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オープニング
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(オープニングテーマ)

scene 01日本のほぼ中央にある県
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今日のテーマは岐阜県。岐阜県は日本のほぼ中央にあって、海に面していない数少ない県の一つです。人口はおよそ203万。県庁所在地(けんちょうしょざいち)は岐阜市です。岐阜県を知るキーワードはこの三つ。「鵜飼い(うかい)」、「白川郷(しらかわごう)」、「高山祭(たかやままつり)」です。

scene 02「鵜飼い」、「白川郷」
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岐阜市の中心を流れる長良川(ながらがわ)。ここで1300年もつづく漁法(ぎょほう)が、「鵜飼い」です。「鵜匠(うしょう)」とよばれる漁師(りょうし)にあやつられた鵜が、アユを飲みこみます。飲みこんだアユをはきださせるのも鵜匠のわざです。岐阜県の北部、白川村には、昔ながらの家が集まる「白川郷」とよばれる集落があります。かやで作った屋根は、手と手を合わせた合掌(がっしょう)の形ににているので、「合掌造り(づくり)」とよばれています。白川郷は世界遺産(いさん)にも登録(とうろく)されています。

scene 03「高山祭」そして「陶磁器」
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高山市で春と秋の2回行われているのが「高山祭」。江戸の風情(ふぜい)をのこす町の中を、高さ7mをこす「屋台」がねり歩きます。屋台には、はなやかなかざりが一面にほどこされています。屋台のからくり人形も人気のまと。何本ものつなをあやつって動かす、江戸時代のロボットです。岐阜県は陶磁器(とうじき)の生産(せいさん)地としても有名で、全国の陶磁器の半分近くを作っています(陶磁器の出荷量)。陶磁器とはお茶わんやお皿のこと。「焼き物(やきもの)」ともいわれています。焼き物はどのように作られているのでしょうか。

scene 04昔からつたわる焼き物作り
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みえるくんがやってきた町には、焼き物で作られた世界一大きなこま犬がありました。この大きなこま犬は、高さ3.3m。地元のシンボルの一つになっています。つづいてやってきたのは、焼き物の店がならぶ「オリベストリート」。お店の中に入ってみると、お茶わんやお皿、いろいろな焼き物がならべられていました。ここは、多治見(たじみ)、土岐(とき)、瑞浪(みずなみ)の三つの市にまたがる地域(ちいき)。昔から焼き物作りがさかんで、ここで作られた焼き物は「美濃(みの)焼き」とよばれています。

scene 05焼き物作りの達人のわざ
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みえるくんは、焼き物作り40年を超える達人(たつじん)、若尾(わかお)さんに、さっそくそのわざを見せてもらいました。まずは「土ねり」という作業です。「土ねりは、ねん土の中の空気をぬくためにやっています。空気が入っていると、陶器(とうき)を作ったときにわれるおそれがありますので」(若尾さん)。それから、「ろくろ」とよばれる道具を使い、台を回してねん土の形を整えていきます。ろくろを回すときは手に意識(いしき)を集中させなければなりません。ちょっとでも気がちると形がくずれてしまいます。

scene 06何もないところから作る楽しさ
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2~3日かわかしてから、底(そこ)やふちをけずり、形を整えます。手書きで模様(もよう)をつけ、1200℃の高温で焼きかためます。かまに入れて一週間、きれいな茶わんのできあがりです。「土のかたまりから、いろんな形に考えながら作っていくのが楽しい」(若尾さん)。外国製の安い焼き物におされ、岐阜県内で焼き物を作っているところは20年前のおよそ半分にへってしまいました。そこで、外国からの焼き物に負けないよう、地元の人はさまざまなくふうをしています。

scene 07すなの少ないねん土を原料に
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もともとこの地方では1000年以上も前から焼き物作りがさかんでした。それは、原料(げんりょう)になるいいねん土がたくさんとれたからです。みえるくんがやってきたのは、焼き物用のねん土がとれるところです。焼き物にする土は、すなが多いとわれやすくなります。だから、専門家(せんもんか)は土を口に入れてたしかめ、すなの少ないいいねん土をさがすのだそうです。大橋さんは、40年前から焼き物作りにたずさわってきました。なかでも力を入れてきたのが、じょうぶな焼き物作りです。

scene 08われにくいじょうぶな焼き物の開発
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大橋さんがつとめる焼き物の試験(しけん)場では、新しい焼き物の研究をしています。数字が書いてある丸いつつは、焼き物の強さを実験(じっけん)する器具(きぐ)。70cmの目もりはテーブルの高さを表しています。ふつうの焼き物はテーブルの高さから落とすとわれてしまいます。もっとじょうぶな焼き物を作るために、大橋さんは実験をくりかえしました。そして3年、ついに新しい材料(ざいりょう)を見つけました。「アルミナ」という粉(こな)をまぜることによって、じょうぶな焼き物ができるようになったのです。

scene 09美濃焼きで町を元気に
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アルミナを土にまぜることで、ふつうの焼き物の3倍から4倍の強さを持つ、軽くてじょうぶな焼き物ができあがりました。できあがった茶わんを70cmの高さから落としてみると…、われません。大橋さんたちが作った焼き物は、今では多治見市、土岐市、瑞浪市のすべての小中学校で給食(きゅうしょく)に使われています。「これからも、美濃(みの)焼きの伝統(でんとう)をふまえていい焼き物を作って、町を元気にしたい」(大橋さん)。

scene 10チーズちゃんの「都道府県クイズ」
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チーズちゃんの「都道府県クイズ」! 歩いているプードル犬のような形の都道府県、どこだかわかるかな? ヒント1.砂浜(すなはま)がつづく砂丘(さきゅう)が有名。ヒント2.20世紀ナシがたくさんとれる。ヒント3.名物はカニ。答えは…、鳥取県でした。鳥取県は、中国地方の日本海に面したところにあります。

scene 11楽しい「水木しげるロード」
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鳥取県の境港市(さかいみなとし)は、ベニズワイガニの水あげ量(りょう)で日本一になる年もあります。そして、境港市は『ゲゲゲの鬼太郎』の作者、水木しげるさんのふるさとです。市内にある「水木しげるロード」は、新たな観光(かんこう)名所にしようと1993年に作られました。ここには、水木さんのマンガに出てくる130あまりの妖怪(ようかい)たちのブロンズ像(ぞう)がかざってあります。通りを歩くといろいろな妖怪たちに会うことができ、年間200万人を超える観光客がおとずれます。

見えるぞ!ニッポン
岐阜県~焼き物~
岐阜県は陶磁器の生産量が日本一。多治見市や土岐市などたくさんの産地があり、食器やタイル、衛生設備などを作っている。焼き物の街の営みを紹介する。

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