、そういうサクランボ農園がたくさんあるんですよ」(小野さん)。

scene08 寒河江市の観光農園
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この町には300をこえる観光(かんこう)農園があります。観光農園が開くのは6月の初旬(しょじゅん)からおよそ1か月半のあいだ。その間、たくさんの観光客がおとずれます。農園には収穫(しゅうかく)時期のちがうさまざまな品種(ひんしゅ)が植えられています。「サクランボの収穫時期は1週間から2週間と短いんです。だからちがう品種のサクランボを植えて収穫期をずらし、長いあいだサクランボがつめるようにくふうしているんですよ」(小野さん)。

scene09 観光客を集めるイベント
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寒河江市には、ちょっとかわったイベントがあります。サクランボの種(たね)をふきとばしてきょりをきそう「全国さくらんぼの種吹きとばし大会」です。もともと、サクランボの種とばしは、アメリカで行われていました。サクランボで町をもりあげようと、寒河江市ではおよそ30年前から大会を開いています。この時期になると、観光(かんこう)農園とイベントで、毎年50万人をこえる観光客が集まります。

scene10 チーズちゃんの「都道府県クイズ」
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チーズちゃんの「都道府県クイズ」! 山が三つならんだような形の都道府県、どこだかわかるかな? ヒント1.秋芳洞(あきよしどう)という鍾乳洞(しょうにゅうどう)がある。ヒント2.錦帯橋(きんたいきょう)という木の橋が有名。ヒント3.ふぐがたくさんとれるところ。答えは…、山口県でした。山口県は、中国地方の西のはしにあります。

scene11 ふぐの水揚量日本一
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山口県の下関(しものせき)市は、ふぐの水揚量(みずあげりょう)が日本一です。地元では、ふぐは「ふく」とよばれ、縁起(えんぎ)のよい魚として親しまれています。そこで、ふぐをたくさんの人に食べてもらおうと、毎年2月11日にお祭りを開いています。名物は、無料(むりょう)でふるまわれる1000人分のふぐ鍋(なべ)。それを目当てに多くの人が集まります。このお祭りにはふだんより安くふぐを買えるコーナーもあり、それも人気のひみつだそうです。

見えるぞ!ニッポン
山形県~サクランボ~
さくらんぼの生産量が日本一の山形県。いい水と寒暖の差が大きい気候が甘い果物を生み出す。さくらんぼを生かしたユニークなまちおこしを紹介する。

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