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オープニング
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(オープニング)

scene 01おもちゃ屋のマモルと、ロボットのカン
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ここは、とある町のおもちゃ屋(や)さん。今日(きょう)も安全(あんぜん)にえいぎょう中。「へへへへ」とうれしそうな店長(てんちょう)のマモル。「マモル、ニヤニヤしてどうしたの?」とカンリ。すると、「じゃーん!」ともっていた紙(かみ)を見せました。『おもちゃのMAMORU』とあります。「お店(みせ)のチラシつくったんだ。これをくばったら、お客(きゃく)さんふえるんじゃないかとおもってさ」。「ナイスアイデア!」とカンリ。「というわけでカンリ、くばってきて」。「えっ、ボクが? やだやだやだ! いかない!」。「このへんは車がおおいから気をつけてね。よろしく~」。「だからいかないって!」。

scene 02キキが車にクラクションをならされた?
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そこへキキがやってきました。「店長(てんちょう)、カンリ~。はぁ、びっくりしたよ」といいます。「どうしたの?」。「さっき、車に『プップー!』ってならされたんだ」とキキ。「それはたしかにびっくりするね」とマモル。「でも、どうしてならされたんだろう?」とカンリがいいます。「うーん…。わかんない」とキキ。「わかんないって、あぶないじょうきょうだったんだよね?」とカンリ。「そのときのようす、見てみようか。カンリ、よろしく」とマモル。「まかせて。じゃーん!」とカンリがキキカンリスコープをとりだしました。さっそく目にあてるキキとマモル。「それじゃいくよ! メガネダーイブ!」。

scene 03“キキカンリスコープ”できけんをふりかえる
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キキカンリスコープをのぞくと、ちかくの道(みち)が見えました。「キキがあるいてるね」。キキが右の道からやってきます。そのまま、左右をかくにんせずに…。「あ、とびだした!」。むこうからやってきた車が急(きゅう)ブレーキ。クラクションをならしました。「あぶなかった~!」とびっくりするカンリ。「キキ、とびだしたらだめだよ」とマモル。「だって、ともだち見つけたから」とキキ。「それでもとびだしはだめ! 車は急にはとまれないんだから」と注意(ちゅうい)するカンリ。「はーい。これからは気をつけるね」とキキがいいました。「うんうん。道は安全(あんぜん)にあるかないと」とカンリ。

scene 04道を安全にあるくには?
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「でもさ、どうやったら安全(あんぜん)にあるけるの?」とキキがいいます。「え? それは…ちゃんと注意(ちゅうい)してあるけばいいんだよ」とマモル。「注意って、どんなふうに?」とキキ。「それはあれだよ…その…ちゃんと安全に注意するんだよ、なぁ?」。「そうそう。あの、ほら…あの…ちゃんと安全かなぁって注意すればいいんだよ、ねぇ?」。「うん、うん」。「えー? なんだかよくわかんないよ」とキキ。「うーん、たしかに。どうしたら道(みち)を安全にあるけるのかなぁ」とカンリ。キキとマモルもかんがえます。「よし、先生にきいてみよう。ポチッ」。カンリがリモコンのスイッチをおしました。

scene 05キケンなじょうきょうをふりかえる
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モニターにあらわれたのは、交通安全(こうつうあんぜん)について研究(けんきゅう)している稲垣具志(いながき・ともゆき)先生です。「先生、道(みち)を安全にあるくにはどうしたらいいんですか?」とキキ。すると、「自分(じぶん)におこったキケンなじょうきょうをふりかえってみましょう。そこでなにをするべきだったのでしょうか?」と稲垣先生。「うーん、なんだろう?」とキキ。ふりかえってみると…。あるいていくキキがT字路(ろ)に出ます。「ここでともだちを見つけたの」。「それで?」。「ともだちのところにはしっていったよ」。「あぶないよ!」。右から車がきてクラクションをならしてとまりました。

scene 06まず『とまる』
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「でも、車がくるなんておもってなかったし…」とキキ。「うーん。いったんとまればよかったのかなぁ」とかんがえこむカンリ。すると、「そうですね。まず、『とまる』ということがだいじです。さきほどふりかえってわかったように、目の前(まえ)になにかたいせつだとおもっていることがあると、そこを中心(ちゅうしん)に見てしまうことがおおい。その中心のところしか見ていないので、まわりのことがぜんぜんわからない。ですので、車がきているかもしれないし、きていないかもしれない。そんなことにはかんけいなく、まず『とまる』ということがとてもたいせつです」と稲垣先生。

