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オープニング
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オープニングタイトル

scene 01またまたおかしなメニュー
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ファミリーレストランでメニューを見ていたお客(きゃく)が、店員(てんいん)をよびました。「いらっしゃいませ。ご注文(ちゅうもん)は?」。お客は、「ごめんね、いつも。このメニュー、またまたおかしいよね。このポテトサラダのせつめい」といいます。そこには、『ざいりょうのじゃがいもは、てんちょうが高安(たかやす)へいってかってきました!』とあります。「この“高安”ってどこなの? じゃがいもが有名(ゆうめい)な町なんだろうけど」。すると、「高安はきんじょのスーパーです」と店員。「だったら、『きんじょのスーパーの高安へ』ってかいてくれないと、ふつうのお客はわからないでしょ?」。

scene 02“ラムール”でしゅぎょうした?
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「つぎもそうだよ。ほら、このカレーライスのせつめい」とお客(きゃく)。メニューには、『このあじをだすために、シェフがラムールでしゅぎょうしました!』とあります。「これもわからないよね」というと、「え? カレーライスもしらないんですか?!」と店員(てんいん)。「じゃなくて。この“ラムール”がどこだかわかんないっていってんの。インドかどこかのカレーが有名(ゆうめい)な町なんだろうけど」。すると店員は、「ラムールは、うらのカレーやさんです」といいました。「だったらさぁ、『うらのカレーやのラムールで』ってかいてくれないとわかんないでしょ」とお客。「はあ…」と店員。

scene 03“サカイ1ごう”がりょうりをはこぶ?
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「ほら、つぎもそうじゃん。こういうのだまってられないんだよね」と、お客(きゃく)はつぎのメニューを見せました。「このオムライスのせつめい。『できたてを、サカイ1ごうがせきまでおもちします!』って」。すると店員(てんいん)は、「サカイ1ごうが、りょうりをはこべるようになったんです!」とうれしそうにいいます。「そんなの店員さんだったらだれだってできるでしょ。ていうか、この“サカイ1ごう”ってあだ名でしょ? ちゃんとこう、『店員のサカイが』ってかいてくれないと」とお客。「いや、あだ名っていうか…」。

scene 04“サカイ1ごう”とは…
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そのとき、ほかのお客(きゃく)が大きな声(こえ)でいいました。「すみませーん。オムライスまだですかぁ?」。すると…。ガシャン、ガシャン…。ガシャン、ガシャン…。お客の前(まえ)をロボットがとおっていきました。「オムライス、オマタセシマシタ」。お客はびっくり。「え? サカイ1ごうってロボット?!」。「はい…」。ロボットはお客に「ゴユックリドウゾ」といって、さっていきました。ガシャン、ガシャン…。

scene 05“ことばドリル”にちょうせん!
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ファミリーレストランのメニューを、しらない人にもわかるようにかくには、どこをなおせばよかったのでしょう? 『てんちょうが高安(たかやす)へいって“わざわざ”かってきました』はまちがい! 『てんちょうが“きんじょのスーパーの”高安へいってかってきました』が正解(せいかい)! これならわかります。みんなも、ばんぐみホームページの“ことばドリル”で、しらない人にもきちんとつたわるかきかたをおぼえましょう。

scene 06ことばアンケート
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小学校(しょうがっこう)の先生たちは、しらない人にもきちんとせつめいできるかな? 『これは、サカイはかせがつくったロボットです』。このロボットのことをしらない人にもきちんとつたわるように、せつめいをかき足してもらいます。どうやってうごくかしつもんした先生は、『でんち100ぽんで、12じかんうごきます。』とかき足しました。はなせるか、やわらかいかかたいかをしつもんした先生は、『あたまとからだがしかくでできています。やわらかいそざいでできています。12じかんうごけるはたらきものです。もちろんはなせます!』とかき足しました。ぶんしょうをかくときは、しらない人にもわかるようにせつめいすることがたいせつです。

