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オープニング
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オープニングタイトル

scene 01バースの“うちゅうテレビ電話”
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本日も銀河町は晴天(せいてん)なり~。まもなく、50年にいちどの大りゅうせいぐんがやってきます。たくさんのながれ星(ぼし)を見ようと、パンタたちがぼうえんきょうのじゅんびをしています。「ハロー、ハロー」。バースが、ゲーム機(き)をかいぞうしてつくった“うちゅうテレビ電話(でんわ)”ではなしかけました。見たこともない、きいたこともない星と交信(こうしん)できるマシンなのです。スイッチを入れると、しらない星のうちゅう人からへんじがきました。すべてがおやつでできているおやつ星、そして、毎日(まいにち)「べんきょうせい!」としかられるべんきょう星(せい)です。

scene 02リオート星につながった!
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「おもしろいなぁ。ぼくにもやらせて!」。パンタがうちゅうテレビ電話(でんわ)にはなしかけます。でもそれは、銀河ノ湯のせんでんばかりです。そのとき、がめんにふしぎなうちゅう人があらわれました。「アー、アー。こちらは、リオート星(せい)のツーララです」。「つながった!」とよろこんだパンタは、「ぼくは地球(ちきゅう)のパンタ。リオート星ってどんなところなの?」とききました。すると、「ここは一年中、こおりにとざされた、すべてがこおっているせかいなのよ」といいます。とてもさむそうな星(ほし)です。「ねえ、パンタのいる地球は、どんなところ?」とツーララ。

scene 03ともだちも家族もしらない
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「えーとね、海(うみ)もあるし、山もあるし、うちゅう人もあそびにくるし、家族(かぞく)もともだちもみんななかよくすんでる、すっごくいいところだよ」とパンタ。するとツーララは、「すてきな星(ほし)、なのね。でも、『ともだち』って?」とききました。「わたしたちのことよ。こんにちは、ギギよ!」「バースだよ!」「パンキチ~!」とみんな。「パンタは、ともだちがたくさんいるのね。それで、『家族』っていうのはなに?」とツーララ。リオート星人(せいじん)はこおりから一人で生まれて、ずっと一人ですごすので、ともだちも家族もしらないのです。

scene 04いっしょにながれ星を見よう
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「そうだ、ツーララ! 地球(ちきゅう)においでよ!」とパンタがいいました。「そうよ。ともだちになりましょ!」「あしたはみんなで大りゅうせいぐんを見るんだ」「ププッ」「ツーララもいっしょにながれ星(ぼし)見ましょうよ!」「みんなで、うちの銭湯に入りながら見るんだよ」。みんな口々にいいました。「銭湯? ながれ星? たのしそう」。みんなに「おいでよ!」といわれ、「じゃあ、いって、みようかな…」とツーララ。「やったぁ!」。

scene 05銀河町にやってきたツーララ
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いよいよ、大りゅうせいぐんの日。ツーララがうちゅうバスで銀河町にやってきました。「ツーララ!」。「あ! パンタ、パンキチ、ギギにバースね!」。「ようこそ、地球(ちきゅう)へ!」。「ありがとう。わぁ、ずいぶんにぎやか、なのね」とツーララ。「そうだよ。ここでみんな、かいものとかするんだ」とパンタ。するとツーララが、「あ、アイス」と、アイスのお店(みせ)を見つけました。そこへ、ピエールさんがとおりかかりました。なにかいいことないかといいながらアイスをたべていると、「あーっ、あたったぁ!」。アイスがもう一本あたったのです。大あたり!

