チャプターあらすじを読む
オープニング
ないようを読む

(オープニングテーマ)

scene 01太閤検地・刀狩と天下統一
ないようを読む

天下統一に向けてがんばっているという豊臣秀吉。その秀吉が行っているのは「太閤検地(たいこうけんち)」。田畑の面積を測っています。田畑の広さによって、年貢(ねんぐ)の量を決めるためです。そして、「刀狩(かたながり)」で、農民たちから刀を没収(ぼっしゅう)しました。ところで、刀狩や検地が、なぜ天下統一と関係があるのでしょう。

scene 02信長のあとを引きついで
ないようを読む

今からおよそ430年前、豊臣秀吉は、亡き主君、織田信長のあとをつぎ、天下統一を進めました。1582年、信長が家臣の明智光秀(あけち・みつひで)にそむかれ、京都の本能寺で亡くなります。知らせを聞いた秀吉は、中国地方での戦いを直ちにやめ、京都にもどります。そして、明智光秀を打ち破りました。この手柄(てがら)により、秀吉は大勢の家臣たちをおさえ、信長のあとを引きつぎます。

scene 03ドキリ★関白の地位を利用して大名を従わせた
ないようを読む

秀吉は、天下統一のための城として、大阪城を築きます。そして四国地方をせめ、支配地域を広げます。勢いのとまらない秀吉は、天皇の政治をたすける「関白(かんぱく)」という高い地位までも手に入れます。その高い地位を利用して、各地の大名たちに自分に従うよう命令を出し、抵抗(ていこう)するものには武力を使いました。そのようにして大名たちをおさえ、西日本全域を支配したのです。秀吉は、関白という地位を利用して、各地の大名を従わせました。

scene 04天下統一のためには
ないようを読む

天下統一には、大名をおさえるだけでなく、農民たちを支配することも必要だと考えます。そこで行ったのが「太閤検地(たいこうけんち)」です。全国の田畑の面積をくわしく測り、どれだけ作物がとれるのかを調べたのです。「検地帳」には田畑の面積が記入され、耕作する農民の名前が書かれていました。どの農民が、どれだけの土地を持っているかが明らかにされ、農民たちは決められた年貢(ねんぐ)を納める責任を負い、勝手に土地をはなれられなくなりました。

scene 05ドキリ★農民を支配するしくみを作った
ないようを読む

さらに秀吉は、農村に「刀狩(かたながり)令」を出します。それは、農民が刀ややりなどの武器を持つことを禁止するものでした。武器を没収(ぼっしゅう)し、一揆(いっき)を防ぐためです。そして取り上げた武器は、新しい大仏を作るための釘(くぎ)などにするとされていました。仏のめぐみを受けられる、と農民自ら武器を差し出すようにしたのです。検地や刀狩を行い、武士が農民を支配するしくみを作りました。このように秀吉は、強大な権力で大名を従わせ、検地と刀狩で農民を支配することで、天下統一を進めたのです。

scene 06天下統一、そして…
ないようを読む

1590年、秀吉は関東で力を持ち抵抗(ていこう)していた北条氏を打ち破り、とうとう天下統一を成しとげます。国内の支配を確かなものにした秀吉は、さらに大きな野望を持ちます。当時の中国、明(みん)の征服(せいふく)です。そのため朝鮮半島に二度にわたり大軍を送ります。しかし朝鮮の人々は明の援軍(えんぐん)とともに激しく抵抗しました。1598年、秀吉が病で亡くなります。戦いに苦しんでいた大名たちは日本に兵を引き上げました。その死後、豊臣家の力はおとろえていき、最後には徳川家康によってほろぼされてしまいました。

scene 07年号ごろあわせ
ないようを読む

1590年は、豊臣秀吉が天下統一を果たした年。こう覚えましょう。「せんごく終(1590)わる、秀吉の天下統一」。

歴史にドキリ
豊臣秀吉~武士が支配する世へ~
織田信長に重用されていた豊臣秀吉。信長亡きあと勢いを握ると、検地や刀狩を押し進め、武士が支配する社会の仕組みを整えていった。天下統一への道のりを見つめる。

クリップ

教材きょうざい資料しりょう

教材・資料(先生向け)

配信はいしんリスト

今年度こんねんど放送ほうそう

その放送ほうそう