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(オープニングテーマ)

scene 01「温泉」で有名な大分県
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今日のテーマは大分県。大分県は九州地方の北部にあって、人口はおよそ117万。県庁所在地(けんちょうしょざいち)は大分市です。大分県を知るためのキーワードはこの三つ。「温泉(おんせん)」、「かぼす」、「焼酎(しょうちゅう)」です。大分県は、全国でも有名な温泉地。年間400万人もの人が温泉宿にとまりに来ます。

scene 02「かぼす」、「焼酎」
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大分県では、温暖(おんだん)な気候(きこう)を利用(りよう)して、かぼすというくだものがたくさん作られています。かぼすにはすっぱい果汁(かじゅう)がたっぷり。魚料理(りょうり)やとうふにかけたり、地元ではおみそしるに入れたりもします。大分県といえばもう一つ、焼酎(しょうちゅう)というお酒も有名です。県内にはおよそ30の焼酎をつくる蔵(くら)や工場があります。ほとんどが手作りで、むした麦や米に水をまぜて発酵(はっこう)させます。焼酎は大分県を代表する特産(とくさん)品です。

scene 03温泉のふきだし口が5000か所!
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大分県別府(べっぷ)市は、県内でもとくに温泉が多い地域(ちいき)です。別府の温泉は、あついお湯がたくさん出ることで有名です。では、温泉のしくみを説明しましょう。火山の下には、「マグマ」とよばれる、岩がとけたあついかたまりがあります。マグマが地下の水をあたためるとお湯になります。そのお湯が地面からふきだしたのが温泉です。大分県にある温泉のふきだし口は、およそ4500か所。だんトツで日本一です。そして、別府の温泉でとくに有名なのが、「地獄(じごく)」とよばれる温泉です。

scene 04見て楽しむ温泉、「地獄」
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みえるくんがつれて来られたのは、数ある「地獄(じごく)」のなかの一つ。ふきだしているのは100℃以上ある熱湯(ねっとう)です。別府の温泉は、目で見て楽しむのが「売り」です。お湯がはげしくふきだすのを地獄の風景(ふうけい)になぞらえて、観光(かんこう)名所にしました。どろをふくんだドロドロの温泉も、同じく100℃近くあります。さらに、真っ赤な温泉もあります。「血の池地獄」です。お湯が、赤い土といっしょにわきあがるため、こんな色になりました。

scene 05大事なのはお湯の温度
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つづいてやってきたのは日帰りの温泉施設(しせつ)。森井さんは、ここで10年以上温泉にかかわる仕事をしてきた、いわば「お湯の番人」です。朝8時、森井さんの一日はおふろを点検(てんけん)することから始まります。いちばん大事なのはお湯の温度をはかること。この日の温度は42.8℃です。もっとも気持ちのよい温度は42℃、と語る森井さん。少しあつすぎるので、お湯をかきまわして温度を下げていきます。1℃下げるのに20分はかかるそうです。温泉の成分(せいぶん)を水でうすめないために、かきまわして温度を下げるのです。

scene 06源泉は温泉の心臓
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森井さんのほかにも、温泉をささえている人がいます。社長の河野さんは、毎日設備(せつび)の点検(てんけん)をかかしません。河野さんが向かったのは「源泉(げんせん)」とよばれるお湯のふきだし口です。温泉にふくまれる成分(せいぶん)は、パイプなどにあなをあけることがあります。河野さんはそれを点検して回っているのです。「人間にたとえると、源泉は心臓(しんぞう)と同じ。温泉も、源泉が止まったら死んでしまう。だから、一日1回はわたしが見なきゃいけないという思いがあります」(河野さん)。

scene 07天気によってかわるお湯の温度
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11時半、森井さんは、お客さんが使ったものをかたづけたり、浴室(よくしつ)をそうじしたりと、休む間もありません。そしてもう一つ大事な仕事が…。それは、天気予報(よほう)をチェックすること。お湯の温度は天気によって大きくかわるからです。この日の予報は「晴れ」。気温が高くなるとお湯の温度も高くなります。「風がふいてもかわる。雨がふってもかわる。お客様に気持ちよく入ってもらうのは自然とのたたかいですね」(森井さん)。とくに、露天(ろてん)ぶろは天気のえいきょうを受けやすいので気がぬけません。

scene 08いつでも気持ちよく入ってもらいたい
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夕方4時、40人の団体(だんたい)客が到着(とうちゃく)しました。おおぜいのお客さんをむかえ入れるため、スタッフは大いそがし。団体客にそなえ、森井さんはふたたびお湯を見回ります。「これは、42℃ちょっとかな」。手を入れただけで温度がわかる森井さん。“いつでも、お客さんに気持ちよく入ってもらいたい”。そんな気持ちから生まれた、お湯の番人ならではのわざです。「『今日のおふろはよかったあ。また来るからね、ありがとう』と言われるのがいちばんうれしいことですね。仕事のはげみになります」(森井さん)。

scene 09チーズちゃんの「都道府県クイズ」
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チーズちゃんの「都道府県クイズ」! 大きく羽ばたいてとぶツルのような形の都道府県、どこだかわかるかな? ヒント1.広~いキャベツ畑がある。ヒント2.だるま作りの郷(さと)として有名。ヒント3.名物は、ぷるんぷるんのこんにゃく。答えは…、群馬県でした。群馬県は、関東地方の北部にあります。

scene 10草津温泉の名物「湯もみ」
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群馬県には草津(くさつ)温泉という古い温泉があります。ここのお湯はあついことで有名です。草津温泉にはユニークな名物があります。それは、「湯もみ」とよばれるパフォーマンス。もともとは、草津のあついお湯をぬるくするために板でかきまわしたことから生まれました。全員で呼吸(こきゅう)を合わせるために歌を歌います。それが話題になり、草津温泉の名物になりました。

見えるぞ!ニッポン
大分県~温泉~
温泉が日本一多い大分県。“湯の番人”として温泉の温度を一定に保つ仕事をする人や、温泉熱で花を育てる農家など、温泉は大分県の人々の生活を支えている。

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