チャプターあらすじを読む
オープニング
ないようを読む

(オープニングテーマ)

scene 01忠犬ハチ公も「秋田犬」
ないようを読む

今日のテーマは秋田県。秋田県は東北地方の日本海がわにあり、人口はおよそ103万。県庁所在地(けんちょうしょざいち)は秋田市です。秋田県を知るためのキーワードは、この三つ。「秋田犬(あきたいぬ)」、「かまくら」、「きりたんぽ」。秋田犬(あきたけん)ともよばれる秋田犬は、クルリとまいたしっぽ、そしてピンと立った耳が特徴(とくちょう)です。主人の言うことをよくきく犬として知られていて、あの「忠犬(ちゅうけん)ハチ公」も秋田犬でした。

scene 02「かまくら」、「きりたんぽ」
ないようを読む

雪の多い秋田県の冬の楽しみが、雪のかたまりにあなを開けた「かまくら」。400年ほど前からつづく風習です。中には水の神様がまつってあり、家族の健康(けんこう)や、豊作(ほうさく)をいのります。そして秋田の名物料理(りょうり)が「きりたんぽ」。地元でとれたおいしいお米をつぶし、熱々(あつあつ)のうちに木のぼうにまきつけ、火であぶって出来上がり。とり肉やまいたけなど地元の食材(しょくざい)といっしょに、しょうゆ味のだしでにこみます。そして今回みえるくんに調べてもらうのは、「なまはげ」です。

scene 03神様の使い「なまはげ」
ないようを読む

みえるくんがやってきたのは秋田県の北部、日本海につきだした男鹿(おが)半島です。まずは、なまはげの資料(しりょう)館「なまはげ館」へ。ここにはいろいろな地区のなまはげが展示(てんじ)されています。なまはげがやってくるのは、毎年12月31日の夜。「なまはげ」とは、「なまけ心をはぐ」という意味から名づけられたともいわれています。家の手つだいや勉強をしない子どもがいないか、さがしまわります。なまはげがおとずれた家には幸せがもたらされるといわれています。

scene 04350年以上つづく行事
ないようを読む

なまはげの行事が始まったのは、今から350年以上も昔のこと。男鹿半島の60以上の地区で、今もつづけられています。お面の表情(ひょうじょう)や作り方も、地区ごとにちがいます。木の皮や紙ねんどなどを使って、すべて手作りします。

scene 05冬を楽しむ伝統行事
ないようを読む

秋田県には、なまはげのほかにも冬の伝統(でんとう)行事がたくさんあります。大仙(だいせん)市の大綱(おおつな)引きは、重さが20トンもある綱を5000人以上が引っぱりあいます。高さ8mもある紙風船を空に上げる、仙北(せんぼく)市の紙風船上げや、1300年前からつづく秋田県北部の鹿角(かづの)市の大日堂舞楽(だいにちどう・ぶがく)など、冬が長い秋田県だからこそ、冬を楽しむイベントがたくさんあるのです。でも、どうしてたくさんの伝統行事が何百年もつづいてきたのでしょう。

scene 06なまはげ役を20年以上
ないようを読む

みえるくんは、男鹿市の市役所になまはげがいると聞いてやってきました。あらわれたのは、男鹿市で生まれ育った安田さんという人です。安田さんは、20年以上もなまはげ役をつとめています。なまはげの格好(かっこう)をした安田さんは、同じ地区に住む人たちと、およそ80軒(けん)の家を一つひとつまわります。ふだんは市役所で水道やガスを管理(かんり)する仕事をしていますが、12月31日の夜だけは、なまはげに変身(へんしん)するのです。

scene 07先祖代々つたえられてきたなまはげ
ないようを読む

安田さんの家に貴重(きちょう)なものがあると聞いて、見せてもらいました。それは、安田さんのおじいさんのおじいさんが作ったなまはげのお面。100年以上、この家につたえられてきました。毎年、はがれた色紙(いろがみ)をはり直し、ぬけたヒゲをつぎたしながら、大切に使いつづけてきました。「先祖(せんぞ)代々つたわるなまはげのお面なので、大事に子どもたちにのこして、なまはげをつづけていってもらいたい」。「なまはげをやってみたい」という息子のひろとくん。なまはげの演(えん)じ方をお父さんと練習です。

scene 08なまはげについて考える授業
ないようを読む

地元の中学校では、なまはげについて考える授業(じゅぎょう)も行われています。この日は衣装(いしょう)作りを体験(たいけん)。なまはげは、わらでできた衣装を着ています。地区の大人たちの手作りです。なまはげのことをもっと子どもたちに知ってもらおうと、地元の人が先生役を買って出ました。はじめてなまはげの衣装を身につけ、みんなもその気になってきました。「なまはげは男鹿に昔からのこされてきたものなので、ぼくたちものこしていきたいなと思いました」(男子生徒)。

scene 09チーズちゃんの「都道府県クイズ」
ないようを読む

チーズちゃんの「都道府県クイズ」! 高い鼻のピノキオのような形の都道府県、どこだかわかるかな? ヒント1.大昔の集落のあと「吉野ヶ里遺跡(よしのがりいせき)」がある。ヒント2.ここで作られるやき物「有田焼(ありたやき)」が有名。ヒント3.ムツゴロウというとてもかわいい魚がいる。答えは…、佐賀県(さがけん)でした。佐賀県は、九州地方の北がわにあります。

scene 10みごとな曳山の「唐津くんち」
ないようを読む

佐賀県で2番目に大きな町、唐津(からつ)市。ここの神社には、全国でも有名な「唐津くんち」というお祭りがつたえられています。毎年秋になると、海や山のめぐみに感謝(かんしゃ)して、人々が町を練り歩きます。見どころは、「曳山(ひきやま)」とよばれる屋台。龍(りゅう)や獅子(しし)など縁起(えんぎ)のよいものがかたどられています。うるしの上に金や銀の細工がほどこされ、そのごうかさは日本でも指おり。古くから知れわたり、全国から見物にやってきました。今も、毎年50万人もの人がおとずれます。

見えるぞ!ニッポン
秋田県~なまはげ~
秋田県は重要無形文化財の登録数が日本最多。先祖代々受け継がれてきた「なまはげ」の「お面」を使って、子どもたちへと伝承される様子を紹介。

クリップ

教材きょうざい資料しりょう

教材・資料(先生向け)

配信はいしんリスト

今年度こんねんど放送ほうそう

その放送ほうそう