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オープニング
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(オープニングタイトル)

scene 01人間となかよくなりたいポポ、ビビ、テテ
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「わたし、えるえる! おせわがかりの、ようせい! そして…」。えるえるといっしょにいるのは、人間(にんげん)となかよくなりたいようせいたち、ポポ、ビビ、テテの3人。人間とはなしてみたいけど、うまくはなすってむずかしい。「だから、ここで、しゅぎょう中~!」とポポ、ビビ、テテ。気もちがつたわるようにはなせると、まほうの“エールドロップ”がもらえて、人間界(かい)にいけるよ! ♪えるえる えるえる つたえーる つたえるほうほう かんがえーる♪

scene 02ビビの作文はっぴょう
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テテ、ビビ、ポポがやってきました。「今日(きょう)の作文(さくぶん)はっぴょう会(かい)はビビの番(ばん)ですね」とテテ。「うん…。わたしのほしいふくについてはっぴょうするね」とビビ。ビビはちょっと元気(げんき)がないようです。ビビが台(だい)にあがり、はっぴょうします。「わたしのほしいふく。わたしはむらさきいろがだいすきです。だからわたしがほしいふくはむらさきいろのフリルがたくさんついているワンピースです。そのワンピースをきてどんなところへお出かけしたいかというと、お花ばたけにいきたいです。そこできれいなお花の中でミツバチさんとおはなしがしたい…」。

scene 03なにをいってるのかわからない?
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ビビのはっぴょうがつづきますが、テテとポポは顔(かお)を見あわせて首(くび)をかしげています。「おや…?」としんぱいそうなえるえる。「これで、わたしのはっぴょうをおわります」。そういってビビが台(だい)からおりました。「ねぇ、どうだった?」とビビにきかれ、「えっと…、むらさきいろがすきなこと…はわかりました」とテテ。「でも、あとは…なにをいってるのか、わからなかった」とポポ。「えー! どうしてつたわらないの?」とがっかりするビビ。すると、花がしぼんでしまいました。「わたし、やっぱりよむのにがて~!」とビビ。

scene 04“ふりかえーる”で気づいたこと
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「はーい、わたしの出番(でばん)ですね! ♪えるえる~ ふりかえーる♪」とえるえるがまほうをかけました。つたわらなかったのは、なんでかな?――『わたしのほしいふく。わたしはむらさきいろがだいすきです。だからわたしがほしいふくはむらさきいろのフリルがたくさんついているワンピースです。そのワンピースをきて…きれいなお花の中でミツバチさんとおはなしがしたい…』。――ここで、「ストーップ! なにか気づいた?」ときかれ、「自分(じぶん)ではつたわるようにいったつもりなんだけど、そうきこえなかったのはなんでかな?」とビビ。「じゃあわたしから、ヒントのおくりもの」とえるえるがいいました。

scene 05“つたえーる”ヒント『こえのデコボコ』
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「♪えるえるえーる つたえーるために かんがえーる♪」。えるえるがうたいながらまほうのつえをかざすと…。花のはっぱがひかって、『こえのデコボコ』ということばがうかびあがりました。「『こえのデコボコ』?」とビビ。するとえるえるが、「さっきビビがどんなふうにはっぴょうしていたか、わたしがまねしてみるから、きいていて」といいました。えるえるがビビをまねしていいます。『わたしはおまんじゅうよりアップルパイがすきです。どうしてかというとハチミツたっぷりだからです』。「どう?」とえるえる。

scene 06大きくゆっくりいうところ、小さくいうところ
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「ずっとおんなじちょうしで、ひらべったいかんじ。なにをいってるかわからなかった」とビビ。「うん。こんどは、べつのいいかたをするから、きいてみて」とえるえる。もういちどいいます。『わたしは、おまんじゅうよりアップルパイがすきです。どうしてかというと、ハチミツたっぷりだからです』。「どう?」とえるえる。「うん、よくわかった! 大きくゆっくりいうところや、小さくいうところがあったよね。これが、『こえのデコボコ』なんだ!」とビビもわかったようです。「そう。つたえたいことを、大きくゆっくりいうと、わかりやすいの」とえるえる。「わかった!」とビビ。

