チャプターあらすじを読む
オープニング
ないようを読む

オープニングタイトル

scene 01いろいろな「割る」
ないようを読む

竹を「割(わ)る」。卵(たまご)を「割る」。鏡開きで、ふたを「割る」。くす玉を「割る」。でも、「12÷4=3」など、割り算の「÷」は、そのどれともちがいます。

scene 02イッシー人の「三人で分ける?」
ないようを読む

石田くん、石井くん、石野くんの3人のイッシー人が、たくさんあるみかんを3人で分けます。石田くんが「まかせなさ~い」とスコップを持ってきて、ザッザッと3つに分けました。でも数えてみると、「17コ、15コ、10コ」とばらばらでした。やり直しです。まず、3人がみかんを10コずつ取って運びました。続いて石田くんだけが10コ持っていきました。みかんの数を数えてみると、「20コ、10コ、10コと、あまりが2コ」という分け方になってしまいました。

scene 03もっと細かく分けていくと…
ないようを読む

そこで、もっと細かく分けてみます。ひとりが5コずつ取り分けていきましたが…。数えてみると、「15コ、15コ、10コと、あまりが2コ」でした。今度はもっと細かく、ひとりが3コずつ取り分けていきます。すると、「15コ、15コ、12コ」に分けることができ、あまりは出ませんでした。さらに細かく分けることにして、ひとり1コずつ取っていくと…。やっと、14コずつ、公平に分けることができました。「42コ÷3人=14コ」です。

scene 04もうひとりあらわれたイッシー人
ないようを読む

「よかった、よかった」と3人が喜んでいると、どこからか「お~い!」という声が聞こえてきました。近くの井戸(いど)の中から聞こえるようです。井戸をのぞきこんでみると、「今いくよ~」という声がして、だれかが出てきました。出てきたのは、地底から来た白い石のイッシー人、白石くんでした。白石くんもみかんがほしいようです。

scene 05「42÷4=」をブロックを使って表す
ないようを読む

それでは、小学生のみんなに、42コを四人で分けてもらいます。Aグループ、Bグループ、Cグループ、Dグループに分かれて考えます。使うのは、42コのブロック。「42÷4=」をブロックで形に表すのです。Aグループは、まず、「10コずつ四つに分けて、あまりが2」という形で「42÷4=10 あまり2」を表しました。

scene 06「あまり」ではなく「足りない」という式
ないようを読む

Dグループの男の子は、ちがう考え方をました。「44コだと割(わ)れるので、真ん中をはずせばいい」と言います。できた形は、たてが4コ、よこが11コの形を作って、真ん中を2コぬいた形です。これは、「42コを四人で11コずつ分けると、2コ足りない」ことを表しています。「42÷4=11 足りない2」という式になります。

scene 07「1/2」、「1/4」を使って表す
ないようを読む

Bグループの女の子が、ブロックを2つに切ることを考えました。三角の形に半分に切り分けたブロックを使うと、「42÷4=10と1/2」と表すことができました。Aグループも、ブロックを半分に切っています。そしてさらに半分に切ります。そのほうが、ブロックをならべたときにきれいに見やすくなる、という意見です。できた形は、「42÷4=10と1/4が2つ」を表していました。

scene 08みかんを公平に分けるには
ないようを読む

イッシー人もみかんを4人で分けはじめました。ひとり1コずつ取って運んでいきます。数えてみると、「11コ、11コ、10コ、10コ」でした。白石くんが、「この2コが余分(よぶん)なんだよ」と言います。すると、「これは!?」と石田くんが思いついて、みかんの皮をむきました。中の実を数えると10ふさあります。もうひとつのみかんも、皮をむくと実が10ふさありました。合わせて20ふさある実を、4人で5ふさずつ分けます。これで、「42コ÷4人=10コと5ふさ」と、公平に分けることができました。

マテマティカ2
割り算って何だ
割り算の二つの意味を、さまざまな方法で、根本から理解する。