チャプターあらすじを読む
オープニング
ないようを読む

(オープニングテーマ)

scene 01たい平さんのふるさと、秩父市
ないようを読む

埼玉県秩父(ちちぶ)市。ここはたい平さんのふるさとです。たい平さんが生まれ育った町、秩父市は、埼玉県の西部にあります。人口はおよそ7万。自然にめぐまれた町として知られ、面積の90%が森林です。「まわりを山に囲まれた秩父盆地(ぼんち)にあり、近くに山や川があって、カブトムシをとったり魚つりをしたり、自然の中で毎日遊んでいました。でも、あまりにも自然が身近すぎて、森のこと、川のことを深く考えたことがありません。そこで今日は、森のことをくわしく聞いてみます」。

scene 02自然ゆたかな秩父の森
ないようを読む

秩父の中心部から車で1時間。たい平さんが向かったのは入川渓谷(いりかわけいこく)です。案内してくれるのは、黒澤(くろさわ)さん。10年以上にわたり、秩父の森を守る活動に取り組んでいます。今回たずねた秩父の森は、およそ7万5000ヘクタール。埼玉県の面積の5分の1をしめます。森の木々の多くは樹齢(じゅれい)100年をこえるものばかり。時をこえ、秩父の自然を育んできました。

scene 03さまざまな木、さまざまな動物
ないようを読む

秩父の森の特徴(とくちょう)は、木の種類が多いことです。その数、なんと250種類。これほどさまざまな木が育つ場所は、日本でもわずかしかありません。黒澤さん、この森で何回もクマに会ったことがあるそうです。鈴(すず)を鳴らせば“だいたい”クマのほうがにげてくれるというのですが…。木の幹(みき)にはクマが引っかいたあとがありました。木の種類が多いため、クマのえさになる木の実や葉っぱにもめぐまれています。そのほか、リスやシカなどおよそ50種類の動物がくらしています。

scene 04森がおいしい空気を作る
ないようを読む

さらに森の奥(おく)深くへ進んでいくたい平さん、あることに気がつきました。空気がおいしいのです。「森の木々が、人間にとっては悪い二酸化炭素(にさんかたんそ)を取り入れてくれて、新しいいい酸素(さんそ)を作り出してくれてる」(黒澤さん)。植物には、空気中の二酸化炭素をすいこみ、わたしたちに必要な酸素を出す働きがあります。森は植物が密集(みっしゅう)しているため、よりたくさんの二酸化炭素をすいこみます。日本の森林がすいこむ二酸化炭素の量は年間およそ1億トンにもなります。

scene 05すんだ水の流れるきれいな沢
ないようを読む

次にたい平さんがおとずれたのは、森の中を流れる沢(さわ)。透明(とうめい)な、とてもきれいな水が流れています。沢の中にはカワゲラという虫がいました。きれいな水でないとすめない虫で、よごれた水のところには決していない虫です。森の中にはいたるところに沢があり、きれいな水が流れています。水がきれいな秘密(ひみつ)。それは落ち葉にあります。落ち葉の下を見てみると、落ち葉が微(び)生物や昆虫(こんちゅう)によって分解(ぶんかい)されてできた「腐葉土(ふようど)」とよばれるものがありました。

scene 06葉っぱは小さなダム
ないようを読む

雨がふると雨水は腐葉土(ふようど)にたくわえられます。そのため、水はゆっくりと地面にしみこんでいきます。時間をかけることでよごれが取れ、きれいな水になるのです。たえまなくわき出るきれいな水。それは、葉っぱからのおくりものでした。「一つひとつの葉っぱが“小さなダム”といわれているくらいなんですね。このダムがよせ集まっているから、少しずつ水を出してくれているのです」(黒澤さん)。「森があって、すべてのものが、森から育まれている。森を大切にしなければいけませんね」(たい平さん)。

scene 07木を育てる仕事
ないようを読む

森に囲まれた秩父は、昔から質(しつ)のよい木がたくさんとれる町として知られてきました。家の柱や家具に使われる板など、材木を作る工場が今でもたくさんあります。材木になる木の多くはスギやヒノキ。ほとんどは人が植えて育てたものです。たい平さんが次にたずねたのは、上林(かんばやし)さん。木を育てる仕事を40年以上続けてきました。上林さん、特殊(とくしゅ)なはしごを木にすえて、どんどん上っていきます。まっすぐな木材を作るために、余分(よぶん)な枝(えだ)を切り落とす「枝打ち」という作業です。

scene 08枝打ち、間伐
ないようを読む

枝打ち(えだうち)には、森にとって大切な役割(やくわり)もあります。生いしげった枝をへらすことで、森の中へ太陽の光がとどきやすくなります。地面までとどく光のおかげで、さまざまな草が生え、ゆたかな森にすることができます。一方、「間伐(かんばつ)」は、一部の木を切って森の木の数を調整する作業です。スギやヒノキは間隔(かんかく)をつめて植えると、たがいに競い合ってまっすぐにのびていきます。しかしそのままでは細い木にしか育ちません。そこで、地面の栄養が行きわたるよう、木の数をへらすのです。

scene 09ゆたかな「森」を育てる
ないようを読む

たい平さんも間伐(かんばつ)に挑戦(ちょうせん)! 教えられた通りにのこぎりで木に切れ目を入れていきます。木と格闘(かくとう)すること10分。「おりゃ、おりゃー」とおすと、みごとに木がたおれました。間伐された木は、家具やわりばしなどの材料として有効(ゆうこう)に利用されます。枝打ち(えだうち)で落とした枝も、そのままにしておいて、自然にくさらせて肥料(ひりょう)にします。上林さんの仕事は木を切るだけでなく、ゆたかな「森」を育てる役割(やくわり)もあるのです。

scene 10失われた自然を取りもどす試み
ないようを読む

自然にめぐまれた秩父の森。しかし、人の手によって開発が進められたところもあります。今、失われた自然を取りもどそうとさまざまな取り組みをしている人がいます。最初にたい平さんを案内してくれた黒澤さんもその一人。黒澤さんが取り組んでいるのが「昆虫(こんちゅう)の森」プロジェクトです。かつてゴルフ場として開発された場所に木や花を植え、カブトムシやチョウなどが集まる森にしようと活動しています。たい平さんも木を植えるお手伝いをさせてもらいました。植えたのはカシワ。葉っぱがチョウの大好物です。

scene 11森を守るためにできることは何だろう
ないようを読む

今日は、たい平さんのふるさと、秩父の森を歩いて見てきました。ふるさとなのに、知らないこと、そして教えてもらうこと、たくさんありました。森は、そのまま存在(そんざい)しているわけではなく、いろんな人の努力や手が入って、そして「森」なんですね。そういうことを改めて感じました。ぼくたち、そして君たちができること、この森を守るために何ができるのか、いっしょに考えてみましょう!

ど~する?地球のあした
きいてみる! 森を守る!川を守る!
たい平さんがふるさと秩父の森を訪ね、森が持つ役割や機能を学ぶ。森を守る活動をしている人の姿や話を通して、人と自然はいかに共生していくべきかを考える。

クリップ

教材きょうざい資料しりょう

教材・資料(先生向け)

配信はいしんリスト

今年度こんねんど放送ほうそう

その放送ほうそう