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scene 01星のマチをもっとくらしやすくしたい…
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「よーし。今日もマンガかくぞ~」と部屋に入ったハジメ。「えーっ!?」。部屋中に、今までかいたイラストがしきつめられていたのです。そのイラストをながめながら、「うーん。どうしたらいいんだ?」とズビがなやんでいます。「一体どうしたんだ?」と聞かれ、「星のマチのミライをもっとくらしやすくしたいと思って、いろいろ考えたんだけど…。わからないんだ!」とズビ。するとハジメが、「ズビ、その答えはきっと、まちにあるよ。これまでみたいに、まちに出かけて調べてみよう」と言いました。「そうだな、調べよう!」

scene 02くらしやすいまちをつくるヒントは?
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というわけで、ハジメとズビは、くらしやすいまちをつくるヒントをさがすことに。「といっても、一体どこに行けばいいんだろう?」とハジメ。するとズビが、「ハジメ! あれを見てくれ!」と何かを見つけました。『まちづくりハウス』と表札(ひょうさつ)のかかった家です。ハジメは家の人に聞いてみました。「ここに『まちづくりハウス』と書いてあるんですけど、ここではどんなことをされているんですか?」。すると小西さんというその人は、「ここは、まちの人たちが中心になって、まちの中のこまりごとや、どうやったらまちが楽しくなるかをいっしょに考えていく場所なんですよ」と教えてくれました。

scene 03まちの人たちが中心のまちづくり
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小西さんたちの『まちづくりハウス』は、この地域(ちいき)でくらすみんなでまちのすがたを考えるためにつくられました。まちの人たちが交流を深めるためのイベントを行ったり、木々の手入れをしてまちの緑を守ろうとしたり、まちの人たちが中心となってくらしやすいまちをつくろうと活動しているのです。「まちの人たちが中心のまちづくりかぁ。気になるぞ!」とズビ。

scene 04理想の公園を自分たちでつくる
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小西さんたちの活動をくわしく教わるためにやってきたのは、近所の公園。水遊びができる場所があったり、木登りができる木がたくさんあったり、気持ちのいい場所です。「実はこの公園は、まちの人が中心になって役所といっしょにつくった公園なんです」と小西さん。以前(いぜん)ここには、まちの中に放置(ほうち)されていた自転車やゴミなどがおかれていました。ここに、まちが新たな公園をつくることを決めました。その話を聞いた地域(ちいき)のPTAや町内会、そして小西さんたちが動き出しました。まちのみんなのための理想の公園を自分たちでつくる。この地域でははじめての取り組みでした。

scene 05みんなが“ほっとする場所”に
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まず小西さんたちは、どんな公園をつくりたいか、まちの人の意見を聞くことにしました。子どもからお年よりまで、だれでもさんかできる話し合いを行いました。お年よりからは「昔なつかしい原っぱがほしい」、小さい子どもからは「水遊びがしたい」、中学生からは「スケートボードで遊びたい」など、公園づくりにきぼうすることは、一人ひとりさまざまでした。「公園って、できたらかんたんにはこわせないので、みんなに“ほっとする場所”だと思ってもらうためには、いろいろな人がなっとくするようにしないといけない」(小西さん)。

scene 06もけいを使ってイメージを具体的に
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そこで小西さんたちは、みんなが考える公園を形にあらわして話し合おうと考えました。用意したのは、手作りのもけいです。公園のどこにどんなものをつくりたいか、もけいの上に表現(ひょうげん)していきました。公園がつくられる現場(げんば)にもみんなで足を運びました。一人ひとりのイメージやきぼうを具体的(ぐたいてき)にすることで、みんなの理想の公園が見えてきました。小西さんたちは、こうしたまちの人たちの話し合いを3年間もつづけました。

scene 07一人ひとりの力がひつよう
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そしてついに、みんなのねがいがこもった『ねこじゃらし公園』がかんせいしました。「子どもが自由に遊べて、斜面(しゃめん)を登って走り回ったり、すごく楽しい公園だと思います」(お母さん)。「自由にボールをけったり、たこをあげたり、ふつうの公園ではできないことができるので、いつまでもその形をたもってほしい」(まちの人)。小西さんは、よりよいまちをつくるためにも、一人ひとりの力がひつようだと考えています。「となり近所の人は知らないとか、あまりおつきあいがないとか、とじこもってしまわずに、まちをつくる一員なんだとみんなに知ってもらいたいと思います」。

scene 08“まちたんけん”はおもしろい!
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「よし。イラストにまとめるか!」。ハジメとズビがアパートにもどってきました。すると、「おおーっ。昭和って感じだなぁ!」と、知らない人がアパートの中のあちこちを見てこうふんしています。「あのう、何やってるんですか?」とハジメが声をかけると、「あ、べつにあやしい者じゃありません。大家さんにちゃんときょかをとっていますから。ここ通ったら、古いアパートだったんで、すごくいいなぁと、つい、たんけんしたくなっちゃった」と言うのです。「みんな、ほんと、“まちたんけん”っておもしろいよね! ずーっとやるからね、たんけん。ついて来てね!」というと、どこかへ行ってしまいました。

scene 09一人ひとりがまちのことを考えて行動する
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「よし。さっそくイラストにまとめるか!」。ハジメは調べたことをイラストにまとめます。そして…、「よーし、できた!」。くらしやすいまちをつくるためには、一人ひとりがまちのことを考えて行動することが大切。そうすれば、ズビの星にも、きっといいマチができる。がんばれ!

scene 10星に帰ることになったズビ
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するとズビが、「ハジメ、このイラスト、星に持っていってもいいか?」と言いました。「え? いいけど。でもどうやって?」とハジメ。するとズビが、「実はオイラ、星に帰ることになったんだ」と言います。「え、そうなの? いつ帰るの?」と聞くと、「今日なんだ…」と言いました。「ええーっ!」とびっくりするハジメ。「幸せにくらせて、おいしいものがたくさんあるマチを、星のみんなと考えながらつくっていくよ! ハジメ、今まで本当にありがとな」とズビ。「ぼくも、ズビのおかげで、このまちがすきになったよ。ありがとな」。ズビは光につつまれて消えていきました。

scene 11空からまた何か落ちてきた?
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数か月後…。「ぼくの名前はハジメ。民奈野市で、マンガ家をやっている。れんさいしているマンガもいい調子で、最近(さいきん)はちょっと売れてきた。あいつも、元気でやってるかなぁ」と考えているハジメ。するとそのとき、上空から何か光るものが落ちてきました。ピカッ、ドカーン! 「うわあっ! ん? この展開(てんかい)、もしかして」。まどを開けて見たハジメは「えーっ?!」とびっくり…。

コノマチ☆リサーチ
これが オイラがつくりたい“マチ”だ!
民奈野市の移り変わりについて学んだズビ。今度は、自分が星に帰ってどんな“マチ”をつくるべきなのかを考えるようになる。自らが社会に参画していくことの大切さを学ぶ。

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