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scene 01山の中におかし工場がある?
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「えーと…」。地図を持ったハジメとズビが山の中を歩いています。「えーと、こっちが北だから、こっちが西で…あれぇ?」 どうやらハジメは道にまよったようです。なぜ二人がこんな山奥(やまおく)をさまよっているかというと…。民奈野市の山の中に、おいしいおかしを作る工場があると聞いたからです。すると、「クンクン、なんだかいいにおいがするぞ!」と言うと、ズビはとんでいきました。あわててあとを追いかけるハジメ。空をとんでいったズビは、森の中に工場らしいものを見つけました。「うん? あそこからかなぁ? いくぞ、ハジメ!」 ズビは建物(たてもの)に入っていきました。

scene 02ケーキやアイスが作られていた
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「わあっ、すごいぞ、ハジメ!」と大声をあげるズビ。中ではケーキやアイスが作られていたのです。「おかしを作る工場って、ここかぁ!」。そこへ、「こんにちは」と、おかし工場社員の尾又(おまた)さんがやってきました。「こちらでは、新鮮(しんせん)なしぼりたて牛乳(ぎゅうにゅう)や旬(しゅん)のフルーツを使った、ケーキやアイス、ゼリーなどを作っております」。ハジメとズビは、尾又さんに工場を案内(あんない)してもらうことにしました。

scene 03とくに気を使うのが衛生面
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「ハジメ、はたらいている人たち全員が真っ白い服を着ているぞ。どうしてだ?」とズビが言いました。「なんでだろう?」 すると、「おかしを作るときにかみの毛や異物(いぶつ)が中に入らないように、あの制服(せいふく)を着ています」と尾又さん。食べものをあつかう工場では、衛生(えいせい)面にとくに気を使っていました。ハジメとズビも白い服に着がえて案内(あんない)されたのは、“クリーンルーム”。ばいきんを落とすために、ていねいに手をあらい、強い風のふく部屋に入って、服についた小さなほこりものがさず取りのぞきます。仕上げは、そうじき。てっていして、ほこりをすい取ります。

scene 04つねに新鮮な原料を使って
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大きな部屋に入ると、機械(きかい)がたくさんありました。ここはアイスを作っている部屋でした。大きなタンクもたくさんあります。「こちらのタンクには牛乳(ぎゅうにゅう)が入っています。」と尾又さん。この工場では、しぼりたての牛乳や、うみたてのたまご、旬(しゅん)のフルーツなど、民奈野市だけではなく近くの地域(ちいき)から、つねに新鮮(しんせん)な原料(げんりょう)を手に入れるようにしていました。

scene 05おかし作りにかかせない“まほうの液体”?
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すると尾又さんが、「おかし作りにかかせないのが“まほうの液体(えきたい)”です。」とコップに入った液体を見せました。「飲んでみますか?」と言われ、おそるおそる飲んでみたハジメ、「これ、水じゃないですか!」 ただの水のようですが、「でも、飲みやすくておいしい!」とハジメ。「この地域(ちいき)では、くせのないすっきりとした天然(てんねん)の水がほうふにとれます。この水でおかしを作ると、素材(そざい)のおいしさを引き出したおかしを作ることができます。」(尾又さん) 「おいしいおかしを作るために、新鮮(しんせん)な原料(げんりょう)や水にとことんこだわっているんだなぁ。」

scene 061分間に500このたまごをわる機械
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つづいて二人が見せてもらったのは、ものすごい速さでたまごを次々にわっていく機械(きかい)でした。「この機械は1分間に500こ、一日20万このたまごをわることができます。」と尾又さん。するとズビが、「ハジメは1分間に何こわれるんだ?」と言いました。ということで、人の手で1分間にいくつたまごをわることができるのか。答えは、やってみなくちゃわからない。スタート! ハジメが次々にたまごをわっていきます。1こ、2こ、3こ、4こ、5こ…。結果(けっか)は、1分間に29こでした。「500こは、むりだあーっ!」とハジメ。「たまごが新鮮(しんせん)なうちにおかしにするために、こういった機械がかかせません。」(尾又さん)

scene 07人の手だけではなくいろいろな機械が活躍
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この会社では、地域(ちいき)の3つの工場で1500人がはたらいています。ケーキを作るときのもりつけや、材料(ざいりょう)のほじゅうなどは人の手で行います。でも、工場では新鮮(しんせん)な原料(げんりょう)を生かして、すばやくたくさんの商品を作らなければなりません。だから、いろいろな機械(きかい)が活躍(かつやく)しているのです。シュークリームは1時間におよそ6300こ。アイスはなんと、1時間に2万本も作っているそうです。「工場では、商品をすばやくたくさん作るために、人の手だけじゃなく、いろんな機械が活躍しているんだなぁ。」

scene 08新商品開発の努力も
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「何だ? 仕事中にケーキを食べているぞ?」とズビ。見ると、社員がケーキを食べながら、「まだパサパサするね。」、「ミルク感がもう少し必要(ひつよう)ですね。」などと話しています。「何をされているんですか?」とハジメが聞くと、「新商品の開発をしています。」と言います。この日は、たまごや小麦などにアレルギーがある人でも食べられるように、大豆や米の粉(こな)を使ったケーキを開発していました。「できるだけ多くの人においしくおかしを食べてもらうために、こうやって試食(ししょく)をして話し合い、よりよい新商品を作っています。」とのこと。「工場では、たくさんものを作るだけじゃなくて、新しいものを作る努力(どりょく)もしているんだなぁ。」

scene 09おいしいおかしを作るために
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部屋にもどったハジメは、工場の仕事をイラストにまとめることにしました。そして…、「できた!」 おいしいおかしを作るために、水やたまご、牛乳(ぎゅうにゅう)など、原料(げんりょう)は新鮮(しんせん)なものを集めるように努力(どりょく)していました。安全な食べものを作るために、衛生(えいせい)面にはとくに気をつけていました。人の手だけではなく、いろいろな機械(きかい)が活躍(かつやく)して、すばやく、たくさんのおかしを作っていました。より多くの人たちに味わってもらいたいと、新商品の開発にも力を入れていました。

scene 10星におかし工場ができた!
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「よーし。星に送るぞ!」 ズビがイラストを星に送ります。すると…、星におかし工場ができました。「おかし工場だ!」「速~い!」「いっぱいつくるぞ!」と、星の人たちもよろこんでいます。「あー、アイス食べよっかなぁ。」と冷蔵庫(れいぞうこ)を開けたハジメはびっくり。「えっ? なんにもなーい! ズビ~、冷蔵庫の中身、全部食べたな~!」とズビを追いかけるハジメでした。

コノマチ☆リサーチ
“工場”のひみつをさぐれ!
安全ですばやくたくさんのものを作る工夫(くふう)や、より多くの人によろこんでもらうための努力(どりょく)など、おかし工場のひみつをさぐる。
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工場機械生産製品原料

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