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オープニング
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(オープニングテーマ)

scene 01日本を代表する庭園「兼六園」
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今日のテーマは石川県。石川県は、日本海がわの北陸(ほくりく)地方にあり、人口はおよそ115万。県庁(けんちょう)があるのは金沢(かなざわ)市です。石川県を知るためのキーワードは、この三つ。「兼六園(けんろくえん)」、「能登(のと)半島」、「白山(はくさん)」。金沢市にある兼六園は、日本を代表する庭園の一つです。広さは東京ドームの2倍以上。園内には大きな松(まつ)の木が植えられています。冬になると、「雪つり」といって、雪の重みでえだがおれないようにロープで木をささえます。

scene 02「能登半島」、「白山」
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石川県の北部、日本海につきだしているのが能登半島です。海の幸が豊富(ほうふ)にとれ、輪島(わじま)市では、毎日のように朝市が開かれています。千年以上前からつづいているこの朝市。地元の人はもちろん、全国からお客さんがおとずれます。そして、石川県と岐阜県の県境(けんざかい)にそびえるのが白山。標高(ひょうこう)2000mをこえる山々がつらなっています。白山には、ショウジョウバカマなど、高い山でしか見られないめずらしい花がたくさんさいています。ほかにも石川県にはじまんのものがあります。それは…。

scene 03城下町の武家屋敷
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みえるくんがやってきのは、ずいぶん古そうな家がならんだ金沢市の武家屋敷(ぶけやしき)。金沢は今からおよそ400年前、武士(ぶし)が作った城下町(じょうかまち)で、今でも古い町なみが数多くのこっています。古い家の一つがおみやげ物屋さんになっていました。中をのぞいてみると、めずらしいものをたくさん売っています。これらはすべて、昔ながらの方法(ほうほう)で作られた品々です。

scene 04高い技術の「伝統工芸」
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そうした品物の一つ、おわん。作っているのはこの道55年のベテラン、辻(つじ)さんです。特殊(とくしゅ)な刃物(はもの)を使って、手の感触(かんしょく)だけをたよりにおわんをけずっていきます。できたおわんはどれも同じ形。厚(あつ)さ2mmにまでうすくけずることもできます。木をけずる技術(ぎじゅつ)はおよそ400年前、この地につたわり、以来、職人(しょくにん)たちによって代々受けつがれてきました。このように、昔ながらのやり方で行う物作りを「伝統工芸(でんとうこうげい)」といいます。

scene 05加賀友禅、九谷焼、輪島ぬり
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石川県にはほかにもいろいろな伝統工芸があります。たとえば、布(ぬの)をあざやかにそめて作る「加賀友禅(かがゆうぜん)」。絵具で絵をかいた焼き物(やきもの)、「九谷焼(くたにやき)」。ウルシという植物の液(えき)で表面をぬって仕上げる器(うつわ)、「輪島(わじま)ぬり」。どれも全国的(てき)に有名です。そして、石川県ではほかにも、伝統工芸にかかせないあるものを日本一たくさん作っています。それは…。

scene 06伝統工芸にかかせない「金箔」
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昔から貴重(きちょう)な金属(きんぞく)だった金。とくに食器(しょっき)など、身のまわりのものを金でかざることは、最高(さいこう)のぜいたくとされてきました。かぎられた量(りょう)の金を、できるだけ大切に使うために考えられたのが、金をうすくのばした「金箔(きんぱく)」です。日本の金箔のほとんどは石川県で作られています。みえるくんは、金箔を作っているところをたずねました。昔ながらの方法(ほうほう)で金箔を作る松村さん。数少ない職人(しょくにん)の一人です。

scene 07金をたたいてうすくのばす
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さっそく、松村さんの金箔(きんぱく)作りを見せてもらいました。金は、比較的(ひかくてき)やわらかい金属(きんぞく)です。かたまりをローラーにかけて30分。10mの長さにのびました。金をさらにうすくのばすのに使うのが、1800まいの紙のたば。その1まい1まいに金をはさんでいきます。そして、紙のたばを機械(きかい)で打ち、中の金をのばすのです。1分間に800回。まんべんなく全体に当たるよう気を配ります。15分ほど打つと、松村さんは機械をとめました。

scene 08新聞紙の1000分の1の厚さ
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何度も打たれた金は、熱(ねつ)を持ちます。金をのばすにはこの熱が必要(ひつよう)。でも温度が高すぎると、あながあいたり、やぶれたりしてしまいます。そこで、ときどきさましながら、少しずつ金をのばしていきます。金が熱くなりすぎないか、手の感覚(かんかく)をとぎすませます。こうして松村さんは、打ってはさます作業を2日間くりかえしました。完成(かんせい)した金箔(きんぱく)1000まいで、ようやく新聞紙1まいと同じ厚(あつ)さです。指先にのるくらいの小さな金のつぶをのばすと、たてよこ17cmの大きさにもなります。

scene 09古いお寺の修理にも使われる金箔
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松村さんが作った金箔(きんぱく)は、古いお寺の修理(しゅうり)にも使われます。京都市にある西本願寺(にしほんがんじ)。ウルシをぬった柱に、金箔を軽く近づけます。すると、自然(しぜん)に中の空気がぬけて、金箔が柱にすいついていきます。まるで生きているかのような金箔。非常(ひじょう)にうすい、松村さんの金箔だからこそなせるわざです。「自分の打った金箔がいろいろなところにはられていて、みなさんが見るところにある。それは仕事をするうえでのはげみ、よろこびになります」(松村さん)。

scene 10チーズちゃんの「都道府県クイズ」
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チーズちゃんの「都道府県クイズ」! 小さな魚のような形の都道府県、どこだかわかるかな? ヒント1.昔は「江戸(えど)」とよばれていた。ヒント2.日本一高いタワーがある。ヒント3.日本の政治・経済(せいじ・けいざい)の中心。答えは…、東京都でした。東京都は、関東(かんとう)地方にあります。

scene 11伝統工芸「江戸指物」
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大都会の東京にも伝統工芸がのこっています。「江戸指物(えどさしもの)」といって、くぎやねじを使わずに家具などを作る伝統工芸です。まず物さしで寸法(すんぽう)をはかり、みぞをほります。このでこぼこを「ほぞ」とよびます。ほぞの部分を合わせて組み立てると…、板と板がぴったりくっつきました。代々の職人(しょくにん)たちに受けつがれてきた、さまざまな「ほぞ」の技術(ぎじゅつ)。それらはすべて、組み立てたときに外からつなぎ目が見えないように計算されています。

見えるぞ!ニッポン
石川県~伝統工芸~
金沢箔は、金を手作業で1万分の1ミリにまで延ばす職人の技。石川県には、他にも加賀友禅や輪島塗などたくさんの伝統工芸が残り、ものづくりの伝統が生きている。

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