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オープニング
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scene 01ロボの“はじめてのおつかい”
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「みなさん、ごらんください。わたしがつくったロボットが、せかいのロボット史上(しじょう)はじめて、おつかいをせいこうさせてもどってきました」。サカイはかせが記者(きしゃ)たちにはっぴょうしました。「おーっ」とはくしゅがおこります。「しかも、おつかいのかんそうもいえるんですよ」とはかせ。「ハカセ、イッテキマシタ」。かってきたものをロボがはかせにわたします。はかせの大こうぶつのパイナップルです。記者が、おつかいのかんそうをたずねました。すると、「ウレシカッタ」とロボ。「おぉ、すごい!」。記者たちもおどろいています。

scene 02おつかいのかんそう
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さらにたずねます。「一人でのおかいものは、むずかしくなかったですか?」。すると、「ミチニマヨイマシタ。デモ、シンセツナヒトガタスケテクレマシタ」といいます。「そのとき、どうおもいましたか」ときくと、「ウレシカッタ」。さっきとおなじこたえです。「どううれしかったんですか」「『ウレシカッタ』だけでは記事(きじ)にはならないんです」と記者(きしゃ)たち。はかせがあわててフォローします。「いやいやいや、ちゃんといえますよ。どういうふうにうれしかったんだ? ロボ」。でもやっぱり、「ウレシカッタ」。ところが、「なになに? むねがじいんとするほどうれしかった。そうかそうか」とはかせ。

scene 03どううれしかった?
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「いってませんよ」「これじゃ記事(きじ)にはならないな…」と記者(きしゃ)たち。あわてたはかせは、「ちょ、ちょっとまってください。ロボ、ほかになにがあった?」とききました。すると、「カエルトキ、キュウニアメガフッテ、オミセノヒトガカサヲカシテクレマシタ」とロボ。「それでどういう気もちになりましたか」ときかれ、こたえはやっぱり、「ウレシカッタ」。はかせが「ど、どううれしかったんだ? なみだがでるほどうれしかったんだろ?」ときいても、やっぱり「ウレシカッタ」。記者たちは、「しょせんロボットだから感情(かんじょう)がないんだな」とかえろうとします。

scene 04ウレシカッタ…ウレシカッタ…
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「ちょ、ちょっとまってください。ロボ、ほら!」とはかせにいわれて、「カエリミチ、アメアガリノソラニニジヲミマシタ」とロボ。「ほら、感情(かんじょう)がなくてこんなことがいえますか、ね」とはかせ。記者(きしゃ)たちも感心(かんしん)しますが、やっぱり、「ウレシカッタ」。それをきいて、「かえろ、かえろ」「時間(じかん)のむだですね」と記者たち。「ちょっとまってくださいね。いってくれ、ロボ。『こころもはれるほどうれしかった』って」としつこくロボにいうはかせ。するとロボは、「ウレシカッタ。ウレシカッタ…ウレシカッタ…ウレシカッタ…」と、とまらなくなり…。

scene 05“ことばドリル”にちょうせん!
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おつかいにいってきたロボ。どんなふうにうれしかったのでしょう? 「はじめておつかいをしたときのかんそうは?」ときかれ、「うれしかった」だけではよくわかりません。「ぞくぞくするほどうれしかった」ならよくわかります。みんなも、ばんぐみホームページの“ことばドリル”で、「うれしいきもち」のつたえかたをれんしゅうしましょう。

scene 06ことばアンケート
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おわらい芸人(げいにん)のたまごのみなさんは、「うれしかったときのきもち」をちゃんとかけるかな。さいきんうれしかったできごとをかいてもらいます。まず、「だいすきなスイカがたべられてうれしかった」。どううれしかったのか、これだけではよくわかりません。すると、「…ほっぺたがおちるくらいおいしくて、うれしかった」とかきくわえました。これなら、どうしてうれしかったのか、よくわかりますね。つづいて、「おんなのことふたりでぶじはなびにいけてうれしかった」。どれくらいうれしかったのかきくと、「…これでなつがおわってもいいぐらい、うれしかった」とかきくわえました。そんなにうれしかったんですね。

