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オープニング
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(オープニングテーマ)

scene 01名将「武田信玄」
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今日のテーマは、山梨県。山梨県は中部地方の東部にあり、人口はおよそ84万。県庁所在地は甲府(こうふ)市です。山梨県を知るキーワードはこの三つ。「武田信玄(たけだ・しんげん)」、「富士山(ふじさん)」、「ほうとう」です。武田信玄は450年ほど前の武将(ぶしょう)で、いくさがうまかっただけでなく、人々のくらしをゆたかにするさまざまな取り組みを行いました。その一つが「信玄堤(つつみ)」とよばれるていぼうです。はんらんをくりかえす川の流れを弱めるくふうをほどこし、人々を水害(すいがい)から守りました。

scene 02「富士山」、「ほうとう」
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静岡県との県境(けんざかい)にある富士山は、日本一高い山。ふもとには「富士五湖」とよばれる五つの湖があります。波のない日は、湖面に富士山がうつりこみます。「逆(さか)さ富士」です。ほうとうは山梨県の郷土料理(きょうどりょうり)です。小麦粉(こ)をねってうすくのばし、はば広く切ります。これを、カボチャなどの野菜(やさい)といっしょに、みそでにこみます。そして山梨県では、山にかこまれた地形を生かして、あるものを作っています。生産量(せいさんりょう)日本一のそれは一体…。

scene 03“ぶどう寺”の言いつたえ
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みえるくんがやってきたのは、甲州(こうしゅう)市勝沼(かつぬま)地区。全国でも有数のぶどうの産地(さんち)です。みえるくんが見つけたお寺は、国宝(こくほう)の大善寺(だいぜんじ)。通称(つうしょう)“ぶどう寺”です。今から1300年ほど前、えらいおぼうさんが岩の上で修行(しゅぎょう)していました。するとゆめの中に、ぶどうを手にした仏(ほとけ)様があらわれました。そのすがたを仏像(ぶつぞう)にしてまつったのがこのお寺。以来、勝沼でぶどうのさいばいがさかんになったといわれています。

scene 04たくさんの手間がかかるぶどう作り
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畑で作業している人がいました。ぶどう作り30年を超える大ベテラン、阪本(さかもと)さんです。夏から秋にかけてが、一年でいちばんいそがしい収穫(しゅうかく)の時期です。今、多くのぶどうが“種(たね)なし”です。実をつける前にひとふさずつ薬品につけて、種ができないようにしているのです。ぶどう作りはたくさんの手間がかかります。病気や虫をさけるためにふくろをかけたり、いたんだ実をひとつぶずつ切り落とすなど、細かい作業が必要(ひつよう)です。阪本さんが作っているぶどうを見てみましょう。

scene 05新しい名物ぶどう?
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「甲州」は昔からある品種(ひんしゅ)で、さっぱりした味が特徴(とくちょう)です。指の形ににている「ピッテロ・ビアンコ」は、その形から“レディ・フィンガー”ともよばれています。黒くて大つぶの「ピオーネ」は、とてもあまくてかおりの強い、人気のぶどうです。17の品種を育てている阪本さんが最近(さいきん)さいばいに成功(せいこう)したのが、「天山(てんざん)」。つぶの大きさは日本一、ひとつぶ50g以上もあります。この天山、山梨県の新しい名物ぶどうになるかもしれません。

scene 06全国一のワインの産地
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勝沼は、ぶどうから作るお酒、ワインでも有名です。勝沼でワインが作られるようになったのは130年ほど前。二人の若者(わかもの)がフランスで技術(ぎじゅつ)を学び、つたえたのが始まりです。以来、全国一のワインの産地(さんち)です。ワインには大きく分けて三つの種類(しゅるい)があります。色あざやかな赤ワイン。色のこいぶどうを皮や種(たね)ごと使って作ります。透明(とうめい)な白ワインは、緑や赤のぶどうの果汁(かじゅう)で作ります。ピンクのロゼワインは、色のこいぶどうの果汁を使います。

scene 07ぶどうの実から果汁をしぼる
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みえるくんが見学にやってきたのは、100年前からつづく古いワイン会社。作業場では収穫(しゅうかく)したばかりのぶどうを運び入れていました。社長の野沢(のざわ)さんは、フランスに留学(りゅうがく)して本場のワイン作りを学んできました。ワイン作りは、まず、ふさから実を分けます。外れた実は、皮がやぶれて果汁(かじゅう)が出やすくなります。つづいて、集めた実をしぼります。黒いぶどうの果汁で作るワイン、一体何色でしょう。タンクに入れてひとばんおくと…、ピンクのロゼワインでした。

scene 08ぶどうジュースがワインに
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ここで野沢さんは、粉(こな)のようなものを持ってきました。「酵母(こうぼ)」という微(び)生物です。酵母を入れて一週間たったタンクは、あわが立って音がしています。これは「発酵(はっこう)」といって、酵母がぶどうのあまみをアルコールにかえているのです。発酵によって、ぶどうのジュースがワインになります。発酵が終わったワインはびんにつめて出荷します。なかには、しばらく、たるに入れてねかせるものもあります。するとワインのしぶみがまろやかになり、木のかおりがうつることで独特(どくとく)の味になるそうです。

scene 09チーズちゃんの「都道府県クイズ」
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チーズちゃんの「都道府県クイズ」! 立ち上がってほえるライオンのような形の都道府県、どこだかわかるかな? ヒント1.大人気の観光(かんこう)地、軽井沢(かるいざわ)がある。ヒント2.りんごの産地(さんち)として有名。ヒント3.3000m級の山がならぶ日本アルプスがある。答えは…、長野県でした。長野県は、中部地方の中ほどにあります。

scene 10温泉を利用する野沢菜漬
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春になると一面に花をさかせる菜の花(なのはな)。長野県でさく菜の花は、「野沢菜(のざわな)」という種類(しゅるい)です。野沢菜は、くきや葉をつけものにして食べます。「野沢菜漬(づけ)」です。野沢菜がたくさんとれる野沢温泉(おんせん)村では、収穫(しゅうかく)したあと、温泉のお湯であらいます。あたたかく作業できるうえ、野沢菜がやわらかくなり、おいしくなるといわれています。たくさんの塩(しお)やとうがらしとつけこんで、一週間もすればできあがり。長野県の特産品(とくさんひん)になっています。

見えるぞ!ニッポン
山梨県~ぶどう~
ぶどうの生産量が日本一の山梨県。病気や虫をさけるため、たくさんの手間をかけて育てる。新しい品種づくりの取り組みや、ワインの工場を訪ねる。

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