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オープニング
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オープニングタイトル

scene 01喫茶店に配達された水
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喫茶店(きっさてん)でマスターがお店の帳簿(ちょうぼ)をつけています。「うまくいかないもんだなぁ…」とつぶやくマスター。そこへ、業者が水を配達に来ました。マスターのつぶやきを耳にした男は、「ウチのお得な商品もあるんですから、だいじょうぶですって」となぐさめるように言います。「ああ、ありがとう」とマスター。するとマスターの気がつかないところで、男は運んできた水のボトルを見ながら、ニヤリと不気味な笑いをうかべました。

scene 02イチのお気に入りの喫茶店
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さんすう課で、おいしそうにインスタントコーヒーを飲むゼロ。するとイチが、「今日は先輩(せんぱい)に最高のコーヒーの味を教えてあげますよ」と、ゼロを古山珈琲(コーヒー)店につれてきました。コーヒー豆だけでなく、お水にまでこだわっている店なのだそうです。ところがマスターはなんだか元気がなく、大きなため息をついています。聞けば、お店は今月末から休業するというのです。「いつのころからか、お金がどんどん出ていってしまって…。経営(けいえい)が苦しいんですよ」。お客さんのためにも店をしめたくないマスターですが…。

scene 03水の値段は下がったのに
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そのとき、ゼロがふと気づきました。お店の帳簿(ちょうぼ)から数字のにおいが…。帳簿を見せてもらうと、水だけで月に210000円もかかっています。でも半年前は、月に180000円でした。水が値(ね)上がりしたのか聞くと、「上がるどころか値段(ねだん)は下がってます」という返事です。前は、水のボトル5本セットで12000円でした。それが半年前に、新しいボトルだと10本で21000円ですと業者の金田がすすめてきたのです。「新しいボトルも前のボトルと同じ20リットル入りだし、味も変わりませんよ」と。

scene 04使う水の量は変わっていないはず
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「5本で12000円ということは、1本あたりいくらだ?」とゼロ。イチが計算します。12000÷5=2400。1本あたり2400円です。「10本で21000円ということは?」。イチがまた計算します。21000÷10=2100。1本あたり2100円でした。たしかに値(ね)下がりしています。「ウーン」と考えこむゼロ。「お客さんがふえて、コーヒーを出す量もふえたのでは?」とイチが聞くと、「売り上げは変わってないんです。だから使う水の量も変わってないはずなんですが」とマスターが答えました。「ウーン」とまた考えこむゼロです。

scene 05入っている分量がちがう
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帰り道、ゼロはコンビニの店先で1本80円のコーヒーを見つけました。「コーヒーでも買って、リフレッシュだ!」。ところが、イチはお店の中で別のコーヒーを見つけました。「先輩(せんぱい)、これ1本75円ですって!」。するとゼロが、「イチ、安いからって飛びついちゃだめだ。分量をよく見てみろ!」と言います。ゼロが見つけたコーヒーは、400ミリリットルで80円。イチが見つけたのは、300ミリリットルで75円でした。入っている分量がちがうのです。

scene 061ミリリットルあたりの価格をくらべると
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「1ミリリットルあたりだと、いくらになる?」とゼロ。「75円を300ミリリットルでわればいいから…」。イチが計算します。75÷300=0.25。つまり、1本75円のコーヒーは、1ミリリットルあたり0.25円。一方、1本80円のコーヒーは、80÷400=0.2で、1ミリリットルあたり0.2円でした。1ミリリットルあたりの価格(かかく)をくらべると、400ミリリットルで80円のほうが安いのです。そのとき、ゼロがひらめいたようです。「うん? なるほど、そういうことだったのか!」。

scene 07ペットボトル20本に入るはず…
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ゼロとイチが金田をたずねると、金田はちょうど水のボトルの積み下ろしをしていました。「そのボトル、少しお借りしてもよろしいですか。お店の許可(きょか)は取ってあります」とゼロ。ゼロは金田を古山珈琲店に同行させ、ボトルの水の分量をはかり始めました。ちょうど1リットル入るペットボトルに、ボトルから水を入れていきます。「マスターが使っているボトルが20リットル入りなら、ペットボトルは20本必要なはずですが…」とゼロ。ところが、必要なペットボトルは全部で15本でした。

scene 081リットルあたりの価格をくらべると
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金田が半年前までマスターに売っていたボトルは、たしかに20リットル入ります。しかし、新しいボトルは実は15リットルしか入らなかったのです。二つのボトル、ちょっと見ただけでは容量(ようりょう)のちがいに気がつきません。古いボトルの価格(かかく)は1本あたり20リットル入りで2400円。1リットルあたりの価格は、2400円÷20=120円です。新しいボトルの価格は1本あたり2100円。実は15リットル入りなので、1リットルあたりの価格は、2100÷15=140円。新しいボトルのほうが高かったのです。

scene 09形を変えて見た目をごまかしていた
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「あなたはマスターに、新しいボトルでたくさん買うほうが得だともちかけた。しかしこの新しいボトルは以前より少ない量の水しか入らないんです。形を変えることで見た目をごまかしてね!」。かんねんする金田。マスターが、「ゼロさん、イチさん、ありがとうございました。これで店を立て直せるかもしれません」と言いました。赤字の理由がわかって元気を取りもどしたようです。「がんばってください。おいしいコーヒーには、はかることのできない価値(かち)がありますからな」と言うゼロでした。

さんすう刑事ゼロ
価格の“からくり”をあばけ ~単位量あたりの大きさ~
こだわりの水でコーヒーを提供する喫茶店。水の出費が増えているのに、業者が販売する水の料金は安くなっている。ゼロは、1リットルあたりの「単位量」の値段を検証する。

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