チャプターあらすじを読む
オープニング
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『もやモ屋』。それは、まぼろしの映画館(えいがかん)。みればみるほど、頭はモヤモヤ、心もモヤモヤ。さあ、ごらんあれ!

scene 01ヨシトは自分勝手?
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朝、みんなが登校してきました。「今日はみんなでドッジやろうか」とアキジ。「すきだなぁ、アキジ」とタカユキ。アキジにさそわれ、うなずくショウタ。3人が教室に入っていくと…。「ちょっとヨシトくん!」と女子の大きな声が聞こえました。おどろくショウタ。見ると、ヨシトが女子たちにかこまれています。「今日、日直だよね。ちゃんとやりなよ」。「うるせえな」。「うるさいって何?」。「めんどくせえんだよ」。ヨシトはそう言って教室から出ていってしまいました。「またヨシトかよ」とタカユキ。「あいつほんと自分勝手だよな。だからだれにも相手されないんだよ」とアキジ。「うん、まあ…」と答えるショウタ。

scene 02タカユキの新しい定規
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するとタカユキが、「それよかさ、2人ともちょっと見てよ。じゃーん!」と新品の定規(じょうぎ)を見せました。「あ、これ新しいやつじゃん。かっけー」と定規を手に取るショウタ。「何それ?」とみんなも集まってきます。教室にもどってきたヨシトがそんなショウタたちをチラッと見て席(せき)につきました。そこで、授業(じゅぎょう)開始のチャイムが鳴り、みんなあわてて席につきます。じっとヨシトを見るショウタ。ヨシトはショウタの視線(しせん)に気づきますが、「ふん」というふうに目をそらしました。「はぁ…」とため息をついて席につくショウタです。

scene 03ヨシトもドッジボールにさそったけど
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「みんな先行ってるってよ」。くつをはきかえているタカユキとショウタにアキジが声をかけました。「女子はもうみんな集まってるよ」と女子たちも校庭に出ていきます。「早く、ショウタ」。そこへ、ヨシトがあらわれました。「あ、ヨシトさそった?」とショウタが聞くと、「どうせぼくたちとは遊ばないんじゃない?」とタカユキが言います。「でもみんなさそったんだし」とショウタが言ったので、「ヨシト、おれらドッジやるけどやりたいなら入れてやるよ」とアキジが声をかけました。でもヨシトはだまって行ってしまいます。「なんだよあいつ」。「ほら言ったじゃん」と不満(ふまん)げなアキジとタカユキ。気まずいショウタ。

scene 04「ヨシト、どこ行くんだろう?」
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「最初(さいしょ)はグー、ジャンケンポン!」。ジャンケンでチームに分かれてドッジボールを始めるみんな。しかし、ショウタは「あ、ぼく、宿題のことで先生によばれてた」と思い出します。「ごめん。すぐもどってくるから」とかけだすショウタ。先にドッジボールを始めるクラスメイトたち。用事をすませてドッジボールにもどるためにショウタがくつをはいていると、ヨシトもくつをはきかえて出ていきました。『ヨシト、どこ行くんだろう?』。ドッジボールをしているみんなが気になりながらも、ヨシトのあとをつけていくショウタ。すると…。

scene 05ウサギの世話をしていたヨシト
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「よしよし。ほら食べろよ。うちから持ってきたんだ。ほら食べろよ」。ヨシトがウサギ小屋でウサギにえさをやっていました。「な、おいしいだろ? ほら、もっと食べろよ」。いつもとちがって、見たこともないヨシトの笑顔(えがお)におどろくショウタ。『ヨシト、ウサギすきなんだ』。ヨシトの様子をそっと見ていたショウタですが、「あ、行かなきゃ」と思い出して、ドッジボールをしているみんなのところへもどっていきました。「かわいいな、ほら」。ヨシトはウサギにえさをやりつづけています。「目がクリクリしてて、かわいい」。

