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オープニング
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オープニングタイトル

scene 01パンキチにとどいた手紙
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本日も銀河町は晴天(せいてん)なり~。パンキチは一人でおるすばん。手紙(てがみ)をよんでいます。『モンモ、ヒトリデ、オツカイ。チキュウ、クル…。パンキチ、ヨロシクネ…』。「ププッ?」。そこへパンタがかえってきました。「ただいまー。パンキチ、あそびにいこうぜ~。バースがあたらしいゲームやらせてくれるって」。ところがパンキチは、おもちゃばこの中をなにかさがしています。そして、「ププッ、ヘンシン!」と、ふくめんをしてあらわれました。そこへうちゅうバスがやってきた音がします。すると、「プッ、キターッ」。パンキチはあわててどこかへいってしまいました。

scene 02ジゴバットのひみつきちができたらしい
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銀河ノ湯の前(まえ)のバス停(てい)に、うちゅうバスがとまりました。お父さんとピエールさんがはなしています。「いやはや、そうですか。銀河町のはずれの地下街(ちかがい)に…」。「悪名(あくめい)たかきうちゅう人、ジゴバットのひみつきちができたんでございますですよ」。ところがお父さんはジゴバットのおそろしさをわかっていないようです。「ジゴバットはうちゅう中の銭湯をめつぼうさせようと…」。ピエールさんがそういいかけたとき、パンタが出てきました。「パンタさん! ジゴバットがうろついてるかもしれませんからね、気をつけてくださいましね!」。「ハイハーイ!」。

scene 03パンキチによくにた女の子
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うちゅうバスがとびたちました。そこへやってきたパンタがパンキチを見つけて声(こえ)をかけます。「いたいた。おい、パンキチ!」。ところがそれは、パンキチによくにた女の子でした。「ミチ、ワカラナイ。オシエテ」といいます。「コレ、コレ」。女の子が見せた手紙(てがみ)には、『P』のような絵(え)がかいてあります。「ぼく、いそがなくちゃいけないんだけど…」とパンタ。そのよこを、「バース、ゲーム、ヤル、ナラブ、イソゲ、イソゲ」とみんながはしっていきます。「ぼくもはやくならばなくちゃ! ごめんね。ほかの人にきいてくれる。じゃあね~」とパンタはいってしまいました。「ププ~」。

scene 04あの女の子がまたあらわれて
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広場(ひろば)では、みんながバースのあたらしいゲームであそぶじゅんばんをまっていました。パンタもいそいでならびます。ようやくパンタの番(ばん)になったとき、目の前(まえ)にとつぜんあの女の子があらわれました。「うわぁーっ」。女の子は「プププ。ココ、ココ」と手紙(てがみ)を見せます。「なんだよ、びっくりするじゃんか。やっとゲームできるとおもったのに~」とパンタ。「ハヤクシロ」「ミンナ、マッテル」とみんなが口々にいいます。「やんないんなら、ほかの人にかわってあげなよ」とギギ。「そうだね、みんなまってるからさ」とバースもいいます。「ミチ、オシエテ」と女の子。

scene 05マンホールにおちちゃった!
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「う~ん…」とパンタがまよっていると、ドッチロンがあらわれました。「おしえる? おしえない? ドッチ? ドッチ?」。おもわず、「もう、しらないっていったじゃん! あそんでんだから、どっかいって!」と女の子にいうパンタ。「ほら、シッ、シッ」。しょんぼりといってしまう女の子。そのようすを草むらからパンキチが見ていました。「ププ…」。森の中をあるいていく女の子を、ふくめんすがたのパンキチがそっとあとをつけていきます。すると、手紙(てがみ)を見ながらあるいていた女の子は、マンホールのふたがあいているのに気がつかず、あなにおちてしまいました。「ププーッ!」。

scene 06ジゴバットのわるだくみ
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「ゲーヘヘヘ! やっと、かんせいした。『しゅんかんなんでもこおらせ機(き)』だ。こいつをつかえば銀河ノ湯のお湯をいっしゅんでこおらせることができるのだ」。ひみつきちで、ジゴバットがごきげんです。スイッチを入れると、つめたい空気がふきだしてくだものがあっというまにこおりついてしまいました。「どうやってはこぼうか」とかんがえているところへ、「プププ?」と女の子が入ってきました。「だれだ? パンキチ…いや、ちがうな…」。女の子は地図(ちず)を見せて、「ココ、イキタイ」といいます。「ここにいきたいのか。ならば、このジゴバットさまがおしえてやろう。ゲーヘヘヘ!」。

