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オープニング
ないようを読む

(オープニングタイトル)

scene 01人間となかよくなりたいポポ、ビビ、テテ
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「わたし、えるえる! おせわがかりの、ようせい! そして…」。えるえるといっしょにいるのは、人間(にんげん)となかよくなりたいようせいたち、ポポ、ビビ、テテの三人。人間とはなしてみたいけど、うまくはなすってむずかしい。「だから、ここで、しゅぎょう中~!」とポポ、ビビ、テテ。気もちがつたわるようにはなせると、まほうの“エールドロップ”がもらえて、人間界(かい)にいけるよ! ♪えるえる えるえる つたえーる つたえるほうほう かんがえーる♪

scene 02きのうのことをはなしはじめるビビ
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「ポポ、テテ、きいてきいて! きのう、わたし、お出かけしたの!」。ビビがうれしそうにいいます。「ちょっとすわるね」。ポポとテテはすわりました。ビビがはなしはじめます。「わたし、お出かけするときはいつもリボンをつけていくのよ。きのうはすっごく天気がよくて、気もちがよくて。でね、朝(あさ)ごはんに、大すきな目玉やきと、あったかいやさいスープをたべたの。ねぇ、きいてる?」とビビ。「はい。きいてますとも。朝ごはんをたべたんですよね」とテテ。「そうなの。朝ごはんたべて、おようふくをきがえたんだけど、わたしは大すきなむらさき色(いろ)のワンピースをきたの…」。

scene 03はなしがながすぎてわからない
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ビビのはなしはつづきます。「三つあみに何色(なにいろ)のリボンをつけるかすっごくまよって、オレンジもかわいいかなっておもって。でもやっぱりピンクかなっておもって、ピンクのリボンをつけました。おばあちゃんのうちにいったら…」。ふとポポとテテを見たビビ、「あれ?」。ポポとテテは頭(あたま)をかかえています。「はなしがながすぎて、なにをいってるのかわからなくなっちゃったんだ」とポポ。「えー! どうしてわかってくれないの?」とビビ。すると、花がしぼんでしまいました。「はーい、わたしの出番(でばん)ですね~!」とえるえる。「♪えるえる~ ふりかえーる♪」とまほうをかけました。

scene 04“ふりかえーる”で気づいたこと
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どうしてつたわらなかったのか、ふりかえってみましょう。――『朝(あさ)ごはんたべて、おようふくをきがえたんだけど、わたしは大すきなむらさき色(いろ)のワンピースをきたの…三つあみに何色(なにいろ)のリボンを…オレンジもかわいい…やっぱりピンクかなって…おばあちゃんのうちにいったら…』。――ここで、「ストーップ!」とえるえる。「なにか気づいた?」とビビにたずねます。「うーん…。わたし、しゃべりすぎ?」とビビ。それをきいて、「おぉ~!」とかんしんするえるえる。「じゃあ、わたしから、ヒントのおくりもの」といいました。

scene 05“つたえーる”ヒント『しぼっていうと』
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「♪えるえるえーる つたえーるために かんがえーる♪」。えるえるがうたいながらまほうのつえをかざすと…。花のはっぱがひかって、『しぼっていうと』ということばがうかびあがりました。「しぼっていうと?」とビビ。「そう。いいたいことを、しぼっていうの」とえるえる。「え? どういうこと?」とビビにはわからないようです。すると、「まかせて!」とえるえるがいいました。

scene 06「だれが」、「どうした」
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『だれが』、『いつ』、『どこで』、『なにを』、『どうした』の五つのことばがあります。「このなかでひつようなのは、これだけ」とえるえるがビビに見せたのは、『だれが』と『どうした』です。「『だれが』、『どうした』?」とききかえすビビ。「そう、たとえばこの絵(え)」と、えるえるがテテの絵を見せます。「『だれが』、『どうした』でせつめいしてみて」といわれ、「テテが、チョウチョやミツバチといっしょ」といいかけたビビは、「あ! テテが、とんでいる」といいなおしました。

scene 07「だれが」、「なにを」、「どうした」
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「そう! こんどはこれ」。えるえるがつぎの絵(え)を見せます。「だれが、どうした?」とえるえる。すると、「ポポが、たべている…。えっ、これでだいじょうぶ? なにをたべているかいわなくていいの?」とビビがたずねました。すると、「いいことに気がついたね」とえるえる。「そういうときは、『だれが』、『なにを』、『どうした』でつたえてみて」といいます。「ポポが、リンゴを、たべている」とビビがいいなおしました。「そう! みじかくしぼっていうと、わかりやすいの」とえるえる。

