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オープニング
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オープニングタイトル

scene 01今日のテーマ「1,2,3」
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鏡(かがみ)の前に男が一人。数えてみましょう。
1.がーまるちょばのケッチ!。2.鏡の中から、がーまるちょばのヒロ・ポンが出てきた! そこへ、もう一人のヒロ・ポンが!! がーまるちょばが3人に? 
今日のテーマは、「1,2,3」。数のつくことばです。

scene 02故事成語「五十歩百歩」
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数のつく故事成語(こじせいご)、「五十歩百歩」。この前のテスト、マサキは58点だった。マサキのテストを見たタクローは言った。「マサキは58点か。オレは60点だったぞ。もうちょっとがんばらないとなぁ」。そして、ミワに向かって「ミワちゃん、見てよこの点数。オレは60点、マサキは58点だ。どうこれ」と得意(とくい)がった。ミワは思った。「58点でも60点でも、たいしてかわらないじゃない。何言ってるのよ、タクローくんたら。58点も60点も似(に)たり寄(よ)ったりだっつーの!」。これぞまさしく、「五十歩百歩」。

scene 03どっちもどっち
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「五十歩百歩」は、およそ2300年前の中国で、孟子(もうし)という人が王様に語ったたとえ話から生まれた。ある戦(たたか)いで、二人の兵士(へいし)は敵(てき)がせめてくるとにげだした。一人は五十歩にげ、もう一人は百歩にげた。五十歩にげた兵士は言った。「おまえ、おくびょうだなあ、百歩もにげて」。この話を聞いた王様は、「五十歩でも百歩でも、にげたことにかわりない。似(に)たり寄(よ)ったりだっつーの!」。「五十歩百歩」とは、わずかなちがいはあっても本質的(ほんしつてき)には同じことをいいます。

scene 04こんなときにも「五十歩百歩」
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こんなときにも、「五十歩百歩」。虫歯(むしば)だらけの兄弟の場合。
弟「兄ちゃんたら虫歯が8本もあるの。ボクはたったの6本だ。わーい、わーい」。兄「なんだと。おまえの虫歯のほうが大きいじゃないか。やーい、やーい」。歯医者さん「何を言ってる。二人とも似(に)たり寄(よ)ったりだっつーの! ちゃんと歯みがきしなきゃダメーッ」。こんなときには『二人の虫歯のひどさは、五十歩百歩だ』といいます。ツッコミたいときは、「五十歩百歩」と言ってみましょう。

scene 05ことわざ「早起きは三文の得」
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数のつくことわざ、「早起きは三文の得(とく)」。みんな、早ね早起きしてる? 「朝早く起きるといいことがあるよ」ということわざ、それが「早起きは三文の得」。ところで、「三文」の「文」て何だろう。文は、昔のお金の単位(たんい)。三文は、おまんじゅうが1こ買えるくらいの価値(かち)なんだ。つまり早起きすると、ちょっぴりお得ってこと。どんなお得があるのか、教えてくれるのは落語家の春風亭昇太(しゅんぷうてい・しょうた)さんです。

scene 06夜ふかしのおかげで失敗ばかり
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落語家は、おもしろい話「落語」を演(えん)じる人です。話と身ぶり手ぶりだけでお客さんをわらわせたり、ときには泣(な)かせたり。舞台(ぶたい)が終わるのは夜10時ごろ。さらに、以前(いぜん)は家に帰っても夜ふかしをしていました。おそいときにはねるのが3時になってしまうことも。おそくねるから早起きできない。ぎりぎりまでねているので、わすれものばかりしていました。たとえば、着物の帯(おび)をわすれたり、さらには、着物をそっくり全部わすれたこともあったそうです。

scene 07早起きしたらいいこといっぱい!
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失敗(しっぱい)ばかりの昇太さん、ある日を境(さかい)に早起きになりました。きっかけは、マラソン大会。「走ってつかれて早くねたら、次の日びっくり! 朝起きたら6時ごろ。まどをあけて太陽をあびたらすごく気持ちよかった」。早起きをしたら、頭がスッキリ! さらに、わすれものをしなくなったそうです。ほかにも、「時間の余裕(よゆう)ができる。朝ごはんがおいしい。ということは昼ごはんもおいしい。ということは夜ごはんもおいしい。一日中いいことがあるんですよね」。これぞ、「早起きは三文の得(とく)」ですね。

scene 08「数のつく、ことわざ仲間
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数のつくことわざは、ほかにもたくさんあります。「二度あることは三度ある」――二度起こったことはつづけてもう一度起こる、だから注意しよう、ということわざ。「わすれものもねぇ、二度やって注意しているつもりなのに、三度目わすれたりするんだよね。気をつけよう!」(昇太さん)。「一石二鳥」――ひとつのことをしただけで二つ得(とく)をしちゃった、ということわざ。「落語がウケると、ボクもうれしくってお客さんも楽しい。一石二鳥!」(昇太さん)。

scene 09俳句
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「古池や 蛙(かわず)飛(とび)こむ 水のおと」。これは、江戸時代に松尾芭蕉(まつお・ばしょう)がよんだ句(く)です。とてもしずかな古池。あたりには、カエルのとびこむ音だけがひびきわたる。そのあと、いっそうのしずけさが広がります。

scene 10数のかぞえ方いろいろ
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「変身単位(へんしんたんい)! バナナの旅」。みんなでバナナを数えよう! ここは南の国。バナナの木は何て数える? 「一本」。じゃ、ケッチ!によく似たバナナを数えていくよ。収穫(しゅうかく)して箱につめられると、「一箱(ひとはこ)」。南の国から日本にわたったバナナ。八百屋さんにならんだときは、「一山(ひとやま)」。お店にお客さんがやってきました。へたをつかまれたバナナは、「一房(ひとふさ)」。そして、ばらばらに分けられると、「一本」。あれ? バナナの木も「一本」って数えたよね。なんで同じになっちゃったのかな?

scene 11数え方は形に関係している
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バナナの木も「一本」。バナナも「一本」。えんぴつ、かさ、キュウリも「一本」。形を見るとみーんな細長い。細長い形のものは『本』と数えます。では、『一山(ひとやま)』は? 八百屋さんでかごにもられたバナナ。山の形に似ています。だから、「一山」と数えます。『一房(ひとふさ)』は? クッションの四すみについているかざり、名前は「房(ふさ)」。へたに何本もぶらさがっているバナナは、房の形にそっくり。だから「一房」と数えます。「一本」、「一山」、「一房」。ものの数え方は、形に関係(かんけい)しているのです。

scene 12身のまわりのものを数えてみよう
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まだまだつづくバナナの旅。どんな数え方をするのか、考えてみよう。
『一杯(いっぱい)』:ヒロ・ポンはバナナジュースを「一杯」のんだ。
『一切れ』:ヒロ・ポンはバナナを「一切れ」つまんだ。
『一枚(いちまい)』:最後(さいご)にのこったバナナの皮。これは「一枚」。
日本語には、数え方が500種類(しゅるい)もあります。みんなも、身のまわりにあるものを数えてみてください。

ひょうたんからコトバ
1,2,3
数字が使われている言葉を取り上げ、身の周りにある数の表現に気づく。例)・早起きは三文の得・五十歩百歩・変身単位!バナナの旅(一本・一房)

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