scene 07ロボットの日記
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「えー、きょうは、わたしのつくったロボットが、アルバイトをしたたいけんを日記(にっき)にかいたということで、はっぴょういたします」。サカイはかせが記者(きしゃ)たちにいいました。「ロボットが日記までかけるなんて、すごいじゃないですか」。記者たちも感心(かんしん)しています。「さあロボ、きみのアルバイトについてかいた日記を、よんでくれたまえ」とはかせ。するとロボが、「『ワタシノアルバイト』 キョウハ、ファミレスデバイトヲシテ、オオイソガシデシタ」とよみました。「なるほど。よくがんばったな、ロボ」とはかせ。

scene 08くわしくせつめいすると
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「え…それだけですか? これじゃ、バイトでなにをしたのかぜんぜんわかりませんよ」「記事(きじ)をよむ人はバイトのことをなにもしらないんですから」と記者(きしゃ)たち。あわててはかせは、「ロボ、きょうのバイトについてくわしくおしえてあげなさい」といいました。「バイトダイ、50エンデシタ」とロボ。「じゃなくて、バイトのないようだよ。じゃあ、かこう」。はかせは、ロボの手をとりながら、日記(にっき)に自分(じぶん)でかき足しました。『きょうは、ファミレスでバイトをして、おおいそがしでした。りょうりをつくるてつだいをしました』。

scene 09ほとんどはかせがかいた?
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「でもこれじゃあなぁ、まだせつめいが足りないんだよなぁ」と記者(きしゃ)。あわてて、「ロボ、この“てつだい”というのは、どういうことだったんだ?」ときくはかせ。でも、「バイトダイ、50エンデシタ」とロボ。「じゃなくて! じゃ、かこう、かこう…」。はかせはまた自分(じぶん)でかき足します。『たまごを100こわりました』。ようやくどんなバイトだったかわかってきました。「でもこの日記(にっき)、ほとんどはかせがかいたじゃないですか」。「ロボじゃなくはかせがかいたら記事(きじ)になりませんよね。しっぱいさくのロボットのあいてをしてられないですからね」とかえろうとする記者たち。

scene 10こうふんしたはかせが…
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すると、「ちょっとまちなさい! いまのはききずてなりませんな!」と、はかせがおこりだしました。「しっぱいさくですと? わたしはこのロボをつくるために、すごいどりょくをしたんだ!」とはかせ。「ハカセ、ドンナドリョクヲシタノカワカリマセン」とロボ。「それはもう、ものすごくどりょくをしつづけたんだ!」。「ドンナドリョクヲシタノカワカリマセン」。「それはもう、なみたいていのどりょくではなかった!」。「ドンナドリョクヲシタノカワカリマセン」。「どりょくしたんだ。どりょくしたんだ。どりょくしたんだ…!」。ロボではなく、はかせがけむりをふきだしはじめ…。「おお、これは記事(きじ)になるぞ!」。

scene 11“ことばドリル”にちょうせん!(2)
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ロボの日記(にっき)には、どんなせつめいが足りなかったのでしょう? 『バイトだいは50えんでした。』はまちがい! 『りょうりをつくるてつだいをしました。』は正解(せいかい)! これならわかります。正解はほかにもあります。みんなも、ばんぐみホームページの“ことばドリル”で、しらない人にもきちんとつたわる、ぶんしょうのかきかたをおぼえましょう。

scene 12うたっておぼえる漢字ドリル
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うたっておぼえる漢字(かんじ)ドリル、『色(いろ)』のうた。「♪クのした めがね みぎまげ はねて 色というじの できあがり 土のしたがわ ノ たてはねて ちょんちょんうったら 赤い色 王さま つきぬけ 月青く ノに お日さまで 白い色 一(いち)に 白いで 百になり 一本たせば 自分(じぶん)の自♪」。

ことばドリル
しらない人に せつめいする
【文章表現(説明する)】「しんちゃんとあそびました。」と言うだけでは、相手は「しんちゃん」が誰か分からない。相手の立場に立って説明を加える必要性を理解する。