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scene 01ズビの星で火事が!
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ハジメがマンガをかいています。「どれどれ?」とのぞきこむズビ。そのとき、ズビに星から連絡(れんらく)が入りました。「火事がおきたぞー!」「家や店がもえちゃったぁ!」「せっかくできたマチなのに…。」これを聞いて「えーーーっ!」とびっくりするズビ。「どうした?」とハジメに聞かれ、「星のマチで火事がおきたんだ。すごい速さで火がもえ広がって、店や家がやけちゃったんだって。」と言います。「そうか…。火事は一瞬(いっしゅん)で人の命や大切なものをうばうから、こわいよなぁ。」とハジメ。するとズビが、「オイラ、火事からマチを守るしくみをしりたいぞ!」と言いました。「よし、調べに行こう!」

scene 02火を消し、人を助ける消防隊員
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ハジメとズビは消防署(しょうぼうしょ)にやってきました。消防隊員(たいいん)の戸張(とばり)さんに話を聞きます。消防隊員は、火事がおきた現場(げんば)にかけつけて、火を消したり、人を助けたりするのが仕事です。「あーっ、はしご! おぉー、カッコいい!」火を消すときにかつやくする消防車を見て、ハジメは大こうふん。「119番がこの消防署にかかってくると、この消防車がかけつけるんですね?」とハジメ。すると戸張さんは、「いえいえ。119番はこの消防署にはかかってこないんですよ。」と言います。「じゃあ、どうやって火事の連絡(れんらく)がくるんだ?」とズビ。

scene 03情報が集まる「総合指令室」
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火事がおきたときに連絡(れんらく)する119番。それがつながるのは消防署(しょうぼうしょ)ではなく、まちの中心部にある「総合指令(そうごうしれい)室」でした。24時間いつでも連絡を受けられるように、交代しながらおよそ30人がはたらいています。「どれぐらいの災害(さいがい)連絡が入ってくるかわからないので、指令室で情報(じょうほう)をいったん集めて、消防隊(たい)や救急(きゅうきゅう)隊を向かわせています」(指令員 岡本さん)。 119番の連絡が入ると…。「火事ですか? 救急車ですか?」と、まず、火事なのか病気やけがなのかを確認(かくにん)。そして、くわしい場所やじょうきょうを聞いていきます。

scene 04出動の指令、警察や病院などへの連絡
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情報(じょうほう)が集まると、すぐに火事の現場(げんば)からいちばん近い消防署(しょうぼうしょ)に出動の指令(しれい)を出します。さらに、交通整理などのために警察(けいさつ)署、けが人が多いときは病院、火事の原因(げんいん)によってはガス会社や電力会社などにも連絡(れんらく)します。指令室が中心となって、みんなで火事に立ち向かうのです。指令を受けた消防署の消防隊員(たいいん)は、すぐに着がえて現場に向かいます。どれだけ速いのか、ハジメも体験(たいけん)させてもらうことにしました。ズビがタイムを計ります。

scene 05消防服に着がえる時間は54秒!
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「訓練(くんれん) 民奈野市…」 指令(しれい)が聞こえると、隊員(たいいん)の山口さんがすぐに走り出しました。準備(じゅんび)された消防(しょうぼう)服をすばやく身につけます。「チャックよし! バックルよし!」 一つひとつ確認(かくにん)しながらすばやく着がえていきます。消防服に着がえ終わるまで、54秒! 同じことをしたハジメはというと、2分30秒。まったく追いつきません。「いつも訓練していますので。」と山口さん。「しっかり着ていないと、火にあぶられたとき自分がけがしてしまう。自分がけがしてしまうと、助けられる人も助けられなくなるので」とのことでした。

scene 06努力、準備、訓練
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消防署(しょうぼうしょ)の人たちは、火事からまちと人を守るため、いろいろな努力(どりょく)や準備(じゅんび)をしています。どんな場所でも助けにいけるよう訓練(くんれん)したり、消防署の中で体をきたえたりしています。「こうしたつみかさねが、火事に立ち向かう力になるんだなぁ。」とズビ。ハジメも「消防士(し)さんにまかせておけば、まちは安心だね。」と言います。すると、「でも、大きな火事がいろんな場所でおきて、消防署の人がいなくなっちゃったらどうするんだ?」とズビ。「それなら、こちらに行ってみるといいよ。」と山口さんがチラシを見せました。『民奈野市 消防大会』のお知らせです。「消防大会?」

scene 07消防団とは?
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案内(あんない)された場所に行ってみると…。大きなホースをかかえて放水を行う人たちがいました。これは、消火の速さや動きの正確(せいかく)さをきそう大会なのだそうです。「さすが消防士(しょうぼうし)さんたちの大会だなぁ。ね、消防士さん。」とズビが声をかけると、「ちがいますよ」という返事。「え? ちがうの?」とズビ。その人は、「ふだんは、病院で使うガーゼや注射器(ちゅうしゃき)の販売(はんばい)をしています。」と言います。ほかの人にも聞いてみると、「大学受験(じゅけん)をひかえています。」「タクシーの運転手です。」とのこと。「わたしたちは、消防団(だん)です!」とみなさん。「消防団?」とふしぎそうなズビ。

scene 08「自分たちのまちは自分たちで守ろう」
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火事や災害(さいがい)がおきたとき、消防署(しょうぼうしょ)と協力(きょうりょく)して消火や救助(きゅうじょ)を行うのが消防団(だん)。まちに住む人たちでつくられています。火事がおきないよう見回りをしたり、救助のやり方を教えたり、まちの防災(ぼうさい)に力を入れています。ふだんはべつの仕事をしながら、空いた時間を使って活動しているのです。この消防団が受け持つ地域(ちいき)は、家が密集(みっしゅう)していて道がせまいため、消防車が入りづらいところ。どんなルートでホースをのばせばいいか、前もって話し合います。「マチの人たちも力を合わせているんだなぁ。」とズビ。

scene 09地域の人とも協力して火事からまちを守る
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部屋にもどったハジメは、今日わかったことをイラストにまとめることにしました。そして…、「これでよし!」 おそろしい火事。消防署(しょうぼうしょ)ではたらく人たちは、連絡(れんらく)を取り合いながら、すばやくかけつける! 地域(ちいき)の人たちも、火事に立ち向かう! 消防署と消防団(だん)が協力(きょうりょく)して、火事からまちを守ろうとしていました。

scene 10星に消防署と消防団ができた!
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「さっそく、星に送るぞ!」 ズビがイラストを星に送ります。すると…、星に消防署(しょうぼうしょ)と消防団(だん)ができました。「火事がおきたらすぐ行くぞー!」「みんなでマチを守ろう!」「オーッ!」と、星の人たちもよろこんでいます。「よし! よし! よし!」とガス器具(きぐ)などを指さしてチェックしているハジメ。「何やってるんだ?」とズビに聞かれ、「火の元の確認(かくにん)!」とハジメ。「ぼくたちも気をつけないとな!」と言いました。「おー、えらいぞ! ハジメ!」

コノマチ☆リサーチ
火事がおこった!大変だ!
人々の命や財産を一瞬で奪う怖い火災。ズビとハジメは消防署の仕事について調べるとともに、消防団など災害から地域を守るための活動を知り、その大切さを学ぶ。

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