scene 07ゆうえんちにいってかいた文章
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小説家(しょうせつか)の面倒田(めんどうだ)やめる先生のところへ、へんしゅうしゃのホンダが、げんこうをとりにきました。「まったく、めんどうだったよ。わざわざゆうえんちにいって文章(ぶんしょう)をかくなんて」と面倒田。「面倒田先生とゆうえんちのとりあわせが、しんせんじゃないですか。これはもうヒットまちがいなしです」とホンダ。「あー、よむのがめんどうだ」といいながら、面倒田はげんこうをよみはじめます。『ゆうえんちにいきました。まずかんらんしゃにのりました。たのしかったです。つぎにコーヒーカップにのりました。たのしかったです。ジェットコースターもたのしかったです』。

scene 08『たのしかった』ばかりではつたわらない
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「ちょっと先生。『たのしかったです』ばっかりじゃないですか」とホンダ。「そりゃそうだろう。ゆうえんちなんて、たのしむための場所(ばしょ)なんだから」と面倒田。するとホンダは、「それはそうなんですけどね、『たのしかったです』ばっかりじゃ、たのしさがぐたいてきにつたわってこないんですよ。『たのしくてゆめのなかにいるようでした』とか、『たのしくてワクワクがとまりませんでした』とか、たのしさのひょうげんっていろいろあるじゃないですか」といいます。面倒田は、「いやあー、めんどうだなぁ。めんどうだ、めんどうだ」といいながらかきなおします。

scene 09たのしさをイメージしやすいひょうげんを
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「できた!『ゆめのなか』とか『ワクワク』とかかけばいいんだろ?」。面倒田がよみあげます。『まずかんらんしゃにのりました。たのしくて、まるではこのなかにいるようでした。つぎにコーヒーカップにのりました。たのしくて、クルクルがとまりませんでした。ジェットコースターもたのしくて、きぶんはきゅうこうかでした』。「きぶん下がってどうするんですか、先生。たのしくなさそうにきこえちゃいますよ!」とホンダ。「ぜんぶ、のりもののとくちょうをそのままいってるだけですよね。たのしさをイメージしやすいひょうげんを入れてください!」。面倒田はしぶしぶかきなおします。

scene 10またまためんどうな先生
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そこへ、ホンダに電話(でんわ)です。「はい。げんこうはまもなくもちかえるところでして…。あっ、ちょっと先生! どこいくんですか!」。にげてしまう面倒田。見ると、つくえの上にげんこうが。「あれ? かけてる」。『まずかんらんしゃにのりました。たのしくて、まるでゆめのなかにいるようでした。つぎにコーヒーカップにのりました。たのしくて、ワクワクがとまりませんでした。ジェットコースターもたのしくて、こどものころにかえったようでした』。ちゃんとかけています。さらにつづきがありました。『そんなたのしいきぶんも、へんしゅうのホンダのかおをみたとたんきえさりました』。「はぁー。まったく、めんどうな先生だ」。

scene 11“ことばドリル”にちょうせん!(2)
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面倒田(めんどうだ)先生のげんこうは、どこをかえるともっとよくなるのでしょう。『とてもたのしかったです』ではよくわかりません。『たのしくて、まるでゆめのなかにいるようでした』。これならよくわかります。みんなも、ばんぐみホームページの“ことばドリル”で、「たのしいきもち」のつたえかたをれんしゅうしましょう。

scene 12うたっておぼえる漢字ドリル
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うたっておぼえる漢字(かんじ)ドリル、『人』のうた。「♪人はだれでも いい人だ イーッとなったら にんべんだ 木のあるところで 休みましょ 本を体(からだ)にのせながら 一 口(くち) たてはね 何(なに)かしら ノ 一 たて 二で 作(つく)ろうよ うえにノがついて ぎょうにんべん く ム タ(た)をのばして 後(うし)ろだよ♪」。

ことばドリル
うれしくて たのしくて
【形容詞(動詞での表現)】子どもの文章は、よく「うれしかったです」などの決まり文句で終わる。「うれしくて○○ました」など、細かい気持ちを伝える方法を知る。

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