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オープニング
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オープニングタイトル

scene 01『きれいな いろ』で『かわいい かたち』
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「こちら管制室(かんせいしつ)、どうぞ」。「こちらトサとホンダです。ぶじにうちゅうステーションへ とうちゃくしました」。うちゅうステーションから見た地球(ちきゅう)のようすをきかれ、「いやぁ、すばらしい」、「いやぁ、すてきですよねぇ」という二人。「色(いろ)とかかたちとか、ぐたいてきなことをおしえてくれ」といわれると、「『きれいな いろ』をしてますねぇ」とホンダ。「なんともいえない『かわいい かたち』をしています」とトサ。それではわからないから、せいかくなことをおしえてくれといわれても、「色は『やさしい いろ』ですね」。「『すきな かたち』です」。

scene 02『かっこいい いろ』で『すきな かたち』
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おもわず、「おまえのすききらい、きいてないから!」とイライラする管制官(かんせいかん)。「きみらがおもったことじゃなくて、『あおい いろ』とか『まるい かたち』のように、だれがきいてもわかるじじつをおしえてほしいんだ!」。するときゅうに通信(つうしん)じょうたいがわるくなって、かんじんなところが二人にはきこえていないようです。ほかになにが見えるかきかれると、「とおくに銀河(ぎんが)が見えます」と二人。「銀河についてくわしくおしえてくれ」といわれ、「それは『かっこいい いろ』ですね」とホンダ。「『すきな かたち』です」とトサ。

scene 03おもったことじゃなくてじじつを!
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「おまえのこのみ、きいてないから!」と管制官(かんせいかん)。「だから、『かっこいい いろ』じゃなくて『しろい いろ』とか、『すきな かたち』じゃなくて『まるくて ちょっとよこにながい かたち』というような、くわしいせいかくなじょうほうがほしいんだ!」。するときゅうに、「たいへんです! UFOがあらわれました!」とホンダ。「一大事(いちだいじ)じゃないか! せいかくなじょうほうをおしえてくれ。じぶんがおもったことじゃなくて、だれがきいてもわかるじじつを!」と管制官。ところがまた通信(つうしん)じょうたいがわるくなって、二人にはよくきこえていないようです。

scene 04『さびしい ビーム』で『おそろしい こと』に?
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「なんか『かっこわるい いろ』ですね」とホンダ。「なに? 『うすよごれた ちゃいろ』とかそういうこと?」と管制官(かんせいかん)。「ぼくは『すきな かたち』です」とトサ。「『まるくて ひらべったい かたち』とかそういうことじゃないの?」と管制官。するとホンダが、「いまUFOから『さびしい ビーム』がはっしゃされました!」とほうこくしました。「さびしいビームが『いやな ほうこう』にむかってます」とトサ。「『おそろしい こと』になるかもしれません」とホンダ。「もっとぐたいてきにおしえて! ビームはどこにむかって、どうなってるんだ?!」と管制室でさけんでいるうちに…。

scene 05“ことばドリル”にちょうせん!
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うちゅうひこうしのほうこくは、どこがまちがっていたのでしょう? 「うちゅうステーションから見たちきゅうはどうだ?」ときかれ、『すきな かたち』ではわかりません。『まるい かたち』ならよくわかります。みんなも、ばんぐみホームページの“ことばドリル”で、「おもったこと」と「見たこと」のつかいわけをれんしゅうしましょう。

scene 06ことばアンケート
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東京・銀座(ぎんざ)のビルの屋上(おくじょう)で田うえをしているみなさん。「おもったこと」と「見たこと」をちゃんとつかいわけてかけるかな。男の人のしゃしんを見て、『かみがた』、『目』、『はな』をせつめいしてもらいます。まず「きのこみたいな かみがた」。わかりやすいせつめいですね。つづいて「やさしい 目」。でも「やさしい」はその人がおもったことなので、どんな目かわかりません。「ほそい 目」ならイメージできます。そして「ふつうの はな」。これも、どんなはなかわかりません。「おおきい はな」ならわかります。しゃしんの人は、「きのこみたいな かみがた」で、「ほそい 目」で、「おおきい はな」の人でした。

scene 07はんにんのにがおえ
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ナガノ警部(けいぶ)とスワ刑事(けいじ)のところへ、スミタさんがやってきました。「れんぞくやさいせっとうじけんのはんにんの顔(かお)を見たのはきみかね?」。スミタさんはベテランのにがおえがかり。もくげきしゃのしょうげんから、はんにんのにがおえをかくのがしごとです。さっそくスワ刑事がせつめいします。「とにかく『わるそうな かお』でしたね。『こわい め』に、『おそろしい くち』をしていました」。すると、「こんなもんだろうなぁ」とスミタさんが見せたのは…。「オニじゃないですか、これは!」とナガノ警部。「こんなやつはいないでしょう」。でもスミタさんは、「わしはいわれたとおりかいただけだよ」。

scene 08にがおえをかきなおすと
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ナガノ警部(けいぶ)がスワ刑事(けいじ)にいいます。「いいか、『わるそうな かお』『こわい め』『おそろしい くち』というせつめいではダメだ。それはきみがおもったことだろ。たとえば、『しかくい かお』『つりあがった め』『おおきな くち』というような、だれもがイメージできることばをつかわないと」。スワ刑事はもう一度(いちど)せつめいします。「えー、『へんな かお』で、『なまいきな め』で、『いやな くち』をしていました」。そのせつめいでスミタさんがかいた顔(かお)は…、「これ、わたしじゃないですか!」とナガノ警部。「わしはいわれたとおりかいただけだよ」とスミタさん。おこりだすナガノ警部。

scene 09はんにんは…
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そこへホンダ巡査(じゅんさ)がかけこんできました。「警部(けいぶ)! れんぞくやさいせっとうじけんのはんにんが特定(とくてい)できました!」といいます。「よくやった! では、そのはんにんの顔(かお)のとくちょうをせつめいしてくれないか」とナガノ警部。「えーと、『あかい かお』に、『まるい め』に、『ひらたい はな』のやつです」とホンダ巡査。「そう! そういうことだよ。わかりやすいじゃないか!」とよろこぶナガノ警部。スミタさんがそのせつめいをもとにかいたにがおえを見て、「そうです! わたしがもくげきしたのはこいつです!」とさけぶスワ刑事(けいじ)。そのにがおえは…。

scene 10“ことばドリル”にちょうせん!(2) 
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スワ刑事(けいじ)のはんにんのせつめいは、どこがまちがっていたのでしょう。「はんにんは、どんな顔(かお)だった?」ときかれ、『へんな かお』ではわかりません。『しかくい かお』だとよくわかります。みんなも、ばんぐみホームページの“ことばドリル”で、「おもったこと」と「見たこと」のつかいわけをれんしゅうしましょう。

scene 11うたっておぼえる漢字ドリル
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うたっておぼえる漢字(かんじ)ドリル、『目』のうた。「♪目のした にょろり よく見よう 立って木を見る うちの親(おや) 目のした ハをかいて 貝になる 目がよこ 貝で お買(か)いもの 一(いち)口ソ一で 一ノ貝 これは『頭(あたま)』の おぼえかた 立(たつ)ノ ノノノ 一ノ貝 これでみんなの 『顔(かお)』になる♪」。

ことばドリル
おもったこと と 見たこと
【形容詞(主観と客観)】「きたない色のセーター」など、語り手が主観的な色づけをすると、事実が正確に伝わらない。思ったことと見たことを区別して表現する。

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