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scene 01今日のテーマ「植物」
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がーまるちょばのヒロ・ポンが何かを植えたみたい。じょうろで水をやっています。「早く芽(め)を出せ~」。すると、出た、出た。大きなケッチ!が生えてきちゃった。
今日のテーマは、「植物」。

scene 02故故事成語「助長」
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植物にかんする故事成語(こじせいご)、「助長(じょちょう)」。マサキくんは台所で料理中。家に遊びにくるミワちゃんのために手作りシチューを作っているのです。でも、何か物足りない。「そうだ、ミワちゃんはチョコレートがすきだったな。入れちゃお。それからプリンも、納豆(なっとう)も、あめにポテトチップスにサイダーも。ミワちゃんのため、もっとおいしくなーれ。もっとおいしくなーれ」。ところが、できあがったシチューを味見してびっくり! 「まずいっ! 前のほうがマシだったよ」。
『シチューのまずさを「助長」する』。

scene 03「助長」のはじまり
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「助長」のはじまり。それは今からおよそ2300年前、孟子(もうし)という思想家が、弟子に語ったたとえ話から生まれた。宋(そう)という国にきまじめな男がいた。「うちの畑のなえはなかなか大きくならないなあ。そうだ、引っぱってみるか。なえが成長(せいちょう)するのを助けてあげよう」。男はなえを引っぱり始めた。「もっと大きくなーれ、もっと大きくなーれ」。男は畑のなえをすべて引っぱり、へとへとになって家に帰った。

scene 04助けようとして悪い結果に
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家に帰った男はむすこに言った。「今日はつかれたよ、なえが成長(せいちょう)するのを助けたのさ」。それを聞いたむすこは、「成長を手助け? なんだかいやな予感がする」と、急いで畑に向かった。すると、なえの根はうきあがり、すべてかれていた。「お父さんたら…。あーぁ」。この、なえの成『長』を『助』けようとした男の話にちなんだことばが「助長」。物事をよくしようと力をそえたことが、かえって悪い結果(けっか)を引き起こしてしまう、というときに使います。

scene 05こんなときにも「助長」
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学級新聞の写真係になったテツロウくんの場合。テツロウ「写真って楽しいなー!」。テツロウのとった写真を見た先生「テツロウなら日本一すばらしい写真がとれるぞ。もっとがんばれ。もっとがんばれー」。テツロウ「よーし。みんながびっくりするようなスクープをねらうぞ。やるぞーっ」。『先生のはげましが、テツロウのやる気を助長した』。「助長」は、成長(せいちょう)や発展(はってん)を助けるというときにも使うことがあります。

scene 06ことわざ「桃栗三年柿八年」
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植物に関係(かんけい)することわざ、「桃栗(ももくり)三年柿(かき)八年」。このことわざは、桃、栗、柿それぞれの植物が芽(め)を出してから実をつけるまでの期間を言い表しています。つまり、実がなるまでにはそれなりに時間がかかるということ。人間だって同じです。手品とおもしろいおしゃべりでみんなを楽しませてくれるマジシャンのマギー審司(しんじ)さん。マギーさんのかわいい相棒(あいぼう)といえば、ラッキー。このラッキーを生かしたマジックを生み出すまでには長い時間がかかりました。

scene 07マジックは世界共通
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マジックはおもしろい。そんな気持ちがマギーさんに芽(め)ばえたのは、小学校2年生のときでした。教頭先生が見せてくれた手品に心をうばわれ、見よう見まねで始めたのです。でもそこには、もう一つの理由が。「女の子にもてたかった」。
そして、20歳(はたち)の時。おとずれていたアメリカでプロのマジシャンと出会い、プロのマジシャンを目指します。さらに、ラッキーとも運命的な出会いを果たしました。

scene 08あきらめないでガンバロウ!
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帰国後、マギー司郎さんに弟子入り。ラッキーとともに舞台(ぶたい)に上がりますが…。まったくウケません。「どうすればいいのか?」。ひたすら練習をつづけていた時、「おしゃべりマジック」というアイデアを思いつきます。それはただラッキーを動かすだけでなく、おしゃべりしながら見せるのです。そしてマギーさんは一躍(いちやく)人気者になります。プロを目指して6年。マジックと出会って18年目のことです。「ぼくらも植物と同じように、実をむすぶまでに時間がかかる。桃栗三年柿八年。みんなもあきらめないでガンバロウ!」。

scene 09「植物」のことわざ仲間
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(1)「どんぐりの背比べ(せいくらべ)」――どれもこれも似(に)たり寄(よ)ったりで、とくにすぐれたもののないことをたとえたことわざ。
(2)「まかぬ種(たね)は生えぬ」――原因(げんいん)がなければ何も起こらない、何もしなければいい結果(けっか)はえられない、という意味のことわざ。

scene 10俳句
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「朝顔(あさがお)に つるべとられて もらひ水」。これは江戸時代に、加賀千代女(かがのちよじょ)がよんだ句(く)です。「つるべ」とは、井戸(いど)の水をくむためのしかけ。朝、つるべにからみついた朝顔のつるを切るのがかわいそうなので、となりの家へ水をもらいに行った、という情景(じょうけい)をうたったといわれています。「朝顔に つるべとられて もらひ水」。

scene 11日本語いろいろ
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草や木などの植物は季節(きせつ)ごとにちがったいろどりを見せてくれます。そこからさまざまな色の名前が生まれました。今日は、植物にちなんだ色の名前を見ていきます。
「オレンジ色」を日本に古くからある言い方でいうと…、「橙(だいだい)色」。橙というのは、秋から冬に実るみかんの仲間(なかま)です。「萌黄(もえぎ)色」は、春、芽(め)ぶいたばかりの黄色みをおびた若葉(わかば)の色を表しています。深いむらさきがかった紺(こん)色は、「茄子紺(なすこん)」。みんなも知っているナスの色です。

scene 12「くれのあい」から「くれない」
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じゃ、この色は? 「赤」ともいえますが、ただの「赤」ではありません。「紅(くれない)」です。紅は、中国からつたわった「呉の藍(くれのあい)」とばれた花から名づけられました。その花は、今では「紅花(べにばな)」とよばれています。さいている時は黄色いのですが、かわかして水につけると黄色い色だけが流れ出て真っ赤になります。昔から布(ぬの)をそめるのに使われてきました。何度もそめると、あざやかな紅。

scene 13「かさねの色目」の植物の名前
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およそ1000年前の貴族(きぞく)は、さまざまな色の着物を組み合わせて楽しみました。これを「かさねの色目」といい、植物の名前がついています。白と赤の組み合わせは「さくらがさね」。山ざくらの真っ白な花と赤い若葉(わかば)の二つの色を重ねたのです。こい黄色にうすい黄色の組み合わせは「花山吹(はなやまぶき)」。黄色い花が重なるようにさく山吹の花のイメージです。青むらさきと緑の組み合わせは「桔梗(ききょう)」。葉っぱの緑と青むらさきの花。桔梗の花がさく様子です。

ひょうたんからコトバ
植物
「植物」がぐんぐん育つ季節。そこで、植物の成長に由来する言葉を学ぶ。例)・桃栗三年柿八年・助長・色のなまえ(もえぎ色)

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