チャプターあらすじを読む
scene 01川の上流はどんなところ?
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「マンガのアイデアが出ないときは、あわてず、さわがず、気分転換(てんかん)~。」ハジメが近くの川でのんびりつりをしています…。「でも! 一ぴきもつれない!」とハジメ。一方、「カワだ~!」とよろこんでいたズビは、「この水はどこから流れてきてるんだ?」と思って、空高いところから見てみました。「あっちのほうから水が流れてきてるぞ。いったい、どんなところなんだろう? よーし!」おりてきたズビは、「ハジメ~。“カワ”のまわりをたんけんしよう!」と言いました。「ハジメ号、出発!」自転車に乗った二人は、まずは川の水が流れてくる方向、川の上流をめざすことに。

scene 02川の上流は山の中
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ところがしばらくすると…。「ハアハア、ハアハア」と苦しそうなハジメ。道がかなりの上り坂になってきました。「さっきまでとは、だいぶ様子がかわってきたなあ。」とズビ。「ずいぶん…、坂道を…、上ってきたぞ。」とハジメ。橋の上から川を見下ろすと…。出発した場所とくらべると、川のはばはだいぶ細くなって、まわりは山にかこまれていました。河原(かわら)におりてきゅうけいするハジメ。「あー、水もきれいだなあ」つりを楽しんでいる人もいます。すきとおった川底(かわぞこ)には魚のすがたが。「この川は、山の中から流れてきてたんだ。自然(しぜん)がいっぱいで、しずかないいところだなあ。」とズビ。

scene 03中流には平らな土地が
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今度は、川を下っていきます。「レッツゴー!」山道をぬけると、川の中流。平らな土地が見えてきました。「わあーっ。広いな、ハジメ! このまわりに見えるものはなんだ?」とズビ。「あれは、田んぼや畑だよ。」とハジメが教えます。「同じマチでも、ハジメのすんでいるところとは、ずいぶん様子がちがうんだなあ。」とズビ。「でも、どうして川のまわりには、こんなに田んぼや畑が多いんだ?」と言います。「それはもちろん…」と言いかけて、「あれ? どうしてだ?」とハジメ。そのときズビが、「ん? あれはなんだ?!」と何か見つけました。そっちを見たハジメも、「あーっ?!」とびっくり。

scene 04川の中のふしぎな建物
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とつぜんあらわれた、川の中のふしぎな建物(たてもの)。これはいったい何? 川のそばにいた人に聞くと、「これは『せき』と言います。」と教えてくれました。その人は、せきを管理(かんり)する遠藤(えんどう)さんでした。「川の水をせきとめて、プールのように水をためています。」とのこと。「そんなことできるんですか?!」とびっくりするハジメ。なんと、川の中にかべを作って水をためていたのです。せきでは、かべの内がわに25mプールおよそ500ぱい分の水をためることができるそうです。「そんなにたくさんの川の水を、何に使うんだ?」とズビ。すると…。

scene 05川の水は大切なことに使われていた
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「すごく大切なことに使われているんです。」と遠藤さん。「大切なこと」とはいったいなんでしょう。遠藤さんについていってみると…。「あっ、水が流れてる!」せまい水門から水路へと水が流れ出ていました。実は、ためた川の水はこうして水路に流して、川のまわりの田んぼや畑にとどけられていたのです。「お米や野菜(やさい)は、水がないと作れないので、いつでも水が使えるように川の水を利用(りよう)しているんです。」(遠藤さん)。「なるほど。だから、川のまわりには田んぼや畑がたくさんあるんですね。」となっとくするハジメ。

scene 06わたしたちのくらしをささえる川の水
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水が入った田んぼでは、ちょうど田植えの作業をしていました。「おいそがしそうですね。」とハジメが声をかけると、「ひまそうだな。手つだってけ!」と言われてしまいました。ことわろうとするハジメに、「たまにはハジメも体を動かしたほうがいいぞ。」とズビ。ズビが「ズ~ビ~!」と言うと、ハジメのかっこうが農作業用になりました。「よ~し、やるしかな~い!」ハジメは、人生初(はつ)の田植えにちょうせんします。「足が…あ、あぶない! えー、むずかしいなあ…。」少しこしがいたくなりましたが、川の水はこんなふうにわたしたちのくらしをささえてくれていたことがわかりました。

scene 07川のゴールは海!
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そこからさらに川の下流に行くと…。見えてきたのはたくさんの家。ずいぶんにぎやかになってきました。電車が走る鉄橋や、車がいっぱい走る道路も見えてきました。すると、「フンフン…。なんだかふしぎなにおいがするぞ。しょっぱいような…。」とズビ。「オイラ、空から見てくる!」ズビがとんでいくと、「なんだ、あれは?」川の向こうに広々と広がる水。追いついてきたハジメに「ここはなんだ?」ときくと、「海だよ!」とハジメが言いました。「川の水は海につながってるんだ。ここが川のゴールだよ」とハジメ。「ゴール? やった~! ゴールしたぞ~!」「やった~!」と大よろこびの二人です。

scene 08いろいろな景色、土地の使い方
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部屋にもどったハジメは、川のまわりの様子をイラストにまとめることにしました。「よし、できた!」川のまわりには、いろいろな景色(けしき)や、いろいろな土地の使い方のあることがわかりました。川の上流は、山にかこまれて自然(しぜん)がいっぱいでした。中流に広がる田んぼや畑には、川の水が使われていて、わたしたちのくらしをささえていました。そしてさらに下流に行くと、たくさんの家や大きな道路がありました。

scene 09星に川ができた!
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「同じカワでも、場所によってまわりの様子がずいぶんちがうんだなあ。」と感心するズビ。「星にほうこくしよう~!」ズビが川のイラストを星に送ります。すると…、星に川ができました。「これがカワ~!」「つりができるぞ~!」「お米も作ろう!」星の人たちもよろこんでいます。すると…。「ああああ! 川の流れのように、アイデアがわき出てきたあ! よーし、かくぞ~!」とハジメ。「“カワ”パワーだ!」とびっくりするズビ。「うおおおおお…!」もうれつないきおいでマンガをかき始めるハジメでした。

コノマチ☆リサーチ
“カワ”のまわりには何があるんだ?
今回は上流から下流まで川沿いにまちを探検することに。土地ごとの高低差による特徴や、川の水を生かした田畑の営みなど、具体的な土地利用の分布からまちの地勢をつかむ。
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