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オープニング
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(オープニングテーマ)

scene 01全国でいちばん島が多い長崎県
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今日のテーマは、カステラで有名な長崎(ながさき)県。九州地方の北西部にあり、壱岐(いき)、対馬(つしま)、五島(ごとう)列島など数多くの島々があります。長崎県の人口はおよそ138万。県庁所在地(けんちょうしょざいち)は長崎市です。長崎県を知るキーワードは、この三つ。「五島列島」、「出島(でじま)」、「長崎くんち」です。長崎県は全国でいちばん島が多い県。なかでも五島列島は、140あまりの島々からなります。漁業(ぎょぎょう)がさかんで、水イカの干物(ひもの)は代表的な特産(とくさん)です。

scene 02「出島」、「長崎くんち」
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長崎市にある出島は、もともとは海の中につくられたおうぎ形の島でした。江戸時代、そこではオランダ人との交流がさかんに行われていました。復元(ふくげん)された出島には、当時のオランダ人のくらしがよくわかると多くの観光(かんこう)客がおとずれます。そして、長崎県を代表する祭りが、長崎くんち。江戸時代から400年近くもつづき、竜(りゅう)を使ったおどりは外国との交流の深さを物語っています。そんな長崎には外国にえいきょうされた歴史的(れきしてき)な建物がたくさんのこっています。

scene 03日本でもっとも古い木造教会
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みえるくんがやってきたのは、キリスト教の教会、大浦天主堂(おおうらてんしゅどう)です。この教会は1864年にフランス人によってつくられました。現在、日本でもっとも古い木造(もくぞう)の教会で、国宝(こくほう)となっています。いのりの場所の正面には、「ステンドグラス」があります。ステンドグラスは、色とりどりのガラスを組み合わせて作られていて、光がさしこむととてもきれいです。長崎が外国と深くつきあうようになったのは、昔、日本がある取り決めを定めたためでした。

scene 04ヨーロッパの文明の窓口
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それは今からおよそ380年前のこと。当時、日本は「鎖国(さこく)」といって、外国と交流することを禁止(きんし)していました。そんななか、外国との窓口(まどぐち)としてつくられたのが、長崎の出島です。出島にはヨーロッパなどから船がやってきて、めずらしい品々を次々につたえました。オランダから出島に入ってきた置(おき)時計の実物が展示(てんじ)されています。長崎にゾウがやってきたときの絵もあります。日本ではめずらしかったゾウ。そのおどろきを表しています。

scene 05坂の上の洋館
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港をかこむように坂の街(まち)が広がる長崎市。山手地区には「オランダ坂」という急な坂道があります。昔、この坂道を使って、外国人が山の上にある教会に通っていました。当時、外国人を「オランダさん」とよんでいたことから、オランダ坂と名づけられました。丘(おか)の上に、イギリス人のグラバーさんが住んでいた住宅(じゅうたく)があります。屋根には日本のかわらが使われ、建物(たてもの)は西洋風です。グラバーさんが日本に来たのは今からおよそ160年前。西洋の進んだ技術(ぎじゅつ)を日本につたえました。

scene 06外国との長くて深いつながり
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当時長崎に住んでいた外国人とゆかりのある人が、このグラバー住宅(グラバー園)ではたらいています。ウォーカーさんです。ウォーカーさんのひいおじいさんは、およそ140年前、イギリスから日本にやってきて長崎でくらしました。「長崎の人たちは古くから外国人となかよくくらしてきたので、おじいさんは長崎が自分のふるさとのように感じて住みついたのだと思います」(ウォーカーさん)。外国ととても深いつながりがある長崎。今、長崎では、観光(かんこう)客のための新しい取り組みが始まっています。

scene 07「長崎さるく」という活動
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みえるくんが街(まち)を歩いていくと、人が集まっていました。「長崎さるく」と書かれた旗(はた)を持っています。「さるく」とは、長崎の方言で、「町をぶらぶら歩きまわる」ということです。今長崎では、車や電車を使わずに、ぶらぶら歩きながら町をまわる「さるく」という新しい観光(かんこう)スタイルが人気を集めています。ガイドをつとめる桐野(きりの)さんは、ふだんは呉服屋(ごふくや)さんをいとなんでいます。ふるさとをPRしたいと、ボランティアでガイドを始めました。

scene 08小さな発見がおもしろい
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まず桐野さんが案内(あんない)してくれたのは、外国人がくらした居留地(きょりゅうち)。ここには今でも当時の様子をつたえるものがのこされています。道ばたの石にきざまれた“No.1”の文字。これは、外国人居留地の住所「一番地」をしめしています。次に見つけたのは、「境(さかい)」の文字。「外国人居留地はここまで」という境い目(さかいめ)をしめしています。ふつうの観光(かんこう)ツアーでは見落としてしまう小さな発見が、「さるく」のおもしろさだといいます。

scene 09「坂の町」長崎の楽しさ
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次に桐野さんがしょうかいしたのは、山の斜面(しゃめん)に作られたエレベーターです。長さは100m。坂道の多い長崎ならではの施設(しせつ)です。山の上にくらす人たちのために作られたこのエレベーター。急な坂道を歩かなくてもすむので、地元の人はとても助かっているそうです。地元の人との交流も「さるく」の楽しみの一つです。エレベーターでついたのは、長崎の町が見わたせる場所。この日、「さるく」の終わりに案内してくれたのは、桐野さんのいちばんのお気に入りの場所でした。

scene 10チーズちゃんの「都道府県クイズ」
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チーズちゃんの「都道府県クイズ」! 三日月のような形の都道府県、どこだかわかるかな? ヒント1.日本で三番目に人口が多い。ヒント2.名物は、たこ焼(や)き。ヒント3.万国博覧会(ばんこくはくらんかい)が開かれた場所。答えは…、大阪府でした。大阪府は、近畿(きんき)地方にあります。

scene 11大阪のシンボル「太陽の塔」
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大阪で1970年に開かれた万国博覧会(ばんこくはくらんかい)。世界中から6000万人がおとずれました。なかでも人気を集めたのが、アメリカ館。人類(じんるい)がはじめて月から持ち帰った「月の石」が展示(てんじ)されました。会場でひときわ目立ったのが、「太陽の塔(とう)」。芸術家(げいじゅつか)岡本太郎(おかもとたろう)さんの作品です。万国博覧会の会場跡地(あとち)には太陽の塔がのこされていて、今でも大阪のシンボルの一つとして親しまれています。

見えるぞ!ニッポン
長崎県~観光~
江戸時代、日本の外交の窓として栄えた長崎市。ここでは、車や電車に乗らない徒歩での観光という新しいスタイルが、歴史マニアを中心に人気を集めている。

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