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オープニング
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(オープニングテーマ)

scene 01桃の生産量、全国2位
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今日のテーマは、福島県。福島県は東北地方のいちばん南にあり、人口およそ193万、県庁所在地は福島市です。福島県を知るキーワードはこの三つ。「桃(もも)」、「野口英世(のぐち・ひでよ)」、「災害からの復興」です。福島県の北部に広がる福島盆地(ぼんち)は、50年ほど前から桃作りがさかん。桃が成長(せいちょう)する7月、一日の気温差(さ)はおよそ10℃あります。この気温差が、あまい桃を育てます。50種類(しゅるい)近くがさいばいされ、生産量(せいさんりょう)は全国2位です。

scene 02野口英世
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千円札(さつ)でおなじみの野口英世。福島県猪苗代町(いなわしろまち)の出身です。おさないころ、やけどで左手が不自由になったことがきっかけで、医学の道をこころざしました。25歳(さい)でアメリカにわたり、細菌(さいきん)について研究を重ねました。そして、当時、死にいたる病だった「進行まひ」の原因(げんいん)をつきとめたのです。これにより、世界的(てき)に評価(ひょうか)される研究者となりました。

scene 03災害からの復興
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東日本大震災(だいしんさい)で大きな被害(ひがい)を受けた福島県。事態(じたい)を深刻(しんこく)化させたのが、福島第一原子力発電所の事故(じこ)です。地震のあと、原子炉(ろ)が損傷(そんしょう)し、放射性物質(ほうしゃせいぶっしつ)の拡散(かくさん)を引き起こしました。一時はおよそ11万人が避難(ひなん)しなければならず、今も多くの人が自分の家に帰れない日々を送っています。県内各地で、放射性物質を取りのぞく作業がつづけられています。子どもたちにかかわる場所は、特に優先されています。復興に向けた取り組みは、今も続いています。

scene 04会津漆器
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みえるくんがやってきたのは、福島県会津若松(あいづわかまつ)市。「会津漆器(しっき)」とよばれる漆器作りがさかんで、たずさわる人はおよそ1000人もいるそうです。漆器作りは、木地(きじ)作り、塗(ぬ)り、そして漆絵(うるしえ)と、3つの工程(こうてい)にわかれています。まずは木地作り。木をけずり、器(うつわ)の形を作ります。材料は桂(かつら)や朴(ほお)など、加工しやすい木が使われます。丸い器や四角い器など、形ごとに専門(せんもん)の職人(しょくにん)さんがいるそうです。

scene 05上塗り、漆絵
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1まい1まい漆(うるし)を塗(ぬ)っていく上塗り。会津漆器(しっき)の多くは、表面をみがかずに漆だけで光沢(こうたく)を出す「花塗り」という技法(ぎほう)が使われます。そして最後(さいご)は、漆で色あざやかな模様(もよう)をえがく漆絵。漆絵に使う「色漆」は漆と顔料(がんりょう)をまぜて作ります。漆は気温と湿度(しつど)の変化(へんか)に敏感(びんかん)で、季節(きせつ)や気候(きこう)によって色に変化が起こります。そのため、どう変化するか、毎回たしかめてから色漆を使います。

scene 06湿度を調整して色を重ねるわざ
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漆(うるし)絵は、さまざまな色を使い、仕上げていきます。このとき、ほかの色とまざらないだけでなく、あざやかな色を出すため、しっかりとかわかすことが大切です。漆は湿度(しつど)が高いほうがかわきやすいという性質があるため、水をふきかけて湿気(しっけ)を足した木の箱に入れることで漆のかわきを早めます。適度(てきど)なかわき具合になったところに色を重ねていきます。

scene 07後継者を育てる学校
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みえるくんがたずねたのは、会津漆器技術後継者訓練校(あいづしっきぎじゅつこうけいしゃくんれんこう)。ここでは、漆器作りの技術を現役(げんえき)の職人(しょくにん)さんから2年間かけて学びます。かつては職人に弟子(でし)入りして修業(しゅぎょう)していました。しかし職人さんの数もへったため、地域(ちいき)全体で後継者を育てようと、この学校が作られました。この日の授業は、漆(うるし)を立体的にもって鉄のような質感(しつかん)に仕上げる「鉄さび」という技術。会津でもこの技術を使える人はわずかしかいません。

scene 08伝統技術を次の世代へ
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2006年から、漆(うるし)の木の植林を始めた場所があります。実は、今使われている漆のほとんどが外国産(さん)。そこで会津では、職人(しょくにん)だけでなく材料(ざいりょう)の漆を、次世代のために育てようとしています。この日は、草かり。会津漆器(しっき)にかかわる人たちが力を合わせます。これまでに植えた漆の木は900本を超えます。漆がとれるようになるのは15年後です。伝統技術(でんとうぎじゅつ)を受けつぎ、次の世代へ。地域(ちいき)が一体となって、伝統技術を受けついでいます。

scene 09チーズちゃんの「都道府県クイズ」
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チーズちゃんの「都道府県クイズ」! ヤナギに飛びつくカエルのような形の都道府県、どこだかわかるかな? ヒント1.近江牛(おうみぎゅう)で有名。ヒント2.江戸時代にできた彦根城(ひこねじょう)がある。ヒント3.日本一大きな湖、琵琶湖(びわこ)がある。答えは…、滋賀県でした。滋賀県は、近畿(きんき)地方の真ん中あたりにあります。

scene 10伝統工芸「信楽焼」
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滋賀県の伝統工芸(でんとうこうげい)、「信楽焼(しがらきやき)」。かさをかぶったタヌキの置物(おきもの)で有名です。食器(しょっき)などの日用品としても広く親しまれています。その昔、琵琶湖の土が陶器(とうき)作りにてきしていたため、さかんになったといわれています。毎年開かれる「信楽陶器まつり」には、およそ7万人がおとずれます。

見えるぞ!ニッポン
福島県~漆器~
福島を代表する伝統工芸、会津漆器。華やかな色合いが特徴だ。職人たちが伝えてきた繊細な作業工程や、後継者育成のために作られた学校の取り組みを紹介する。

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