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scene 01日本はとても地震の多い国
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「今日もはりきって」「日本のくらしを」「調べるぞ!」。そのとき、とつぜんグラグラッと基地(きち)がゆれました。「うわぁっ!」「何? 何なのこれ?」とみんなはびっくり。「これは地震(じしん)だよ! みんな、落ち着いて!」とファンファン。やがてゆれは収まりました。「ねえ、ファンファン。日本って、よく地震が起きるところなの?」とチズルが聞きました。すると、「日本はとても地震が多い国なんだ。たとえば、2017年に日本とそのまわりで起きた震度1以上の地震は、なんと2025回。世界で起きた大きな地震の5回に1回が日本で起きていたんだ」とファンファンが言います。「そんなにたくさん!?」。

scene 022016年の『熊本地震』
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ファンファンが、2016年、熊本県を中心に起きた『熊本地震(じしん)』の映像(えいぞう)を見せました。4月14日と16日の2回にわたって震度7の大きな地震が起きました。熊本城(じょう)をはじめ、20万棟(むね)以上の建物がこわれるなど、とても大きな被害(ひがい)が出たのです。「これだけ大きな地震が起きたら、どうすればいいんだろう」とトッキー。「助けてくれる人とか、いるのかなぁ?」とチズルも考えこみます。「よし。それじゃあ今回は、わたしが調査(ちょうさ)してくる!」とココロ。「よろしく! ファンファン!」。

scene 03県庁の災害対策本部室
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ココロがやってきたのは、熊本県庁の災害対策(さいがいたいさく)本部室。ここは熊本県で災害が起きたとき、対策の中心となる部屋です。ニュースやヘリコプターからの映像(えいぞう)が見られるモニター、県内各地と連絡(れんらく)を取り合う通信設備(せつび)…。災害が起きたらすぐに情報(じょうほう)を集め、どう対応(たいおう)するか決めます。熊本地震(じしん)のときには、すぐに警察(けいさつ)、消防(しょうぼう)、自衛(じえい)隊などの人たちが集まりました。そして、県全体の被害(ひがい)をはあくしたのです。

scene 04国も災害地域を助けてくれる
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こうしてまとめた情報(じょうほう)をもとに、警察(けいさつ)や消防(しょうぼう)、自衛(じえい)隊に出動をいらい。建物の下じきになった人など1700人以上を助けることができました。災害対策(さいがいたいさく)本部室のモニターを使うと、国と直接(ちょくせつ)テレビ会議をすることもできます。「実は、大きな災害が起きたときは、国も助けてくれるんだ」とファンファン。国は、災害が起きた地域(ちいき)にさまざまな専門(せんもん)チームをはけんします。たとえば、自衛隊も国からはけんされています。救助活動だけでなく、ひなん所に水や食べ物を運ぶなど、みんなのくらしを助けてくれます。「テック・フォース」というチームは、被害(ひがい)があった場所をくわしく調べます。熊本地震(じしん)のときには、ドローンを使って、土砂(どしゃ)くずれなどでさらに被害が広がらないかを調べました。

scene 05県や国の助けだけでは解決できないことも
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「県や国が、市町村をサポートしてみんなの命を守っているんだね!」とココロ。しかし、市町村ではこうした助けだけでは解決(かいけつ)できない問題も起きていたのです。

scene 06ひなん所に関する問題
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ココロがやってきたのは、熊本県益城町(ましきまち)役場。益城町は地震(じしん)の被害(ひがい)がとても大きかった町です。多くの家がこわれ、町の人口の半分にあたる1万6千人がひなんしました。「熊本地震のときに益城町ではどんなことが問題になったんですか?」と聞くと、「住民がひなんしたひなん所に関することが問題になりました」と益城町役場の奥村(おくむら)さんが言いました。するとチズルが、「益城町には、どこにどれくらいのひなん所があったの?」と聞いてきました。「これを見て!」とファンファン。

scene 07担当職員が決まっていなかった
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益城町では、公民館や小学校など16か所の建物がひなん所に決められていました。「ひなん所はたくさんあるみたいだけど…」とチズル。「じゃあ、何が問題だったの?」とトッキー。問題は、役場の職員(しょくいん)のだれがどこのひなん所を担当(たんとう)するか決まっていなかったことでした。そのため、役場の職員がひなん所に着くのがおそくなり、すでに大勢(おおぜい)の人であふれていたひなん所は、だれがどこにいるのかわからない状態(じょうたい)だったのです。

scene 08近くの市町村とのれんけいも大切
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こうした問題を解決(かいけつ)するために、益城町ではひなん所ごとに担当(たんとう)する職員(しょくいん)を決めることにしました。こうすれば、災害(さいがい)が起きたとき、職員はどこにいても直接(ちょくせつ)ひなん所に行って、すぐに状況(じょうきょう)をはあくできます。さらに、町のひなん所が足りなくなった場合にそなえて、近くの市町村にも益城町の住民を受け入れてもらえるよう話し合いを始めています。「近くの市町村ともれんけいしながら、課題に取り組んでいく必要があると思っています」(奥村さん)。「なるほど。みんなで力を合わせることが大切なんですね」とココロ。

scene 09住民たち自身の取り組み
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するとファンファンが、「ココロ、町の人たちも自分たちでいろんな取り組みを始めているよ」と言いました。ココロがやってきたのは、益城町のひなん所に指定されている広安(ひろやす)小学校です。体育館で作業しているのは、学校の近くにすんでいる人たちでした。ゆかの上にいろいろな色のテープをはってみて、ひなんしてきた人をどこへ案内すればいいか考えているのです。「トイレ近くにお年よりや体の不自由な人を配置したほうが使いやすいのかなと」。ほかにも、道具が足りているかを確認(かくにん)するなど、大きな災害(さいがい)が来たときにそなえています。

scene 10自主防災組織で災害を乗りこえる
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実はこの人たちは、熊本地震(じしん)のときここでひなん生活を送っていました。でもひなん所にはくらしのルールがなかったのです。800人もの人が集まっていたのに、だれがごはんを配るのか、だれがそうじをするのか、さまざまな問題が起きました。「ひなん所というのはもう一つの家みたいなもの。ルールを作って気持ちよくすごしてもらえるようにしていくことが大切だと思います」。こんなふうに、災害(さいがい)にそなえて地域(ちいき)の人たちで作った組織(そしき)を「自主防災(ぼうさい)組織」といいます。いざというときは住民どうしで助け合って災害を乗りこえられるようにと活動しています。

scene 11もっと調べてみよう!
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「ただいま!」。ココロがもどってきました。「大きな地震(じしん)が起きたときには、市町村や県、国だけじゃなくて、地域(ちいき)の人たちも協力し合っていることがわかったよ」とココロ。「ほかの地域では、どんなふうに地震にそなえているんだろう?」とチズル。「これまでどんな地震があったのか、災害(さいがい)の歴史も知りたいわ」とトッキーも言います。「みんなも調べてみてね!」とココロが言いました。

よろしく!ファンファン
自然災害とともに生きる~地震~
熊本地震の事例をとおして、地震が起こったときに地域と人々を守る県や国の取り組み、さらに、住民同士で助け合う自主防災組織の活動について調べる。

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