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オープニング
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(オープニングテーマ)

scene 01生糸を生産した「富岡製糸場」
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今日のテーマは、群馬県。群馬県は関東地方の北西部にあり、県庁所在地は前橋(まえばし)市、人口はおよそ197万です。群馬県を知るキーワードは、この三つ。「富岡製糸場(とみおかせいしじょう)」、「尾瀬(おぜ)」、「草津温泉(くさつおんせん)」。富岡市にある世界遺産、富岡製糸場は、およそ140年前、生糸(きいと)を生産するために国が作った工場です。富岡市は、原料であるカイコのまゆ、大量(たいりょう)の水、機械(きかい)を動かす石炭などを集めるのにてきした場所でした。

scene 02「尾瀬」、「草津温泉」
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尾瀬は、群馬、新潟、福島、栃木にまたがる国立公園で、高山植物の宝庫(ほうこ)といわれます。尾瀬には湿原(しつげん)が広がり、ミズバショウなど貴重(きちょう)な植物が四季(しき)をいろどります。湿原をふみあらさないよう、木で作った道が整備(せいび)されています。草津温泉は、わき出るお湯の量(りょう)が日本一。草津温泉のシンボル「湯畑(ゆばたけ)」は、50℃以上もあるお湯をさますために作られたそうです。お湯をさますもう一つのくふうが、「湯もみ」。板を使い、かきまぜることで温度を下げます。

scene 03こんにゃくの原料は…
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みえるくんがやってきたのは、群馬県のほぼ中央にある昭和村。こんにゃくの原料(げんりょう)の産地(さんち)として知られています。こんにゃくの原料。それは、「こんにゃくいも」です。10月末から12月がこんにゃくいもの収穫(しゅうかく)期。機械(きかい)でほり出したいもは、一つひとつ手作業で集めます。表面がやわらかいので、きずつけないようにするためです。群馬県のこんにゃくいもの収穫量(りょう)は、年間およそ6万トン。なんと、全国の90%以上をしめています。

scene 04こんにゃくいも作りにてきした土
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みえるくんは、全国で唯一(ゆいいつ)の、こんにゃくいもの研究所をたずねました。こんにゃくいもはとても育てるのがむずかしく、水はけのよいことが、こんにゃくいも作りにはかかせない条件(じょうけん)です。群馬の畑の土の中をあらわした標本(ひょうほん)を見ると、あつさ40cmほどの黒土(くろつち)の下は大昔に火山の噴火(ふんか)でできた小石の層(そう)になっています。すきまの多いこの小石の層は水はけがよく、こんにゃくいも作りにてきしていた土地だったことが、日本一になった理由の一つです。

scene 05品種改良の地道な研究
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また、この研究所で、さいばいしやすい品種(ひんしゅ)を作り出すことに取り組んできたことも、大きな力になりました。いろいろないもを育て、そのなかから、病気に強くて大きく育ついもをえらび、交配(こうはい)させるという地道な作業をつづけたのです。改良(かいりょう)を重ねること20年。そして生まれたのが、「赤城大玉(あかぎおおだま)」。日本のこんにゃくいものおよそ70%が、この赤城大玉です。群馬県はこんにゃくいも生産(せいさん)日本一の座(ざ)を、1951年以来、ずっと守っています。

scene 06どうやってこんにゃくに?
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こんにゃくいもはどうやってこんにゃくになるのでしょうか。まず、いもをよくあらい、あつさ2mmほどにうすく切っていきます。かんそうさせたあと何度もすりつぶし、粉(こな)にしていきます。こんにゃくいもにふくまれていた「マンナン」とよばれる「食物(しょくもつ)せんい」の粉です。これをお湯にとかします。その日の気温などによって、粉の量(りょう)やお湯の温度をびみょうに調整します。こんにゃく独特(どくとく)の歯ごたえを出すためです。海草などをくわえ、色をつけていきます。

scene 07石灰の粉でアクを取る
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さらに、かためてアクを取るために、石灰(せっかい)の粉(こな)をとかしたものをまぜ合わせます。このときの練りかげんが、こんにゃく作りで大切なところだといいます。全体が均一(きんいつ)になるように手早くまぜ、かたまり始めたのを見はからって、型(かた)わくに流しこみます。かたまったこんにゃくを、きずつけないように、ていねいに切り分けていきます。石灰をぬくために、一日ほどお湯につけて、できあがりです。

scene 08海外へもこんにゃくをPR
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最近(さいきん)、こんにゃくの消費量(しょうひりょう)はのびなやんでいます。そこで、こんにゃくメーカーが考えたのは、外国の人に食べてもらうこと。まず売りこんだのは、ロシアでした。こんにゃくがあまり知られておらず、食生活への関心(かんしん)が高まりつつあるロシアならよろこばれると考えたのです。こんにゃくのゼリーなどおよそ10種類(しゅるい)の商品をロシアの人々にPR。評判(ひょうばん)は上々でした。群馬のこんにゃくは、今、世界の人々にとどけられようとしています。

scene 09チーズちゃんの「都道府県クイズ」
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チーズちゃんの「都道府県クイズ」! ゾウの頭のような形の都道府県、どこだかわかるかな? ヒント1.越前(えちぜん)ガニ。ヒント2.お坊(ぼう)さんが修行(しゅぎょう)するお寺、永平寺(えいへいじ)。ヒント3.恐竜(きょうりゅう)の化石が出る。答えは…、福井県でした。福井県は、中部地方の日本海がわにあります。

scene 10全国一のめがねの生産地
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福井県は、全国一のめがねの生産(せいさん)地として知られています。もっともさかんなのが、鯖江(さばえ)市。およそ100年前、大阪からめがね職人(しょくにん)をよびよせ技術(ぎじゅつ)を学んだことから始まったといわれています。特徴(とくちょう)は、部品をそれぞれ専門(せんもん)の工場で生産していること。耳にかける「つる」の工場、鼻の上にのせる「ノーズパッド」という部品の工場、部品の組み立てを専門にする工場もあります。有名なデザイナーがデザインしためがねも登場し、世界へ向けてPRしています。

見えるぞ!ニッポン
群馬県~コンニャク~
群馬県はコンニャクイモの生産量日本一。水はけの良い土地が多く、研究施設が病気に強い品種を開発してきたためだ。農家や研究者たちの取り組みの様子を伝える。

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