scene 06こおりをたべて生きている
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「すごい! ピエールさん、アイスあたったの?」とかけよるパンタ。するとピエールさんがツーララに気がつきました。「あらー、そちら、あたらしいおともだちでございますですか」。そして、「ほー。なんともおうつくしい。これ、さしあげます!」と、アイスのあたりぼうをツーララにくれました。「あなたのようにおうつくしいかたによろこんでいただけるなら…」。そのあいだにツーララはもうアイスをたべていました。「まぁ、おいしい」。バースが「ツーララはつめたいものがすきなんだね」というと、「もちろん。わたしたちリオート星人(せいじん)は、こおりをたべて生きているんですもの」といいました。

scene 07ツーララのあたまのかたちが…
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広場(ひろば)でパンタたちがディスクをなげあってあそんでいます。バースがディスクをとりそこねてひっくりかえってみんなで大わらい。それからみんなは銀河ノ湯にもどってきました。「さ、ツーララ。入りましょ」。パンタが「よし。きょうはぼくのぶんのフルーツミルクも、ツーララにあげちゃう」というと、「パンタ、ありがとう」とツーララがほっぺにキスをしたので、パンタはすっかりでれでれしています。ギギといっしょに銀河の湯に入っていくツーララですが…。「プププ。ツーララ、アタマ、カタチ、チガウ?」とパンキチ。

scene 08おふろに入ったツーララが!
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パンタがおふろの中から声(こえ)をかけます。「おーい、ギギ、ツーララ。もうすぐながれ星(ぼし)の時間(じかん)だよー」。すると、「ツーララ? ツーララ! たいへん!」とギギの声がしました。あわてて出たパンタはびっくり。ツーララがとけかかっていたのです。「リオート星人(せいじん)は体(からだ)がこおりでできているのよ。はやく星にかえさなければとけてなくなってしまうわ」。かいほうしていたドレープさんがそういいます。「えぇっ?」。するとツーララがいいました。「わたし、まだかえりたくない。また一人ぼっちになるのは、いやなの。きえてしまってもいいから、みんなといっしょにいたい」。

scene 09「ぼくら、ともだちじゃん!」
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「ツーララ…」とパンタ。すると、ドッチロンがあらわれました。「かえす? かえさない? ドッチ? ドッチ?」。まようパンタ。するとドレープさんが、「ねえツーララ。きえてしまっては、もう、にどとあえなくなっちゃうわ。でも、たとえ一人きりでも、生きてさえいれば、きっとまたあえる。そうおもわない?」といいました。「そうよ、ぜったいまたあえるわよ」「そうだよ」とギギとバース。「それに、ツーララはもう一人ぼっちじゃないよ。だって、ぼくら、ともだちじゃん!」とパンタもいいました。「パンタ…」。そのとき、「プププーッ!」と、パンキチがどこかへはしっていきました。

scene 10しゅんかんなんでもこおらせ機で!
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「パンタ!」。パンキチは、あのジゴバットがつくった『しゅんかんなんでもこおらせ機(き)』をはこんできました。「そうか! ツーララ、そりゃあー!」。パンタはツーララにむけて、なんでもあっというまにこおらせるつめたい空気をふきつけました。たちまちツーララは、もとのこおりのすがたにもどりました。「やったぁ!」。「みんな!」。「あっはっはっは!」。

scene 11“めんどくさ花”のたね?
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夜空(よぞら)を見上げてパンタたちがまっていると、たくさんのながれ星(ぼし)があらわれました。「わぁー!」。「ながれ星に、ねがいごとしなきゃ!」とギギ。「えーと、このよからしゅくだいがなくなりますように」とパンタ。「毎日(まいにち)フルーツミルク、ププーッ!」。そして、「また、パンタたちと、あえますように」とツーララ。「あえるよ、ぜったい」とパンタがいうと、「ありがとう。これ、あげるわ」とツーララはとてもめずらしい花のたねをくれました。「これがさいたら、わたしのこと、おもいだして」。なんという花かきくと、「めんどくさ花」といいます。「めんどくさ花ぁ?」。

銀河銭湯パンタくん
とおい星からのメッセージ
パンタたちが、宇宙通信機で遊んでいると、どこかの星との交信に成功する。パンタたちは、宇宙人の女の子と仲良くなるが、その女の子が病気になってしまう。