scene 08いらないことばは…
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「じゃあこんどは、ながい文を『だれが』、『どうした』にしぼってつたえるれんしゅうをしよう」とえるえる。ロープにほしてある5まいのTシャツを見て、「まずは、なんてかいてある?」といいます。Tシャツにかかれたことばをビビがよみあげます。『きのうのあさ』、『わたしは』、『がっこうのかだんに』、『あかいはなを』、『うえました』。そこでえるえるが、「『だれが』、『どうした』にしぼっていうと?」ときくと、「『だれが』…わたしは、『どうした』…うえました」とビビ。「だから…、これと、これは、いらない!」。ビビは『きのうのあさ』、『がっこうのかだんに』、『あかいはなを』とかかれたTシャツをはずします。

scene 09ことばをしぼりすぎたときは…
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のこったTシャツのことばを見ながら、「わたしは、うえました」とビビ。すると、「あれ? ちょっとしぼりすぎたかな?」とえるえる。「えー?」とかごの中をのぞいたビビは、「あっ、そうか!」と、『あかいはなを』とかかれたTシャツをとりだして、ロープにもどしました。「できた! わたしは、あかいはなを、うえました」とビビ。「そう、できた! じゃあビビ、これを見て! えるえる、エール!」とえるえるがまほうのつえをふりました。

scene 10「こんなにながくはなしていたの!」
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ビビがポポとテテにいったことばがならんでいます。『わたしは大すきな』、『むらさきいろのワンピースをきたの』、『えるえるがかわいいってほめてくれたのよ』、『みつあみに』、『なにいろのリボンをつけようか』、『すっごくまよって』、『オレンジもかわいいかなっておもって』、『でもやっぱりピンクかなっておもって』、『ピンクのリボンをつけました』、『おばあちゃんのうちにいったら』、『ピンクのリボンかわいいねって』、『ほめてくれたの』。「これは…」とビビはびっくり。「さっき、こんなにながくはなしていたの。ビビ、どうする?」とえるえるにいわれ、「これはいらない。これもいらない…」とはずしていくビビ。

scene 11もういちどはなすビビ
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「ねぇ、さっきのはなしなんだけど」。ビビがポポとテテにいいました。「つづきですね」とうんざりしたようなテテ。すると、「そうじゃないの。みじかく、しぼっていうね」とビビがいったので、ポポとテテは顔(かお)を見あわせました。ビビがはなしはじめます。「きのう、わたしは、むらさき色(いろ)のワンピースをきたの。三つあみに、ピンクのリボンをつけました」。はなしがわかりやすくなったので、「うんうん、それで?」とポポもきょうみをもちました。「おばあちゃんが、そのリボンをほめてくれたの。とってもうれしかった!」とビビ。「よかったね!」。「ビビのおはなし、とってもよくわかりました」。

scene 12“エールドロップ”を見つけた!
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「よかった!」とよろこぶビビ。そのとき…。「見て!」とポポ。しおれていた花がまた元気(げんき)になりました。そして花のまんなかに…。「あ、エールドロップ!」。ビビが“エールドロップ”を見つけました。「わたしの気もちがつたわった!」。ビビが“エールドロップ”を手にとります。「ビビ、人間界(にんげんかい)にいけるね!」とポポ。「やったぁ! イェーイ!」とみんな大よろこびです。「しぼってはなしたら、きのうのできごと、ちゃんとつたわったね!」とえるえる。

scene 13おはなししよう
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ビビが人間界(にんげんかい)にやってきました。「みんな、きのうのできごとを、みじかくはなしてね」とビビ。まず、いのくん。「いのくんは、きのうなにがあったの?」とビビがたずねます。「きのう、ぼくは、学校にいったよ。ねんどで、ひみつきちをつくったよ」といのくん。「それでそれで?」とさらにきくと、いのくんは「じょうずにできて、とってもうれしかったよ」といいました。「よかったね」。「うん!」。

scene 14気もちがつたわるってうれしい!
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つぎは、りあちゃん。「りあちゃんは?」とビビがきくと、「きのうは、おともだちと、こうえんにいったよ」といいます。「うんうん、それで?」とさらにきくと、「みんなで、すべり台(だい)とかブランコでたくさんあそんだから、すっごくたのしかったよ」といいました。「たのしかったんだ。よかったね! 気もちがつたわるって、うれしいね!」とビビもうれしそうです。

えるえる
はなしがながいね
昨日の出来事を長~く話してしまうビビに、えるえるがヒントの贈り物をします。「だれが」「どうした」でしぼって話せば、短く伝えられるかも!

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