scene 06「ぼくの定規がない!」
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昼休みが終わってみんなが教室にもどってきました。ショウタはアキジとタカユキといっしょです。ヨシトはひとりで席(せき)にすわっています。近づいて何か言おうとするショウタ。じっと見返すヨシト。ショウタは「はぁ…」とため息をついて席につきます。そのとき、「ない! ぼくの定規(じょうぎ)がない!」とタカユキの声がしました。みんなでさがしますが見つかりません。「さっきまであったのに」としょんぼりするタカユキ。「もう一回さがしてみようよ。どこかにはさまってるかも」とショウタは言いますが、「全部見たよ」とタカユキに言われ、「でも…」とだまってしまいます。

scene 07だれかが定規をとった?
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「さっきまであったんだろ?」とアキジ。「うん」とタカユキ。するとアキジが、「じゃあ、だれかにとられたんだろ」と言いました。「え、まさか」とショウタ。タカユキは、4時間目のあと定規(じょうぎ)は、ふで箱に入れてつくえの中に入れたと言います。「じゃあ、昼休みのあいだにだれかがとったんだよ」とアキジ。「でも、さっきまでみんなでドッジしてたじゃん」とショウタが言うと、「でも、全員じゃなかった」とアキジ。「最初(さいしょ)っからいなかったやつがいるだろ」とアキジが言い、みんなはヨシトを見ました。ヨシトは、だまってまどの外を見ています。

scene 08みんなヨシトをうたがう
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「いこうぜ」。みんながヨシトをとりかこみました。「ヨシト、おまえ昼休みどこにいた?」とアキジ。「どこだっていいだろ」とヨシト。「よくねーから聞いてんだよ」とアキジ。「ぼくの買ったばっかの定規(じょうぎ)がなくなったんだけど」とタカユキ。「知らねえよ、そんなこと」とヨシト。「お前以外(いがい)はみんなでドッジやってたんだよ」。「だからなんだよ。関係(かんけい)ないだろ」。「は? クラスメイトの物がなくなってるんだぞ」。タカユキが、「ヨシト、今出してくれたらそれで終わりにするから」と言いかけたとき、「知らないって言ってんだろ!」とヨシトがどなり返しました。しずまりかえるみんな。

scene 09何も言えないショウタ
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昼休みにヨシトがウサギにえさをやっていたのを知っているショウタ。でもみんなのいきおいに何も言えません。「おまえだろ。いっつもみんなにめいわくかけてるもんな」とアキジ。「ちがう」とヨシト。「じゃあ、なんでどこにいたか言えねえんだよ」。「だからどうだっていいだろ、そんなこと」。「よくないよ。定規(じょうぎ)がなくなってるんだもん」とタカユキ。「知らねえよ」。「どこにいたか言えよ」とあらそいははげしくなっていきます。「なあ、ヨシトあやしいよな。だろ?」とアキジがみんなに言います。「そうだろ、ショウタ?」。「え?」。タカユキもアキジもショウタに同意をもとめますが、ショウタはウサギ小屋のヨシトを思い出し、何も言えません。

scene 10何も言わないヨシト…
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ショウタが自分を見ていると気づいたヨシトですが、すぐ目をそらしてしまいます。「お前もそう思うだろ?」とアキジに言われ、「アキジ、あのう…」と言いかけるショウタですが…。それを無視(むし)するように「早く出せよ」とヨシトにつめよるアキジ。それでも、ヨシトは、横目でアキジをにらむだけで何も言いません。「いいよ、アキジ。もう先生に言うから」とタカユキが言い、「そうだな。いいな、みんな?」とアキジ。みんなも同意(どうい)しています。そんななか、ヨシトは何も言わず、目をそらしたままです。ショウタの心はモヤモヤ…。

もやモ屋
く・う・は・く時間【公正、公平、社会正義/友情、信頼】
クラスメイトの定規がなくなり、大騒ぎに。昼休みにみんなといなかったヨシトが疑われるが、ショウタはヨシトの秘密を知っていて……

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