
「日本に来る海外の観光客の人たちって、どこに行ったり、何を食べたりして楽しんでるのかな」とMasa。「やっぱりお寿司(すし)を食べるとか、京都のお寺へ行くとかじゃない?」とTaka。「今日は世界とつながって、もし日本に来たら何をしたいのかを聞いてみない?」。「いいねぇ。日本のどういうところに興味を持っているか知りたいもんね」。「どうやって聞いたらいいと思う?」と聞かれ、「えっとね、『何をしたい?』が“What do you want to do?”でしょ。『日本で』が“in Japan”だから、“What do you want to do in Japan?”」とTaka。「その通り!」。さっそく今日も世界とつながってみましょう。

今回つながったのは、ドラムリックさんファミリー。ルナ、妹のインティ、弟のルカ、お母さんのスベトラナさんです。“Where are you now?”と聞くと、“We’re in Slovenia.”と言いました。スロヴェニアは、山や湖などの大自然に囲まれた、中央ヨーロッパの小さな国。国土の面積は、四国とほぼ同じくらいです。ルナたちのまわりの風景を見せてもらうと、とてもカラフルな家が建ちならんでいました。“Can we see inside your house?”。「家の中を見せてくれる?」とMasa。“Yeah, come!”とルナ。“Let’s go!”とお母さん。

“This is our living room.”。ルナがリビングルームに入っていくと、“Hello!”とインティとルカがソファーにすわっていました。お母さんがキッチンを案内してくれます。とても清潔でスタイリッシュなキッチンでした。“We have a piano.”とお母さん。リビングにはピアノがあります。“Can you play for us?”。「何かひいてくれますか?」とTaka。お母さんがピアノをひいて子どもたちが歌いました。“Wow! That’s great!”。“Very nice!”。TakaもMasaも大喜び。“We know that song!”。「その歌知ってます」とMasaが言うと、“This is a Christmas song.”とお母さん。クリスマスソングです。

すてきな演奏(えんそう)のあとは、ルナの部屋を見せてもらいます。“This is our room.”とルナ。「Our room? あ、みんなでここですごしてるんだ」Taka。“This is my desk.”。ルナのつくえにはタブレットが置いてあります。“Do you draw on your tablet?”。「タブレットで絵をかくの?」とMasaが聞くと、“Yeah, I can show you my drawing.”。“ええ、わたしの絵を見せられるわ”とルナ。“I have a fox, for example.”。“たとえば、キツネ”とタブレットでキツネの絵を見せます。“You’re good at drawing!”。「絵が上手なんだね!」とMasa。ルナはほかにもいろいろな絵を見せてくれました。

Takaがつくえの上の本に気がついて聞きました。“Are those Japanese manga?”。「それは日本のマンガ?」。すると、“Yes, these are Japanese manga.”。ルナが見せたのは『僕(ぼく)のヒーローアカデミア』でした。「マンガも持ってるくらいだから日本のことは好きかな?」とTaka。Masaがたずねます。“Do you like Japan?”。すると、“Yes, I love Japan.”とルナ。喜んだTakaが“Do you know こんにちは?”と聞くと、ルナは“日本語で自己紹介(じこしょうかい)できるよ”と言って、“初めまして。ルナです”と日本語で言いました。“You can speak Japanese well.”。「日本語上手だね」とTaka。

Masaが「日本に行ったことはある?」と聞くと、“Not yet.(まだないよ)”とルナ。そこでTakaが今日のフレーズでたずねます。“What do you want to do in Japan?”。すると、“I want to go to a manga shop.”とルナ。マンガショップに行きたいと言いました。“I recommend Akihabara. Do you know Akihabara?”。「秋葉原をおすすめするよ。秋葉原って知ってる?」とTakaが聞くと、“うん、聞いたことあるよ”とルナが言いました。“Wow!”。“Oh! You know Akihabara? Wow!”。意外だったのでTakaとMasaはびっくり。「今度はインティちゃんにも聞いてみようか」とTaka。

Takaがインティにたずねます。“What do you want to do in Japan?”。すると、“I want to eat sushi.”とインティ。“お寿司(すし)を食べたい”と言いました。Takaが“Can you eat sushi in Slovenia?”と聞くと、“Yes.”とインティ。スロヴェニアにもお寿司屋さんがあるようです。今度はお母さんにたずねます。「日本に行ったことはある?」。すると、“ないわ。でもすごく行ってみたいわ”とお母さん。そこでMasaがたずねます。“What do you want to do in Japan?”。すると、“I want to see your landscapes. And I want to eat your food.”とお母さん。“景色を楽しんで、おいしいものを食べたい”と答えました。

「逆にスロヴェニアのことを聞いてみようか」とTaka。そこで、“Please tell us about Slovenia.”とMasa。すると、“Slovenia is a really beautiful country.”。“スロヴェニアは本当に美しい国よ”とお母さん。“きれいな景色や美しい自然があるから来るといいわ。湖もたくさんあってステキよ”と言いました。“What place do you recommend?”。「おすすめの場所はどこ?」と聞くと、“Bledがおすすめ。世界でいちばんかわいい場所だと思うわ”とお母さん。ブレッドの写真を見た二人は、“Wow! It’s very beautiful!”。湖の中の小さな島には教会があって、多くの人がそこで結婚(けっこん)式を挙げるそうです。

ここでスロヴェニアの食について、“クイズタイム!”。スロヴェニア料理に使われる、日本人も大好きな“ある食材”とは何でしょう? “Is it tuna?(マグロ?)”とTaka。“No.”とお母さん。“Is it seaweed?(海そう?)”とMasa。でも“No.”。そこで“Can you give us a hint?”。「ヒントをもらえる?」とMasa。すると、“日本ではそれを麺(めん)にするわ”とお母さんが言います。“Is it chashu?”とMasa。“No.”とお母さん。「チャーシューって何?って感じかもしれないね」とTakaが笑いました。

“Is it soba?”とTakaが聞くと、“Yes.”とお母さん。「え?」。“Really?”。正解は、“そば”でした。お母さんが見せてくれたのは、“Soba bread.”。手作りの“そばパン”です。“Soba bread?! Wow!”。そう、スロヴェニアは、そば大国。国民一人当たりの年間消費量は、日本の1.5倍ともいわれています。“How is it?(どう?)”。大きなそばブレッドをちぎって食べている子どもたちに聞くと、“Good.”とインティもルナも答えました。“I want to try it. It’s very interesting.”。「ぼくも試してみたいな。すごく興味があるよ」とTaka。

ルナが、“What do you want to do in Slovenia?”と聞いてきました。“I want to see Bled.”。「ブレッドを見てみたいな」とTaka。“スロヴェニアに来るべきよ。ブレッドに連れていってあげるわ”とお母さん。Masaは、“I want to eat soba bread.”。「そばパンを食べてみたい」と答えます。そして、“I want to sing with you.”。「君たちといっしょに歌いたいな」とMasaが言うと、“たくさんの料理とそばのパンを作るわ。ピアノでいっしょに歌いましょう”とお母さんが言いました。“What do you want to do?”を使ってみたら、スロヴェニアのことをちょっぴり知ることができました。