scene 07とまったら『みる』
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「じゃあ、ちゃんととまれば、安全(あんぜん)?」とキキ。すると、「そのあとは、とおくまで見とおしのよいところまで『みる』ということを、しっかりやることがかんじんです」と稲垣先生がいいます。「見とおし?」というキキに、「とおくのほうまで見えるかってことだよ」とマモルがいいました。「さっきの道(みち)の見とおしはどうだったかな?」とカンリ。もういちどスコープで見てみます。「キキから見ると…?」とカンリ。「ポストや電柱(でんちゅう)にかくれて、車が見えにくいなぁ」とマモル。「運転手(うんてんしゅ)から見ると…?」とカンリ。「わたし、ぜんぜん見えてない!」とキキが気づきました。

scene 08なんとなくではなくしっかり『みる』
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「人からも車からも、おたがいに見えにくい場所(ばしょ)だったんだね」とカンリ。「はい。ですから、きちんと『みる』ということをやってみてください」と稲垣先生。「『みる』って、なにを見ればいいの?」とキキ。「もちろん、ちかづいてくる車を『みる』。だけど、車をなんとなく見たりしているとあまり意味(いみ)がありません」と稲垣先生。「意味がない?」とマモル。「車がきたことは見えていましたか? では、運転手(うんてんしゅ)はどんな人でしたか? こちらを見ているかどうか、どこを見ているのか、よそ見をしていないか。こういったところまでしっかり『みる』ことがだいじです」と稲垣先生がいいました。

scene 09『とまる』『みる』そして『まつ』
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「そうか。運転手(うんてんしゅ)までかくにんできたら、しっかり『みた』といえるんだ」となっとくするマモル。「うんうん」。「そうかぁ」。さらに稲垣先生が、「とまる。みる。そしてもう一つが、『まつ』です。この『まつ』をしっかりしないことで、キケンなことになったり、じこにあってしまったりするケースがあります。ですから、とまって、みて、そのあとおちついて『まつ』というのをがんばることもたいせつです」といいました。キキがやってみます。「とまって、みて、車がきていたら、まつ!」。「そうだね。これからは気をつけよう」とマモル。「うん。ありがとうございました」。

scene 10見とおしのわるい道のキケン
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「いやぁ、勉強(べんきょう)になったなぁ。この町にもいろんな道(みち)があるけど、どんなところに気をつけたらいいかかんがえてみようよ」とマモル。マモルとキキがまたキキカンリスコープをかけます。「よっしゃ! みんな、キキカンリしようぜ!」とカンリ。「オーッ!」。まず、ほそい道からひろい道へ出るところ。ここではどんなキケンがあるかな? 右を見ると…。「あ、自転車(じてんしゃ)がきたよ!」とキキ。自転車がいったあと、「もうだいじょうぶかな」とあるきだそうとするキキ。すると、「まって」とマモルが左を見ました。「左のほうから車がきてる! とまる、みる、まつ。やっぱりだいじだね」。

scene 11道をあるくときのキケンをさがそう
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つぎは、車がとまっている道(みち)。車にちかづいていって、「よけてあるかなきゃいけないかなぁ」とキキ。「とまってる車のむこうが見えないからキケンじゃない?」とマモル。すると、とまっている車のむこうから…。「あ、べつの車がきてる!」とキキはびっくり。「ちゃんとかくにんしないとね」とカンリがいいます。つづいて、こうさてんをわたるとき。「いろんなキケンがあるんだけど、いくつ見つけられるかな?」とカンリ。前(まえ)からきた車が右にまがろうとしています。そのうしろからバイクが。こちらからは、自転車(じてんしゃ)にのった人がおうだん歩道(ほどう)をわたろうとしています…。

scene 12お客さんも『まつ』のがだいじ?
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「そういえばマモル、チラシくばりはどうするの?」とカンリ。するとマモルは、「やっぱりお客(きゃく)さんも、『まつ』のがだいじって気づいたんだ。だからもうやめた」といいました。「えーっ。そんなこといって、めんどくさいだけでしょ。ちゃんとくばりなって!」とカンリ。すると、「あ、そうだ。キキ、くばってきてよ」とマモル。「いやだ」。「じゃ、やっぱりカンリだ」。「いやだ」。「じゃ、二人でくばってきてよ」。「やだ」。「いやだ」。「なんでよ~」。

キキとカンリ
道を歩くときのキケン
自動車やバイクが行きかう道路。道路には、どんなキケンがひそんでいる?安全に歩く方法は?実際の道路を見ながら、危険な場所や注意する方法を具体的に考えます。

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