チャプターあらすじを読む
scene 01今回は「具体的に伝える」
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「しらべる、まとめる、つたえる」。三つの言葉の最初の文字をつなげると、“しまった!”となる。――「今日は諸君(しょくん)に、情報(じょうほう)をうまく伝える、究極の技(わざ)をさずけてやろう」。デーモン閣下(かっか)の登場です。「それは、具体的に伝える技だ。諸君は、大人たちから、『言ってることがよくわからない。もっと具体的に言いなさい』としかられたことはないか? しかし、この『具体的に言う』というのが、けっこうむずかしいのだ。今日は、この『具体的』とは何か、具体的に伝えるためにはどうすればよいのかを教えてやろう。もちろん、具体的にな。」

scene 02『質問に“具体的”に答える』
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今回集まったのは、ホズミ、ヒカリ、コウセイの3人。今日は、『質問(しつもん)に“具体的”に答える』。さっそく質問です。「今食べたいのはどんな果物(くだもの)?」。まずはホズミ。「ぼくは、ももです」。ヒカリは「わたしは、りんごです」。コウセイは「ぼくは、ぶどうが好きです」。具体的にと言ったのに、それだけ? 「これこそ『しまった!』だな。かりに吾輩(わがはい)が、食べたい果物をプレゼントしてやるとしよう。ももはピンクもあれば黄色もあるぞ。りんごは一体何こ食べたいのだ。ぶどうは実の小さなほうか大きなほうか? イメージが定まらないと、プレゼントしたくてもできないではないか。

scene 03ポイントその(1) 絵や写真のように思いうかべられる
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「そう。ここにポイントがあるのだ。つまり、『イメージが定まらない』。これこそが、『具体的ではない』ということだ」と閣下。そこで、ポイントその1.相手が絵や写真のように思いうかべられること。たとえばももなら「ピンク色のもも」、りんごは「5このりんご」、ぶどうは「実が大きい巨峰(きょほう)」など、聞く側がイメージできるように、色、数、大きさや形といった情報(じょうほう)を入れることで、具体的になるのです。「どうだ? 少しむずかしいかな」。

scene 04ポイントその(2) “5W1H”を交えて話す
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具体的に伝えやすくするための技(わざ)。ポイントその2.When、Where、Who、What、Why、Howの“5W1H”を交えて話す。5W1Hとは、Whenいつ、Whereどこで、Whoだれが、Whatなにを、Whyなぜ、Howどのようにということ。5W1Hを取り入れることで、情報(じょうほう)が具体的になっていきます。

scene 05『楽しかった旅行は?』
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5W1Hをできるだけ取り入れて、答えてもらいます。『楽しかった旅行』について、“具体的に”答えてください。まずはヒカリ。「わたしが楽しかった旅行は、去年の6月に群馬県に行ったときがすごく楽しかった。そこでは5年生全員で森の中を歩いて、自然にふれあえたので」。では確認(かくにん)です。いつ=去年の6月に、どこで=群馬県で、だれが=5年生全員が、なにを=森の中を歩いた。5W1Hを取り入れたことで、楽しかった旅行について具体的に話すことができました。

scene 06具体的に話すことができた
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ではホズミ。「楽しかった旅行は、去年の夏に、おじいちゃんとおばあちゃんをふくめた家族で行った、日光東照宮(とうしょうぐう)というところです。“見ざる言わざる聞かざる”や有名な建物がおもしろかった」。いつ、だれが、どこで、なにが。しっかり5W1Hが入ってますね。最後はコウセイ。「ぼくが楽しかった旅行は、4歳(さい)のころに、北海道へ家族と行った旅行です。トロッコに乗ったりしてとても楽しかった」。みんな、5W1Hをできるだけ取り入れて、具体的に話すことができました。OK!

scene 07ポイントその(3) 相手の聞きたいことは何か? を考える
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「では最後に、具体的に伝えるためのさらに高度な技(わざ)をさずけてやろう」と閣下。ポイントその3.相手の聞きたいことは何か? を考える。「相手が知りたい内容(ないよう)をはっきりイメージできるように伝えられれば完璧(かんぺき)だ」。ではふたたび質問(しつもん)。『いままでで一番楽しかった旅行は?』。さっきの質問とどこがちがうのでしょう。「一番ってことは…。その旅行が一番楽しいと思った理由ってこと?」とコウセイ。「ただ楽しいんじゃなくて、すごく楽しかったということを伝えたい。その理由」とホズミ。「理由か」。その通り。では、一番の理由を入れて、答えてください。

scene 08もう一度チャレンジ
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まずはヒカリ。「わたしが一番楽しかった旅行は、去年の6月、5年生全員で群馬に行ったことです。なぜなら、初めて友だちだけで森の中を探検(たんけん)できたからです」。なぜ一番なのか、知りたかったことが具体的にイメージできましたね。続いてホズミ。「なぜかというと、日光東照宮(とうしょうぐう)は世界遺産(いさん)に登録されていて、建物は色あざやかで、装飾(そうしょく)がとても細かく感動したからです」。最後はコウセイ。「なぜなら、そのころは鉄道が大好きで、初めて手動でトロッコを運転したからです」。みんな、一番の理由を付け加えて、具体的に答えてくれました。「できた~!」。OK!

scene 09言葉だけが具体的に伝える方法ではない
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「“具体的”についてわかったかな? ところで、なにも言葉だけが具体的に伝える方法ではないぞ。実際(じっさい)に、諸君(しょくん)にある果物(くだもの)をプレゼントするとしよう。どんな果物かって?…」。どうだ。実物を見せれば、これ以上なく具体的に伝わるだろう?」と閣下。そしてこう付け加えました。「諸君が大人になるころにはどんな世の中になっているか。今よりずっと情報(じょうほう)活用スキルが必要になっていることはまちがいあるまい。そのとき、『しまった!』とならないよう、今のうちから、しらべて、まとめて、つたえる技(わざ)をみがくのだ」。閣下はそう言って消えていきました。

しまった!~情報活用スキルアップ~
具体的に伝える
デーモン閣下が小・中学生に情報を活用する技を伝授!今回のテーマは「具体的に伝える」。どうなれば、具体的に伝えたことになるのか。そのスキルについて学んでいく。

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