“英語と歌が得意”なMasa。「♪今日のテーマはスポーツ…」と歌います。一方、“英語勉強中”のTaka。「何、いきなり?」。すると、「世界の人たちはどんなスポーツが好きなんだろうね?」とMasa。そして、「『好きなスポーツは何?』って英語で?」とTakaにたずねました。「ユー プレイ スポーツ ザ ベスト みたいな…」とTaka。「落ち着け。まず、『何?』は英語で?」とMasa。「what」とTaka。「正解。『好き』は?」。「like」。「そう。だから、『好きなスポーツは何ですか?』と聞きたいときは、“What sport do you like?”って聞けば伝わるよ。実際に世界とつないで聞いてみようか」。“Let’s ask.”。
外国の家族と中継(ちゅうけい)がつながりました。“Hello!”。“Hello, I’m Gabriella. Nice to meet you.”。女の子の名前はガブリエラです。今回つながったのは、ブールさんファミリー。「どこの国なんだろうね」。「景色がすごくきれい」。「聞いてみようか」。Masaが“Where are you now?”と聞くと、“We’re in Switzerland.”とガブリエラ。“Switzerland!”とMasaはわかりましたが、「スイッツランド?」とTakaにはわかりません。Switzerlandは、「スイス」のこと。ヨーロッパ内陸の国で、国土の70%が山岳(さんがく)地帯。『アルプスの少女ハイジ』の舞台(ぶたい)となった山々はとても有名ですね。
「じゃあさっそく、好きなスポーツ、聞いてみよう」とMasa。そこでTakaが弟のオリヴァーに、“What sport do you like?”とたずねました。すると、“I like skiing.”という返事。「スキーイングって、“スキー”だ!」とTaka。スイスの国民的スポーツはスキー。家族みんなのスキー用具が家の中には山のようにあります。ガブリエラとオリヴァーが、雪山の見えるおすすめスポットに連れていってくれました。雄大(ゆうだい)な山の景色が広がっています。「めちゃめちゃきれいだね!」。“What a beautiful view!(なんてきれいなながめ!)”と感心するTaka。
Masaが、“We really like your dress.(きみの服、すてきだね)”と言うと、“Thank you.”とガブリエラ。それは、traditional Swiss dress、伝統的なスイスの服でした。「じゃあ、ガブリエラの好きな場所を聞いてみよう」とMasa。さっきと同じパターンで、「場所」はplaceなので、“What place do you like?”とTaka。すると、“Lakes and mountains.”という答え。湖と山が好きなんですね。今度はガブリエラが“What place do you like?”と聞きます。「海外の方にしょうかいしたいのは城(しろ)なんだけど」。Takaが“I like Nagoya Castle.”と答えます。でも、あっさり“I don’t know that.”と言われてしまいました。
家の中へ入りましょう。Takaがたずねます。“What sport do you like?”。すると、“I like schwingen.”とガブリエラ。「シュビンゲン?」。“What is schwingen?”と聞くと、“It’s Swiss wrestling.”。「レスリング?」。スイス発祥(はっしょう)の格闘技(かくとうぎ)シュビンゲン。相手のせなかを地面につけるまで戦う力じまんのスポーツです。“Are you good at schwingen?(シュビンゲンが得意なの?)”と聞くと、“大会で4位になったよ”と言います。“Do you think Taka can win?(Takaは勝てるかな?)”。すると、“練習をたくさんしなくちゃいけなくて、テクニックが必要だからそんなにかんたんじゃないわ”。
ここでクイズタイム! 日本人が知らない、スイスの常識。「すべてのスイスの家にある『部屋』とは?」。“Is that a training room?(トレーニングルーム?)”とTaka。“No.”とガブリエラ。“Is that a playroom?(遊び部屋?)”。“No.”。ガブリエラが“来て。見せてあげる”と言うのでついていくと…。地下に鉄のとびらの部屋がありました。“It’s a shelter.”。「シェルター!」。スイスではおよそ10年前まで、すべての家庭に避難(ひなん)場所を設置しなければならないという法律(ほうりつ)がありました。まどの内側のとびらも重そうです。“Is that heavy?(重い?)”。“Yes.”。“Is that iron?”。“Yes.”。鉄のとびらです。
次はdining room(ダイニングルーム)へ。「好きな食べ物を聞いてみよう」とMasa。Takaが“What food do you like?”とたずねると、“I love cheese.(チーズが大好き)”とガブリエラ。「家にはたくさんチーズがある?」と聞くと、冷蔵庫(れいぞうこ)の中を見せてくれました。“We have lots of cheese.”。いろいろな種類のチーズがあります。ここでガブリエラから質問です。“Taka, Masa, what cheese do you like?”。Takaは、“I like mozzarella.(モツァレラ)”と答えました。“I like mozzarella, too.”とガブリエラ。Masaは、“I like cheddar cheese.(チェダーチーズ)”。“それ、オリヴァーの好物よ”。
Today’s menu「今日のメニュー」は? ホットプレートで何かを焼いています。“What is that?”とTaka。すると、“This is raclette. It’s a traditional Swiss meal.”とガブリエラ。「ラクレット」といって、スイスの伝統的な料理だそうですが、ラクレットとは何でしょう? “Can you show me how to eat it?(食べ方を見せてもらえる?)”とMasa。ガブリエラが、“スライスしたチーズを下に入れてあたためる。それからチーズをパンにかける”と説明します。するとここでトラブルが! チーズをさわってみて“It’s not warm.”とガブリエラ。あたたまっていない? 実は電気のコンセントが入っていなかったのです。
5 minutes later …. 待つこと5分。ようやくプレートがあたたまってきました。“チーズがとけたら取り出して、パンの上にたらすの”とガブリエラ。「すごい、おいしそう!」。MasaとTakaが思わずさけびました。“Look so nice!”とMasa。とろけたチーズをパンやお肉にかけるのがラクレット。熱々をほおばるガブリエラ。「おいしそう!」。“So nice!”。「すっごいのびるね」とTaka。ガブリエラも“It’s really tasty.(本当においしい)”と言います。オリバーくんにも食べてもらいましょう。ちょっとチーズか熱いかな?
ブールさんファミリーに、“I want to go to Switzerland and eat raclette.”とTakaが言いました。すると、“You're welcome anytime.”とお母さんのリサさん。いつでも歓迎(かんげい)してくれるとのことです。“Thank you so much.”、“Thank you.”とMasaとTaka。“What … do you like?”を使ってみたら、スイスのことをちょっぴり知ることができました。