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オープニング
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オープニングタイトル

scene 01目の前にばくだんが!
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「おーい! こっちだぁ!」。ナガノ隊長(たいちょう)が金あみのむこうでさけんでいます。ホンダ隊員(たいいん)とスワ隊員がかけつけてきました。「隊長、ここにいたんですか!」「はぐれてしまったのでしんぱいしましたよ!」。たすけだそうとする二人に隊長がいいました。「おちついてきいてくれ。目の前(まえ)に箱型(はこがた)のものがあるだろう。おそらくこれは、ばくだんだ」。びっくりする二人。ばくだんのタイマーがうごいています。おなじようなばくだんを解体(かいたい)したことがあるという隊長は、指示(しじ)にしたがってばくはつをとめるように、二人にいいました。

scene 02『これ』をきってくれ
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「ばくはつをとめるには赤いコードだ。ホンダ隊員(たいいん)、『これ』をきってくれ」。隊長(たいちょう)は、目の前(まえ)の赤いコードをゆびさしました。ところがホンダ隊員は、「『これ』ですね。わかりました」と、自分(じぶん)の目の前の赤いコードをきります。「なにやってんだ! 『それ』じゃなくて、わたしがいってるのは『これ』だよ! いいか、『これ』というのは、自分にちかいところのものをいうときにつかうんだ。だから、わたしが『これ』といったら、わたしにちかいほうのコードをきるんだ!」と隊長。そのとき、ばくだんからけむりが出てきました。「おまえが『それ』をきったからだよ!」。

scene 03『それ』をきってくれ
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「とりあえず、先にタイマーをとめよう。タイマーをとめるには青いコードだ。スワ隊員(たいいん)、『それ』をきってくれ」。隊長(たいちょう)は、スワ隊員の目の前(まえ)にある青いコードをゆびさしました。ところが、「はい! 『それ』ですね」。スワ隊員は隊長の目の前の青いコードをきってしまいました。とたんに、タイマーがきゅうにはやくうごきだします。「ちがうよ! いいか、『それ』というのは、あいてにちかいところのものをいうときにつかうんだ。だから、きみにちかいほうのコードをきるんだよ!」とさけぶ隊長。「隊長、のこり時間(じかん)がどんどんへっています!」。

scene 04『これ』?『それ』?『あれ』?
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「おまえが『これ』をきったからだよ! こうなったときは白いコードだ。いいか、『これ』をきってくれ」。隊長(たいちょう)は目の前(まえ)の白いコードをゆびさします。「どれですか。『それ』ですか、『あれ』ですか、それとも『これ』ですか」。スワ隊員(たいいん)があやしい黒(くろ)いコードをゆびさしたので隊長があわててとめます。「『それ』はぜったいにだめだよ!」。ところがホンダ隊員は「もうわかんないから、『それ』きっちゃおう」と黒いコードをきりました。とたんにへんな音がなりひびき、あわててにげだす二人。そのとき、隊長はばくだんのでんげんに気がつきました。「『あれ』をぬいてくれ!」とたのむと…。

scene 05“ことばドリル”にちょうせん!
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隊員(たいいん)たちは、どのコードをきればよかったのでしょう。「『これ』をきってくれ!」と、隊長(たいちょう)がコードをゆびさしたのに、隊員が自分の目の前(まえ)のコードをきるのはまちがい! 隊長の目の前のコードをきるのが正解(せいかい)! みんなも、ばんぐみホームページの“ことばドリル”で、『これ』『それ』『あれ』のつかいわけをれんしゅうしましょう。

scene 06ことばアンケート
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サロンオーケストラのみなさんは、『これ』や『それ』をじょうずにつかえるかな。いろいろなもののなかから、とってほしいものを、『これ』『それ』だけをつかってあいてにつたえるゲームをしてもらいます。男の人が女の人に、「『これ』をとってください」といいました。『これ』だけでわかるのでしょうか。「これですか」。「ちがいます」。つぎはうまくいくかな。「じゅんこちゃん、『それ』をとってください」。「さちこちゃん、これであっていますか」。「ちがいます」。『これ』『それ』『あれ』はべんりなことばですが、名前(なまえ)をいわないときちんとつたわらないこともありますね。

