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scene 01いろいろなものが一つの店で買えるところ
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ズビがひるねをしていると、「ただいま~!」とハジメが買い物から帰ってきました。「ちょっと買いすぎちゃったかなぁ。」見ると、もやし、トマト、とうもろこし、ラーメン、せんざい、電池、ボールペンなどなど…。「ずいぶんたくさんの店を回ってきたんだなぁ。」と感心するズビ。すると、「店は一けんしか行ってないけど?」とハジメ。「え? これだけいろんなものを一つの店で買えるのか?」とおどろくズビ。「スーパーマーケットだよ。いろんなものを売ってるお店なんだ。」と言われ、「それはどんなお店なんだ? どうしてこんなにたくさんのものが買えるんだ? ハジメ、スーパーマーケットにつれていってくれ!」

scene 02およそ1万しゅるいの商品!
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ということで、何でもそろうスーパーマーケットにはどんなひみつがあるのか調べることにしました。ハジメとズビがたずねたのは、駅の近く、大通りに面したスーパーマーケットです。「こんにちは」とハジメが声をかけたのは、店長の村田さん。この店のリーダーです。まずは、村田さんに店の中を案内(あんない)してもらいました。スーパーマーケットの店内は、とっても広~い! そこに、野菜(やさい)や肉などの食品から、文房具(ぶんぼうぐ)などの日用品まで、およそ1万しゅるいの商品があります。「1万しゅるい! そんなにたくさんあるんだ!」とズビはびっくり。

scene 03ほしい商品を見つけるくふう
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「でもそんなに商品があったら、ほしいものがどこにあるのか、お客さんがまよわないか?」とズビ。するとハジメは、「たしかに…。でも、買い物していて苦労(くろう)したことないなあ。」と言います。何かくふうがあるのかもしれません。夕飯(ゆうはん)の買い物をしながらさがしてみましょう。「今夜はカレーライスにしようかな。」まずは、カレーのルウをさがしにいきます。「どこだっけ?」店内をよく見ると、あちこちに、商品の名前が書かれた看板(かんばん)がありました。これを見れば商品の場所がすぐわかります。『カレー』の看板を発見! 商品だなにたくさんならんだカレールウ。これでよし!

scene 04いっしょに使うものは近くに
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次は野菜(やさい)です。おいしそうなキャベツを見て、「サラダも作ろうかな。」とハジメ。「となると、ドレッシングがほしいなぁ…」と思ったハジメが見わたすと、「あっ! なんだ、近くにあるじゃん!」と、たなにならべられたドレッシングを見つけました。野菜売り場のすぐ近くにドレッシング売り場があったのです。「いっしょに食べたり使ったりするものをなるべく近くにおいて、お客様がすぐに買えるようにくふうしております。」(店長の村田さん)とのことでした。ほかにも、おこのみやきやたこやきの粉(こな)の近くには、やくときに使う道具がいっしょにおいてありました。

scene 05重いものはレジの近くに
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「よし。これでお会計だな。」とレジに向かうハジメ。ところが、「ああ~っ!」とさけびました。「どうしたぁ?」とズビに聞かれ、「カレーライス! ライス! お米がない!」とハジメ。お米を買うのをわすれていたのです。「買いにもどるのはたいへんだなぁ。お米は重いからなぁ。」そのときハジメは、「あっ! レジの近くに、お米がある!」とお米を見つけました。もしかしてこれもお店のくふうなのでしょうか。すると、「そうなんです」と店長の村田さん。「お米は重いので、持ち運ばなくていいように、レジの近くにおいてあるんですよ」とのこと。「なるほど!」とハジメ。

scene 06商品がなくなることはない?
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「買った買った」とハジメがスーパーマーケットから出てきました。「たくさんの商品を、お客さんが買いやすいようにならべて売っているから、スーパーにはたくさんの人が買い物に来るんだなぁ。」とハジメ。すると、「本当にそれだけかなぁ。ほかにもくふうがあるんじゃないか?」とズビが言います。そして、「もうちょっと調べてくる~!」ととんでいきました。「よーし、もう一度たんけんするぞ!」と、スーパーマーケットの店内をとんでいくズビ。「どのたなも商品でいっぱいだ!」と感心。でも、「なくなることとかないのかなぁ?」と気になりました。

scene 07よく売れている商品を調べて用意しておく
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「あ、店長さんだ。何をしているんだろう?」ズビはついていってみることにしました。「最近(さいきん)、何が売れてる?」と店長さんがお店の人に聞いています。「今は暑い時期なので、冷(れい)しゃぶ用のお肉が売れています。」とお店の人。すると、「午後からふやしておこうか。」と店長さん。店長さんはほかにも、はたらいている人たちに声をかけてまわっています。ひょっとして、これも何かのくふう? 何をしていたのか聞いてみると、「あれはね、商品の情報(じょうほう)を収集(しゅうしゅう)してたんだ。」という返事でした。つまり、よく売れている商品を調べて、足りなくならないように用意をしておくのです。

scene 08お客さんの意見を売り場に反映
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店長さんがべつの人に聞いています。「最近(さいきん)、お客様から何か問い合わせある?」お店の人は、「寒天(かんてん)についてよく聞かれます。」と言います。すると、店長さんが何か指示(しじ)を出して、お店の人が寒天をたくさんならべました。「そうか! とくべつな売り場を作って、目立つようにしたんだ!」とズビもなっとく。「お客様が今、もとめている商品は何か。そういうことにつねにアンテナをはって、お客様のご意見を売り場に反映(はんえい)しています。」(店長の村田さん)「みんながほしいものを調べて、売り場を作る。だからたくさんのお客さんが買い物に来るんだ!」とズビ。

scene 09日本全国、世界から毎日運ばれてくる商品
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「というわけで、お店の人の努力(どりょく)も、ひみつの一つだったんだ。」と、部屋にもどったズビがハジメにほうこくしました。「なるほどなぁ。」と感心するハジメ。「それにな、店のうらがわに行ったら、大きなトラックがやってきた。一日10台のトラックで商品を運んでくるんだって。日本全国はもちろん、外国から来た商品もあったぞ。世界50か国以上(いじょう)からとどくんだって!」とズビが言います。「へえーっ!」と、これにはハジメもおどろきました。

scene 10“スーパーマーケット”のひみつ
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そこでハジメは、今日わかったことをイラストにまとめます。「よーし、できた!」調べてわかったことは…。『とってもべんりなスーパーマーケット!』、『いろんな商品が一度に買える!』、『ならべ方がくふうしてあって買いやすい!』、『日本全国、世界とつながって商品を取りよせている!』。でも、それだけではありません。『お客さんのこのみやほしいものは何なのか、はたらく人たちは情報(じょうほう)を集めてお店に生かしていた!』、『だから、たくさんのお客さんがやってくる!』でした。

scene 11星にもスーパーマーケットができた!
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「よーし。星に送るぞ!」ズビがイラストを星に送ります。すると…、星にスーパーマーケットができました。「ほしいものがいっぱいあるぞ!」「買いやすいわね!」「べんりだなぁ!」と、星の人たちもよろこんでいます。“スーパーマーケット”には、まだまだひみつがありそうです。

コノマチ☆リサーチ
“スーパーマーケット”につれていってくれ!
いろんなものを一度に買うことができる“スーパーマーケット”に興味をもったズビ。店には、お客さんが買いやすい工夫や働いている人の努力、他地域とのつながりがあった。