チャプターあらすじを読む
オープニング
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宇宙(うちゅう)のかなたからやってきた、3人の小学生の宇宙人。その目的は、社会科の宿題『日本のくらし』を調べること。3人の相棒(あいぼう)は、ロボットのファンファンです。よろしく! ファンファン。

scene 01いちばんびっくりしたのは「水道」
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チズル、ココロ、トッキーの3人が散歩から帰ってきました。「お帰り。日本のまちはどうだった?」とファンファン。「海に山にまち…うーん、どの地域(ちいき)から調べようかな」と、“地形”が気になるチズル。「人がいっぱい! いろんな話を聞いてみたいなぁ!」と、“人”が気になるココロ。「おもしろそうな歴史がたくさん。早く調べたい!」と、“時間”が気になるトッキー。でも、いちばんびっくりしたのは…、「水道!」とみんな。「じゃぐちをひねると飲み水が出るなんて!」とココロ。「今日は『水道のしくみ』を調べてみない?」とトッキー。「賛成(さんせい)! サポートよろしく! ファンファン!」。

scene 02じゃぐちから飲み水が出てくるしくみは?
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「それにしても、じゃぐちをひねると飲み水が出るって、どんなしくみなんだろう?」とチズル。「きっと、じゃぐちがついた管を地面にさせば、水が出てくるんだよ」とココロ。ファンファンが出したじゃぐちのついた管を、「チズル、手伝って!」と、さっそくゆかにさしてみるココロ。そしてじゃぐちをひねりますが…。水は出ません。「そんなかんたんなわけないじゃん」とトッキー。「じゃ、どういうしくみになってるの?」と聞かれ、「まずはそこから調べましょ」とトッキーが言いました。「よろしく! ファンファン!」。「りょうかい!」。ファンファンは映像(えいぞう)を集めに行きました。

scene 03飲み水のもとは雨
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飲み水のもとになっているのは、実は、雨です。山にふり注いだ雨水は、ゆっくりと土の中にしみこんでいきます。やがて、水は山から流れ出し、川となります。川を下って見ていくと、川の水が取りこまれているところがありました。「取水口」です。そこから送られた先は、「浄水場(じょうすいじょう)」。ここでよごれやにおいを取りのぞかれたり、消毒されたりして、安全な飲み水になります。そして、町なかにはりめぐらされた「配水管」を通り、じゃぐちへとやってくるのです。

scene 04もし長いあいだ雨がふらなかったら?
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「でも、もし長いあいだ雨がふらなかったら、川の水が少なくなってしまうんじゃない?」とトッキー。「日本では、一人あたり一日およそ220リットルの水を使っている。2リットルのペットボトル110本分の量だよ。水道の水は飲み水以外にも、トイレやせんたく、おふろなどいろんなところで使われている」とファンファンが言います。たくさんの水が毎日安定してとどけられているのには、何か工夫があるのでしょうか。「川とか、浄水場(じょうすいじょう)の場所とかにひみつがあるんじゃないかな。調べに行ってくるよ。ファンファン、まずは浄水場に行ってみたい」とチズル。「りょうかい!」。

scene 05安全な水をつくる浄水場
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チズルがたずねたのは、福岡県福岡市の多々良浄水場(たたらじょうすいじょう)です。浄水場で働く山口さんが案内してくれます。この浄水場でつくられた水は、主に福岡市の中心部へとどけられ、およそ22万人の生活をささえています。まず案内されたのは大きな池。川の水の中にあるどろや藻(も)などを取りのぞき、きれいな水だけを集めていきます。続いて、きれいになった水がたまる池へ。でも、まだ飲める水ではありません。さらに、すなや砂利(じゃり)に水を通すことで小さなゴミを取りのぞいていきます。「ろ過(か)」という作業です。最後に消毒をして、ようやく安全な水ができます。

scene 06福岡市内に水をとどける浄水場は5か所
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「ファンファン、福岡市に水をとどける浄水場(じょうすいじょう)が、どこにどれだけあるか知りたいんだけど」。チズルがそう言うと、「りょうかい!」とファンファンは地図を出しました。福岡市内に水をとどける浄水場は、5か所。福岡市では一日およそ40万トン、学校のプール1130杯(ぱい)分の水が使われています。「この地域(ちいき)には水がたくさんあるんですね」とチズルが言うと、山口さんは「いや。実は、福岡市は水が少ないところなんですよ」と言いました。「えーっ、そうなんですか」とおどろくチズル。

scene 07水不足で苦しんだ歴史
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すると、「チズル、こんな資料(しりょう)があったよ」と、ファンファンが昭和53年の福岡市の様子を見せました。水道が止まってしまい、みんなならんで給水車から水をもらっています。この年は雨のふる量がとても少なく、まちで使う水が足りなくなってしまったのです。福岡市には水がほうふな川が流れていないため、雨の量が少なくなるとたびたび水不足が起きていました。――「福岡市は水不足で苦しんだ歴史があるんだね」とトッキー。「くらしに欠かせない水を安定してとどけるためにどんな努力をしているんだろう…。ファンファン!」とココロ。「りょうかい! 調べてみよう」とファンファンが言いました。

scene 08遠くの川から水を引く「導水管」
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「あ!」。福岡市の上空を飛んでいたファンファンがおもしろいものを見つけました。川や田んぼの上を通って遠くまでのびている大きな管。中を水が通っているのです。「導水管(どうすいかん)」といいます。水不足を経験(けいけん)したあと、水をいつも安定してとどけるために作られました。この管がどこからのびているかというと…。九州一大きな川、筑後川(ちくごがわ)。福岡市からおよそ30キロメートルもはなれています。福岡県の市町村やほかの県の地域(ちいき)にも協力してもらい、川の水を分けてもらっているのです。

scene 09万が一にそなえて水をためておく「ダム」
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さらに、こんな努力もしていました。福岡市中心部の近くにある『長谷(ながたに)ダム』。このダムは、5キロメートルはなれた多々良川(たたらがわ)の水をポンプでくみあげてためています。万が一、水が足りなくなったときにそなえているのです。“水の貯金”みたいなものですね。「まちの人の必要な水が安定的に供給(きょうきゅう)できるように、くらしをささえているんです」(福岡市水道局 木村さん)。なるほど!

scene 10もっと調べてみよう!
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「ただいま!」。チズルがもどってきました。「安全に飲めて、いつでも使える水道の水。そのうらにはたくさんの努力があったんだね!」とココロ。「今の水道のしくみができる前はどんなくらしだったんだろう。歴史を調べてみたいなぁ」とトッキー。「まちでくらす人も、水を大切に使う努力をしているんじゃないかな。話を聞いてみたい!」とココロ。「もっと調べてみようよ!」とチズル。「うん!」。

よろしく!ファンファン
水はどこから?飲料水のしくみ
生活に必要な水はどこから来て、どのようにわたしたちのところへ届けられるのか。水の循環や、浄水場の働きを調べ、きれいな水にするための工夫や努力について考える。

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