scene 07声の大きさにあわせて“山のふだ”を
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「こんどはビビの番(ばん)。さっきの『わたしはむらさきいろがだいすきです』でやってみない? 声(こえ)の大きさにあわせて、この“山のふだ”を出してみよう」と、えるえるが大きな山のふだと小さな山のふだを見せました。ビビがもういちどよみます。「わたしは、むらさきいろがだいすきです。だから、わたしがほしいふくは」。ここでビビが大きな山のふだを出します。「むらさきいろのフリルがたくさんついている、ワンピースです!」。ビビのはっぴょうをきいて、「ビビがいちばんつたえたかったのは、『むらさきいろのフリルがたくさんついているワンピースです』ってところ?」とえるえる。「そう!」。

scene 08つたえたいことを、大きくゆっくりはなす
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「でも、『わたしはむらさきいろがだいすき』ってことは、つたわらなくてもいいの?」とえるえる。「そうか! むらさきいろがだいすきってこともつたえたい。もういちどやってみる!」とビビ。「わたしは、むらさきいろがだいすきです」と小さな山のふだを見せるビビ。つづけて、「だから、わたしがほしいふくは」と大きな山のふだを見せて、「むらさきいろのフリルがたくさんついている、ワンピースです!」といいました。こんどは、むらさきいろがすきなことも、フリルがたくさんついたワンピースがほしいこともわかりました。「つたえたいことを、大きく、ゆっくりはなす。『こえのデコボコ』。わかった!」とビビ。

scene 09もういちどビビのはっぴょう
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「ねぇ、みんな。もう一回(かい)はっぴょうさせて」とビビがテテとポポにいいました。「はい。ビビ、いいよ」とテテ。「ビビ、がんばれ!」とエールをおくるえるえる。ビビが台(だい)の上にあがってはなしはじめます。「モグラの親子(おやこ)。きのう、わたしはモグラの親子にあいました。お母さんモグラと、4ひきの子どもがいました」。ポポもテテもたのしそうにきいています。「いちばん小さい子どものモグラがおくれてしまったので、お母さんモグラがあわててくわえていきました。とってもかわいかった」。はっぴょうをおえて、ビビが台からおりました。

scene 10“エールドロップ”を見つけた!
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「4ひきの子どもがいるモグラの親子(おやこ)にあったこと、とてもよくわかりました」。「お母さんモグラが小さい子どもモグラをくわえたこともわかったよ」。テテとポポがいいます。「ほんとう? ありがとう!」とうれしそうなビビ。そのとき…。「あっ、見て!」。しおれていた花がまた元気(げんき)になりました。そして花のまんなかに…。「エールドロップ!」。ビビが、エールドロップを手にとります。「わたしの気もちがつたわった!」。「ビビ、人間界(にんげんかい)にいけるね」。「やったぁ!」と三人は大よろこび。「つたえたいことを、大きくゆっくりはなしたら、ちゃ~んとつたわったね!」とえるえる。

scene 11おはなししよう!
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ビビが人間界(にんげんかい)にやってきました。おともだちになった人間の子に、ほしいふくについてききます。「どんなふくがほしいの?」とビビがきくと、「わたしは、キリンのかかれているようふくがほしい。どうしてかというと、キリンさんは首(くび)がながくて、かっこいいからです。わたしは、そのふくをきて、お出かけにいきたい」とおともだちがおしえてくれました。「キリンさんがかいてあるようふくがほしいんだ。ゆっくり大きな声(こえ)ではなしてくれたから、よくわかったよ。気もちがつたわるって、うれしいね!」とビビもうれしそうです。

えるえる
うまくはっぴょうしたい
作文の発表をしたら、「何を言っているかわからない」と言われてしまったビビ。そこでヒントの贈り物「こえのデコボコ」。伝えたいことを大きくゆっくり言うと伝わるかも!

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