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オープニング
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(オープニングタイトル)

scene01 販売額日本一の「辛子明太子」
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今日のテーマは、福岡県。福岡県は九州地方の北部にあり、県庁所在地は福岡市、人口はおよそ509万です。福岡県を知るキーワードはこの三つ。「辛子明太子(からしめんたいこ)」、「家具」、「屋台(やたい)」です。販売額(はんばいがく)日本一の辛子明太子ですが、材料(ざいりょう)のたらこは北海道から、トウガラシは京都から仕入れています。およそ60年前、川原俊夫(かわはら・としお)さんという人が、韓国でトウガラシをまぶしたたらこ料理を食べたことをきっかけに開発。今や福岡県を代表する特産(とくさん)品です。

scene02 「家具」の町、大川
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福岡県の南西部にある大川市。筑後川(ちくごがわ)の河口(かこう)に開けたこの町は、家具作りがさかんで、その生産額(せいさんがく)は日本一。なかでも有名なのが、質(しつ)のよい高級タンスです。大川で家具作りが始まったのはおよそ500年前。筑後川上流の山々で、材料(ざいりょう)となるスギ、ヒノキ、キリなどの木材が豊富(ほうふ)にとれたからです。現在(げんざい)大川では、お年よりのために手すりの機能(きのう)がついた家具など、新たなモノ作りにも挑戦(ちょうせん)しています。

scene03 観光客にも人気の「屋台」
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福岡市の名物、屋台。繁華街(はんかがい)を中心におよそ170軒(けん)が営業(えいぎょう)していて、その数は日本一。電気や水道がない屋台は、不便(ふべん)なため全国的(てき)にはへっています。しかし福岡では、専用(せんよう)の水道や電気を引くなどして、屋台を守ったのです。屋台は地元の人々だけでなく、観光(かんこう)客にも人気のスポットとなっています。そしてもう一つ、福岡県のもので全国に知られているのが、700年以上つづくお祭り、「博多祇園山笠(はかたぎおんやまかさ)」です。

scene04 博多祇園山笠の「かざり山」
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みえるくんがやってきたのは、福岡県福岡市。お祭りのかっこうをした人たちについていくと、「かざり山」とよばれるおみこしを見つけました。見て楽しむ展示(てんじ)用のおみこしです。博多祇園山笠は、7月1日から15日まで行われ、町のあちこちで、「山」とよばれるおみこしを見ることができます。かざり山は、高さ10m。いさましい武将(ぶしょう)の人形をかざり、病気やわざわいを追いはらうねがいをこめて、4か月もかけて作られます。そしてもう一つの山が、実際(じっさい)にかつぐための山です。

scene05 26人でかつぐ「山」
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かつては、かざり山もかついだそうですが、電線にかからないようにと、高さ4.5m以下の山が作られるようになりました。それでも重さは1トン近くあります。みこしの下には「かきぼう」が6本あり、合わせて26人でかつぎます。もしころんだとき、ぼうから手をはなすと人や山にふまれるきけんがあります。そこで必要(ひつよう)なのが「かき縄(なわ)」。ころんでもなわをつかんでいれば、ふまれるきけんをさけられます。かき縄は、毎年新しいわらを使い、自分であみ上げます。

scene06 安全と幸せをねがって
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祭りの期間中、山は6日間、博多の町を走ります。一つの山を動かすためにかかわる人は、およそ700人。山は細い路地にも入ります。町を回りながら厄(やく)をはらうためです。町の人たちは山が来るのを心待ちにしています。博多祇園山笠は、町の人の安全と幸せをねがう祭りなのです。

scene07 子どもたちの役割
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みえるくん、今度は、山笠で子どもたちはどんなことをするのか調べにきました。見ると、子どもたちが何か板を持って走っています。これは、「招(まね)き板」といって、進む方向を山に知らせるための板です。この板を持ち、山の先導役(せんどうやく)をはたす。これが、子どもたちの役割(やくわり)です。子どもたちは、毎回、反省(はんせい)会にも出席(しゅっせき)します。ここで大人たちから祭りの話を聞く。これも大事なことです。

scene08 あこがれの赤いはちまき
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赤いはちまきをまいたかつぎ手がいます。この赤い手ぬぐいは、子どもたちにとってのあこがれの一つ。山笠のためにしっかり役目をはたしているとみとめられたときにもらえるものです。山笠のじゅんびは2か月前から始まります。その中心になるのが、赤い手ぬぐいをまいた人たち。祭りがスムーズに運ぶように、みんな自分の時間をけずってじゅんびに参加(さんか)します。そして本番では山のかつぎ手の中心になります。そして、山笠のことを次の世代につたえるのも、赤い手ぬぐいをまいた人々の仕事です。

scene09 700年をこえて受けつがれる心
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7月11日。この日は、朝5時から山をかつぐことから、「朝山(あさやま)」とよばれます。そして、子どもたちが山に乗ることをゆるされる日です。とくに、その年に生まれた子どもはみんなの祝福(しゅくふく)を受けます。山の上で子どもたちは、山笠の活気をはだで感じていくのです。700年をこえて受けつがれてきた博多祇園山笠。祭りの心を受けつぐ次の世代は、たしかに育っています。

scene10 チーズちゃんの「都道府県クイズ」
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チーズちゃんの「都道府県クイズ」! モアイ像(ぞう)の横顔のような形の都道府県、どこだかわかるかな? ヒント1.樹氷(じゅひょう)で有名な蔵王(ざおう)という山がある。ヒント2.さくらんぼの生産(せいさん)が日本一。ヒント3.将棋(しょうぎ)の駒(こま)作りがとてもさかんなところ。答えは…、山形県でした。山形県は、東北地方の日本海がわにあります。

scene11 東北三大祭りの一つ「花笠まつり」
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8月に行われる「花笠(はながさ)まつり」は、東北を代表するお祭りの一つ。一万人をこえる人たちが花笠を持っておどります。この笠は、昔、村人がため池を作る工事のときにかぶっていたもの。このとき声を合わせて作業したのが、花笠おどりの始まりといわれています。山形の人たちは花笠まつりが大すき。1か月前から集まっておどりの練習をします。本番では、グループごとにそろえた衣装(いしょう)を着て、練習の成果(せいか)をひろうします。

見えるぞ!ニッポン
福岡県~祇園山笠~
800年の伝統を誇る博多祇園山笠。博多人形師が作った人形が飾られた山笠を担ぎ、地元の人々が町中を練り歩く。伝統の祭りを次世代へ伝える取り組みを紹介する。

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