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scene 01ハジメの様子がおかしい
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かがみの前で、ポーズをとったり、ぼうしをかぶったり、ハジメがごきげんではしゃいでいます。「ハジメの様子がおかしい…。」と思うズビ。するとハジメが、「さあて、ズビ。ぼくはこれから出かけてくるぞ。」と言います。「オイラもつれてってよ~。」と言うズビに、「だめだだめだだめだ! 今日はぜったいついてくるなよ! ぜったいだからな!」と言うと、ハジメはどこかへ出かけていきました。「ちぇ~、なんだよ、つまんない。いいもん。ないしょでついてっちゃうもんね~。」ズビはこっそりハジメのあとをつけていくことにしました。

scene 02デートの待ち合わせだった!
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ハジメがやってきたのは、民奈野(みんなの)市でいちばん大きな駅。このあたりは市の中心部です。どうしてハジメがここに来たかというと…。ハジメはデートの待ち合わせをしていたのです。「もうすぐここに、大すきなあの子が!」そこへ、彼女(かのじょ)からのメールです。「来たーっ。彼女からだ!」ところがそれは、『急に用事ができていけなくなりました。ごめんなさい』というメールでした。ガーン!

scene 03“カガクカン”ってなんだ?
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「わぁ、なんだか大きな建物(たてもの)がいっぱいだぞ。ハジメはどこにいるのかなぁ。あ、いたいた!」ズビはベンチにすわっているハジメを見つけました。「ハジメ~!」と近づくと、「あぁ…どうしたズビよ…。ついてくるなって言ったじゃないか…。」とハジメは元気がありません。「今日は大すきなあの子と科学館に行こうってやくそくしてたのに、とつぜん来られないって…。ふぇ~ん!」となきだすハジメ。「なくなよ~」となぐさめるズビが、「で、“カガクカン”ってなんだ? オイラもそこ行ってみたい。」と言いました。「よし、こうなったらやけくそだ。ズビ、科学館へ行くぞ!」と立ち上がるハジメ。

scene 04科学館はだれがつくった?
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ハジメとズビは科学館にやってきました。科学館にはさまざまな展示(てんじ)品がならんでいました。さわることもできて、遊んでいる子もたくさんいます。「あ~、楽しかった。それにしても、こんなに楽しくてりっぱなしせつ、一体だれがつくったんだろう?」とズビ。するとハジメが、「そういえば、ここには『民奈野市立科学館』って書いてあるよ。」とパンフレットを見せました。「“シリツ”ってなんだ?」とズビ。スタッフの青木さんにズビがたずねます。「ねえねえ、おじさん。ここはだれがつくったんだ?」すると青木さんは、「そうだな~。ひみつはきっと、市役所に行くとわかるよ。」と言いました。「市役所~?」

scene 05町の人たちのための“公共しせつ”
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科学館はだれがつくったのか。市役所で聞いてみると、「市立科学館は市がつくったものです。町の人が楽しく利用(りよう)できるよう、町の人たちのためにつくられた公共(こうきょう)しせつです。こうしたしせつはほかにもたくさんあるんですよ」(市役所の水谷さん)。公共しせつには、病院や図書館のようにくらしに役立つしせつや、楽しくすごせる美術(びじゅつ)館や公園などいろいろなものがあります。「なんでそんなにたくさん“コーキョーシセツ”をつくっているんだ?」とズビ。すると水谷さんは、「そのわけは、ここに行ったらわかるかもしれませんよ。」とパンフレットをくれました。

scene 06音楽がすきな人たちが集まって
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ハジメとズビがやってきたのは、『ふれあいアートセンター』です。ここで一体何がわかるのでしょう。どこからか音楽が聞こえてきました。行ってみると…、楽器(がっき)を持った人たちが演奏(えんそう)していました。「こんにちは~」話を聞かせてもらうと、「音楽がすきな人たちが集まって、定期演奏会やコンサートを開こうと活動しています。」とのこと。このオーケストラは、二十代から五十代の人たちが100人以上(いじょう)も参加(さんか)しています。仕事や子育てをしながら、毎週練習をしに集まっているそうです。そして年に二回、練習の成果(せいか)を市のホールで発表しています。

scene 07みんなが交流を深めるしせつ
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このしせつでは、絵の教室やバザーなど町の人がふれあえるイベントを、年に50回以上(いじょう)も行っているそうです。ここで芸術(げいじゅつ)作品を展示(てんじ)している人にも話を聞いてみました。ここがどういう場所なのか聞いてみると、「自分のやりたいことを、自分一人だけではなくて、いろいろな人とかかわりながら、いっしょに形にできるような場所だなと思います」(アーティストの吉田さん)。「このしせつは、みんなにとってなくてはならない場所になってるみたいだな」とハジメ。「こういう交流を深めるためにも、コーキョーシセツはひつようなんだな。」とズビも言いました。

scene 08交流を深め、くらしをゆたかにする
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「ハジメ、わすれないうちに、今日はここでまとめの絵をかこうよ。」とズビが言いました。「ビビビ~!」とズビがよびだした画材(がざい)を使って、さっそくハジメはイラストにまとめます。「よーし、できた!」町の中心部には、市がつくったいろいろな公共(こうきょう)しせつがたくさんあります。そこは、地域(ちいき)の人たちが楽しくすごすことができ、生活にべんりな場所もあります。そして、この町の人たちが交流を深め、くらしをゆたかにしていることもわかりました。

scene 09星に公共しせつができた!
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「さっそく星に送ろう~!」ズビが公共(こうきょう)しせつのイラストを星に送ります。すると…、星に公共しせつができました。「公共しせつだー!」「べんりになったな~!」「みんなで楽しく使おう!」星の人たちもよろこんでいます。そこへ、ハジメにメールです。「おおーっ。大すきなあの子からメールが来たぞーっ!」と大よろこびのハジメ。「おぉ? 何だって~?」ズビがメールを読みます。「『今日はごめんなさい。また遊びに行きましょうね』だって。」「よっしゃあ~! 次のデートは、博物(はくぶつ)館に行くぞ~!」とハジメ。「心配だから、オイラもついていこうっと。」とつぶやくズビでした。

コノマチ☆リサーチ
“コーキョーシセツ”ってなんだ?
今回2人が調べるのは公共(こうきょう)しせつ。地元の人たちが交流を深めたり、楽しくすごしたりしている様子から公共しせつが人々のくらしに役立っていることを学ぶ。

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