scene 07わたし『これ』にするわ
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「あー、ハイキングたのしかったぁ」。スワ家(け)の三人がかえってきました。「もう、おなかぺこぺこ」とナオコ。ばんごはんをいまからつくるのもたいへんなので、そば屋(や)から出前(でまえ)をとろうとお父さんがいいました。「メニューを見てすきなものをたのみなさい」と電話(でんわ)をかけます。「やったぁ!」。よろこんだナオコがメニューを見ていいました。「わたし、おもいきって『これ』にするわ!」。ゆびさしたのは、『丸(まる)ごといせエビてんどん』です。でもお父さんには、ナオコのメニューは見えません。「『これ』ってなんだ? 『カレーどん』か? 850円の」とお父さん。「ちがうわよ、『これ』よ」とナオコ。「『このはどん』か? 650円の」。

scene 08『それ』ってなんだ?
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「どれなんだ。はやくしなさい、電話(でんわ)がつながってるんだ」とお父さん。そこでお母さんが「じゃ、わたしは大こうぶつの『それ』にするわ」とゆびさしたのは、『特上(とくじょう)てんねんうなぎどん』です。「『それ』ってなんだ? 『おやこどん』か? 900円の」とお父さん。「ちがうわよ、『それ』よ」とお母さん。「『それ』ってなんだ? 『きつねそば』か? 650円の」。「じゃなくて、『それ』よ」とお母さん。するとお父さんがおこりだしました。「なんなんだ、さっきから! こんなにメニューがあるなかで『これ』や『それ』といってもつたわらんだろう。きちんとりょうりの名前(なまえ)をいいなさい」。

scene 09だけどそれは、『あれ』だからさ…
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「じゃあ、ちゃんとりょうりの名前(なまえ)をいうわね。丸(まる)ごといせエビてんどん、3000円!」とナオコがいったので、「さ、3000円?!」とお父さんはびっくり。「わたしもきちんというわ。特上(とくじょう)てんねんうなぎどん、5000円!」とお母さん。「ご、ご、5000円?!」と、もっとびっくり。「さあ、たのんでちょうだい」といわれ、「いや、だけどそれは、『あれ』だからさ…」とお父さん。「なんなのよ、『あれ』って?!」。「いや、だから、ほら、『あれ』じゃないか…」。「『あれ』じゃわからないでしょ。ちゃんといってよ!」とナオコにいわれ、「だから、『あれ』といったら『あれ』だ!」とお父さん。

scene 10いつもの『あれ』を4つください
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すると、「ほーほっほっほっほ」と、おじいさんが入ってきました。「親子(おやこ)げんかはやめるのじゃ」といいます。「ナオコ、『あれ』じゃわかりづらいかもしれんが、さっしてあげなさい。しんぱいせんでも、わしがみんなにごちそうしてやろう」というと、おじいさんは電話(でんわ)に出て、「もしもし。いつもの『あれ』を4つください」とそば屋(や)にいいました。「『あれ』ってなに?」ときたいするナオコ。ところがおじいさんがいったのは、「400円の『もりそば』4つ」でした。「えーっ」とがっかりする三人。「ほーほっほっほっほ」と、たからかにわらうおじいさんでした。

scene 11“ことばドリル”にちょうせん!(2) 
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「ナオコ、なにをちゅうもんする?」。「わたし、『これ』がいいな」。ナオコがたのみたいメニューは、どれでしょう。このばあいは、「きつねそば」はまちがい! 「おやこどん」が正解(せいかい)! みんなも、ばんぐみホームページの“ことばドリル”で、『これ』『それ』『あれ』のつかいわけをれんしゅうしましょう。

scene 12うたっておぼえる漢字ドリル
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うたっておぼえる漢字(かんじ)ドリル、『男と女』のうた。「♪たて かぎ たて 二 田んぼのなかで 力しごとの 男たち ノ 米(こめ) 田んぼの 番(ばん)をして 一 たて はねたら 町へゆく く ノ 一 たちは 女たち ちょんちょんうって 母(はは)になる 市場(いちば)にいるのは 姉(あね)のほう 一と木をかいて 妹(いもうと)よ♪」。

ことばドリル
これ と それ
【指示詞】文章の中で同じ言葉が続く場合は「これ」「それ」などの指示詞を使うと便利。でも、まぎれるおそれもある。「これ」「それ」の「伝わる使い方」を理解する。

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