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オープニング
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(オープニングテーマ)

scene 01美しく光りかがやく「真珠」
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今日のテーマは、三重県。三重県は紀伊(きい)半島の東がわにあり、人口およそ186万、県庁所在地は津(つ)市です。三重県を知るキーワードはこの三つ。「真珠(しんじゅ)」、「忍者(にんじゃ)」、「石油コンビナート」です。三重県南東部の英虞湾(あごわん)。この波のおだやかな入り江の海で、1893年、はじめて真珠の養殖(ようしょく)に成功(せいこう)しました。真珠はアコヤ貝を使って養殖されます。きめの細かさと美しいつやが、三重県の真珠の特徴(とくちょう)です。

scene 02「忍者」、「石油コンビナート」
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すばやい身のこなしで敵(てき)の情報(じょうほう)をさぐる忍者。伊賀(いが)地方は都に近く、山にかこまれていることなどから忍者の里となったともいわれています。忍者屋敷(やしき)では「どんでん返し」や「ぬけ道」など、さまざまなしかけが見られます。三重県北部の四日市(よっかいち)市にある石油コンビナートは、およそ50年前、日本の経済(けいざい)力を高めるために作られました。石油にかかわるさまざまな製品(せいひん)を作っています。そんな三重県で有名なのが、二千年の歴史(れきし)を持つ伊勢(いせ)神宮です。

scene 03神様におそなえするお米
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みえるくんがやってきたのは、伊勢神宮の田んぼ。ここでは神様におそなえするお米を作っています。伊勢神宮では一年を通して稲作(いなさく)にちなんだお祭りが数多くあります。イネのたねをまく「神田下種祭(しんでんげしゅさい)」。その年の新米をはじめて収穫(しゅうかく)する「抜穂祭(ぬいぼさい)」。もっとも重要(じゅうよう)な10月の「神嘗祭(かんなめさい)」。神様がその年の新米をはじめてめしあがるお祭りです。そして、11月の「新嘗祭(にいなめさい)」を終えると、人々も新米を食べることができました。

scene 04伝統の方法で作られる神様の食事
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伊勢神宮にはこうしたお祭りのほか、毎日かかさず行われるものもあります。神様へ食事をおそなえするお祭りです。朝6時。神主(かんぬし)さんたちが集まり、神様のための台所「忌火屋殿(いみびやでん)」で食事のしたくが始まります。水は、伊勢神宮の中にある神様のための井戸(いど)から。塩(しお)は、海と川とがまざりあったところの水をにつめて作ったもの。米をむすための火は、木をこすり合わせてそのたびにおこします。神様の食事は、代々受けついできた伝統(でんとう)の方法(ほうほう)で作られます。

scene 05一日2回、1500年にわたって
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できあがった神様の食事の「塩(しお)、水、そして米」。この三つは、昔から人が生きるためにかかせないものです。ほかには、海の幸、季節(きせつ)の野菜(やさい)、くだものなど、伊勢神宮でとれたものがならびます。食事のじゅんびが整ったら、「日別朝夕大御饌祭(ひごとあさゆうおおみけさい)」の始まりです。おそなえの食事は、まず塩できよめられます。これを「御饌殿(みけでん)」まで運び、めしあがっていただくのです。これが朝と夕の一日2回、1500年のあいだつづけられています。

scene 06守りつたえてきたお祭り
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年間1500にのぼるさまざまなお祭り。それをささえるためにたくさんの人がはたらいています。神様に直接(ちょくせつ)仕える「神主」、神様へおそなえする音楽をかなでる「楽師(がくし)」、舞(まい)をえんじる「舞姫(まいひめ)」、米や野菜(やさい)の世話をする人など、およそ600人がはたらいています。長い歴史(れきし)と伝統(でんとう)のある伊勢神宮は、多くの人が一度は行ってみたい場所でした。とくに江戸時代からは「伊勢参(まい)り」といって、全国の人が集まりました。そこで考え出された食べ物が…。

scene 07名物「伊勢うどん」
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やわらかさにこだわる「伊勢うどん」。長旅でつかれた体でも消化よく食べられるよう考え出された食べ物です。みえるくんは伊勢うどんのめん作りを見せてもらいました。小麦粉(こ)に塩(しお)水をくわえ、練ります。ここまではほかのうどんと同じです。ここからが伊勢うどんの特長(とくちょう)。ふつうのうどんのゆで時間は10分ほど。しかし伊勢うどんは、なんと1時間もゆでます。そのほか店によってさまざまな方法(ほうほう)で、やわらかさを出すことにこだわっています。江戸時代からつたわる、旅人への心配りです。

scene 08もち菓子、生姜糖
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ほかにも伊勢には参拝(さんぱい)客のために生まれ、名物になったものがあります。みえるくんがたずねたのは、およそ430年つづくもち菓子(がし)店。もち菓子はエネルギーを手軽に補給(ほきゅう)できるほか、持ち運べるためおべんとうがわりに大人気でした。伊勢には今も10種類(しゅるい)以上のもち菓子が売られています。「生姜糖(しょうがとう)」も、伊勢参りの人々のために生まれ、名物になったもの。体があたたまる上、保存(ほぞん)がきくため、おみやげとしても人気をよびました。

scene 09チーズちゃんの「都道府県クイズ」
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チーズちゃんの「都道府県クイズ」! ペリカンとそのまわりに魚がちらばったような形の都道府県、どこだかわかるかな? ヒント1.伝説(でんせつ)のけもの、「シーサー」で有名。ヒント2.ゴーヤーの生産量(せいさんりょう)日本一。ヒント3.美しいサンゴ礁(しょう)がある。答えは…、沖縄(おきなわ)県でした。沖縄県は、日本の南にある県です。

scene 10琉球王国の首里城
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沖縄県那覇(なは)市の「首里城(しゅりじょう)」。今から600年ほど前にたてられたとされるこの城(しろ)は、現在(げんざい)は復元(ふくげん)され、昔のままのすがたをつたえています。沖縄が琉球(りゅうきゅう)王国とよばれていた時代のお正月の儀式(ぎしき)が再現(さいげん)されるなど、伝統(でんとう)をのこすための活動がさかんに行われています。こうした伝統行事をひと目見ようと、年間200万人以上の観光(かんこう)客でにぎわいます。

見えるぞ!ニッポン
三重県~伊勢神宮~
約2000年の歴史をもつ伊勢神宮。一年間に約1500の、稲作に関わるお祭りが行われている。お米をはじめ神様にお供えする食べ物は伊勢神宮でつくられている。

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