scene 07女の子がしんぱいになったパンタ
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ぶきみなわらいごえが空にもひびきわたりました。「なに? ぶきみね」とギギ。「この声(こえ)は…ジゴバット」とパンタは気がつきました。さっきの女の子がジゴバットにおそわれるところをそうぞうして、パンタはしんぱいになってきました。「こっちにあるいてったよなぁ…」。女の子をおいかけたパンタは、森のなかで女の子を見つけました。「ちょっとまって! このへんに、ジゴバットっていうわる~いやつのひみつきちができたんだって」。でもそれは女の子ではなく、ふくめんをしたパンキチでした。それをきいたパンキチは、「プププーッ!」とはしっていきました。「まって~!」。

scene 08今日からジゴバットの手下?
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ジゴバットが、しゅんかんなんでもこおらせ機(き)をはこぶのを女の子に手つだわせています。「今日(きょう)からおまえは、このジゴバットさまの手下としてこきつかってやるぞ。ゲヘヘヘ」。そこへパンタがかけつけてきましたさ。「あっ、ジゴバット! どこにいくんだよ!」。ジゴバットは、「この迷子(まいご)ちゃんが道(みち)あんないをしてほしいそうだから、オレさまがつれていってやるのさ。ゲヘヘヘ」といいます。女の子はジゴバットをゆびさして「ミチ、オシエテクレル!」、パンタをゆびさして「ミチ、オシエテクレナイ!」といいました。

scene 09パンキチの妹モンモ!?
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そこへ、ふくめんをとったパンキチがかけつけてきました。「プププーッ。モンモー!」。すると女の子が「オニイチャーン!」といったので、パンタもジゴバットもびっくり。女の子はパンキチの妹(いもうと)だったのです。「プププー。ヒサシブリー」。「プププー。モンモ、ゲンキ、ヨカッタ!」。するとジゴバットが、「えーい。先にきさまらからこおらせてやる!」と、しゅんかんなんでもこおらせ機(き)のスイッチを入れました。「あぶない!」。とっさにパンタはモンモをだきかかえて身(み)をかわしました。のこったパンキチに、なんでもこおらせてしまうつめたい空気がおそいかかってきます。

scene 10「パンキチ、スウ。モンモ、ダス」
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そのとき、パンキチの口が大きくあいて、ふきつけてくるつめたい空気をすっかりのみこんでしまいました。「ゴックン、キュ~」。すると、「プププ、グルル~」とモンモのようすがへんです。「どうしたの?」としんぱいするパンタに、「パンキチ、スウ。モンモ、ダス」とパンキチがいったとたん、こんどはモンモの口からつめたい空気がふきだしました。「あぶない!」。とっさにかわしたジゴバットですが、しゅんかんなんでもこおらせ機(き)がこおってしまいました。「ゲゲ、今回(こんかい)はしっぱいだ。くそー、おぼえてろ。けっしてあきらめんぞ。銀河ノ湯がほろぶ、その日まで」。

scene 11一人でおつかいだった
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「プププ。モンモ、フルーツミルク、ヒトリデ、オツカイ」。パンキチは、モンモが一人でちゃんとおつかいできるかしんぱいで、へんそうしてこっそりついていっていたのでした。お母さんがおみやげに、銀河ノ湯とくせいのシャンプーハットをモンモにあげました。「ププ?」。でもモンモがスカートのようにつけたので、みんな大わらい。「でもかわいらしいわね」とお母さんにいわれ、うれしそうなモンモ。…そのころ、ゲーム機(き)であそんでいたバースはおどろきました。「うわぁ、なんだこれ?」。画面(がめん)にふしぎな人かげがうつったのです。「アーアー」とぶきみな声(こえ)で…。

銀河銭湯パンタくん
ちいさい迷子さん
パンタは、パンキチによく似た迷子の宇宙人の幼い女の子に出会う。危険な目に合いそうな女の子をほうっておけず、手助けをすることに。