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オープニング
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(オープニングテーマ)

scene 01日本一あたたかい県
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今日のテーマは沖縄(おきなわ)県。沖縄県は一年間の平均(へいきん)気温が23.1℃と、日本一あたたかい県です。九州と台湾(たいわん)のあいだにある広い範囲(はんい)が沖縄県で、160の島からできています。人口はおよそ143万。県庁(けんちょう)があるのは沖縄本島にある那覇(なは)市です。沖縄県を知るためのキーワードは、この三つ。「首里城(しゅりじょう)」、「サンゴ礁(しょう)」、「モズク」です。

scene 02「首里城」、「サンゴ礁」
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沖縄県は、今からおよそ140年前まで、琉球(りゅうきゅう)王国という独立(どくりつ)した国でした。那覇市にある「首里城」は琉球王国のお城(しろ)です。世界遺産(いさん)にもえらばれ、年間200万人以上の観光(かんこう)客がおとずれます。そして、きれいな海にかこまれた沖縄県を代表するのが「サンゴ礁」です。「きれいな岩」に見えるかもしれませんが、実はサンゴは動物。イソギンチャクやクラゲの仲間(なかま)です。サンゴ礁は、海の生き物のすみかにもなっています。

scene 03「モズク」、「サトウキビ」
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そのサンゴ礁を利用(りよう)して育てているものがあります。海藻(かいそう)の一種(いっしゅ)のモズクです。あみに植えつけたモズクのなえを、海で半年育てて収穫(しゅうかく)します。ホースを使って、海の水といっしょにモズクをすいとります。日本で食べられているモズクのほぼすべてが沖縄県で作られています。そして沖縄県では、あたたかい気候(きこう)を利用して、ある作物を育てています。それは、サトウキビです。沖縄県はサトウキビの生産量(せいさんりょう)が日本一なのです。

scene 04サトウキビのさいばい
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みえるくんがやってきのは、那覇から北西へ60kmほどはなれた粟国島(あぐにじま)です。島の主な産業(さんぎょう)は農業で、ほとんどの畑でサトウキビをさいばいしています。サトウキビは、気温が高く雨のたくさんふるところで育ちます。植えてから1年半で、3mから4mに成長(せいちょう)します。じょうぶな植物で、風がふいてもかんたんにはたおれません。サトウキビは、皮をむいてかじってみると、中のしるがとてもあまい味をしています。

scene 05収穫して工場へ
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サトウキビは冬になると花がさきます。それが、かり取りの合図です。サトウキビのさいばいでもっともたいへんなのは、収穫(しゅうかく)。粟国島では手作業でサトウキビをかり取ります。そのため、収穫のときはとなり近所で助け合います。かり取られたサトウキビは、さとうを作る工場に運ばれます。さとうには白ざとうと黒ざとうの2つがあり、サトウキビのしるが原料(げんりょう)です。この工場では黒ざとうを作っています。

scene 06サトウキビから黒ざとう
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まず、しるをしぼりやすくするために、サトウキビを細かくくだきます。次に、くだかれたサトウキビを機械(きかい)でしぼります。しぼられたしるの中にさとうがとけこんでいます。さとうを取り出すために、しるをなべでたいて、につめていきます。このとき、さとうがこげないように、なべをかき回さなければなりません。なべでにつめて1時間。ちょうどよいかたさになったらひしゃくですくい取り、機械でひやします。最後(さいご)に、手でおして形を整えます。作業を始めて2時間、黒ざとうができあがりました。

scene 07サトウキビのいろいろな使い道
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サトウキビは、さとうのほかにもいろいろな使い道があります。たとえば、葉っぱは洋服やネクタイをそめるのに使います。しるをしぼったあとのしぼりかすは、畑の肥料(ひりょう)になります。さらに、サトウキビのしるを加工(かこう)すると車の燃料(ねんりょう)にもなるのです。そして黒ざとうは、昔から沖縄の人たちにとって大切なものでした。

scene 08黒ざとうを使ったおかし
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みえるくんがやってきたのは、粟国島のおみやげを作っているところ。安谷屋(あだにや)さんは、黒ざとうの料理(りょうり)やおかしにくわしいおばあちゃんです。さっそく安谷屋さんに、黒ざとうを使ったおかし作りを見せてもらいました。まず、黒ざとうをお湯にとかして黒いみつを作ります。次に、小麦粉(こ)などを練って油であげたものをなべに入れます。黒いみつをからめて、ひやせばできあがり。「かりんとう」です。安谷屋さんは、黒ざとうを使った特産(とくさん)品をみんなで作って販売(はんばい)しています。

scene 09くらしにかかせない黒ざとう
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次に作ってくれたのは、昔から沖縄につたわるおかし。これにも黒ざとうが使われています。「昔はおいわい事で作っていましたが、今はおやつ代わりですね。黒糖(こくとう)の天ぷらです」(安谷屋さん)。この黒糖の天ぷら、沖縄では「サーターアンダギー」とよばれ、親しまれています。ドーナツみたいな味です。そして、「ラフテー」とよばれる、豚(ぶた)の角煮(かくに)。黒ざとうを入れてにることで、ふっくらとおいしく仕上がるそうです。黒ざとうは沖縄の人たちのくらしに、なくてはならないものなのです。

scene 10チーズちゃんの「都道府県クイズ」
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チーズちゃんの「都道府県クイズ」! 恐竜(きょうりゅう)のような形の都道府県、どこだかわかるかな? ヒント1.冬は雪がたくさんふる。ヒント2.おいしいお米がとれるところとしても有名。ヒント3.絶滅(ぜつめつ)が心配されている「トキ」という鳥を保護(ほご)している。答えは…、新潟(にいがた)県でした。新潟県は、日本海がわの北のほうにあります。

scene 11おいしいお米からおいしいおせんべい
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雪の多い新潟県では、春になると、山から栄養(えいよう)をふくんだ雪どけ水が流れ出します。栄養たっぷりの水で育てられた新潟のお米は、品質(ひんしつ)がよいことで知られています。そのお米を使った新潟の特産(とくさん)品が、おせんべい。おせんべいはお米からできているのです。米をついてもちにした生地(きじ)を、一まい一まいやきあげていきます。おせんべいの生産量(せいさんりょう)は新潟県が全国一です。

見えるぞ!ニッポン
沖縄県~サトウキビ~
沖縄の温暖な気候を生かして栽培されるサトウキビは生産量日本一。そのサトウキビを加工して作られるのが砂糖。身近な調味料・砂糖の生産を通して沖縄の地場産業を伝える。

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