チャプターあらすじを読む
scene 01今回はインターネット検索
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「しらべる、まとめる、つたえる」。三つの言葉の最初の文字をつなげると、“しまった!”となる。――「よく来たな。今日も諸君(しょくん)に、情報(じょうほう)をうまく使う技(わざ)をさずけてやろう」。デーモン閣下(かっか)の登場です。「今回の技は、『インターネット検索(けんさく)』だ。インターネットの検索サイトで調べもの。これがうまくできるようになると、ほしい情報がすぐに手に入るようになるぞ。今回は、日本の首都、東京の特産品について調べてもらおうか。野菜に菓子(かし)、工芸品などいろいろとあるぞ」。

scene 02『東京の特産品とその特徴をさがそう』
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今回、インターネット検索(けんさく)に挑戦(ちょうせん)するのは、ホズミ、ミキ、コウセイの3人。『東京の特産品とその特徴(とくちょう)をさがそう』がテーマです。さっそく、ネット検索スタート! まず始めに、検索サイトを立ち上げ、“検索窓(まど)”とよばれるところに言葉を打ちこみます。「東京の特産品」と入れて、「検索」をクリック。すると、検索結果にいろいろなサイトが表示(ひょうじ)されました。その数を見ると、約671,000件(けん)。ものすごい数です。さあ、どれから見る?

scene 03目についたところからクリック!
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ミキが選んだのは、『東京を代表する江戸切子(えどきりこ)を世界に』という見出しのサイトです。すると、「江戸切子ってなんだろう?」とコウセイ。2人はいきなり一つめの見出しに注目。この「江戸切子」が気になって、その見出しをクリックします。すると、江戸切子というガラス工芸品を作るお店のサイトが出てきました。次にクリックしたのは…。「おおっ、これおいしそう!」。アイスクリームの写真です。2人ともどうやら目についたものを順番に選んでいるようです。

scene 04見出しを見て考える
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一方、ホズミはどうでしょうか。「東京の特産品」と入力して、「グルメ…、ショッピングはちがう…」。ホズミは見出しをじっくり見て、どのサイトを見ようか考えています。そして、『特産品組合一覧(いちらん)/東京の観光公式サイト』という見出しを見つけました。どうしてこのサイトを選んだのでしょう。「『公式』って書いてあったので、それは信用できるかなと思って」とホズミ。なるほど、これは期待できそうですね。では、見てみましょう。つけもの、みそ、ゆかた…。このサイトで、あっという間に東京の特産品を見つけました。「これについて調べていけたら、すぐに終わるんじゃないかと思います」。

scene 05なかなか特徴にたどりつけない
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続いて特徴(とくちょう)を調べます。ホズミは「東京のゆかた」と入力。すると、ゆかたの広告や販売(はんばい)サイトが出てきます。その一つをクリックしてみると、おどりの衣装(いしょう)をあつかう会社のサイトでした。特徴になかなかたどりつけません。ミキとコウセイも特徴さがし。コウセイが『小松菜(こまつな)収穫(しゅうかく)量ランキング』というサイトを見つけました。クリックすると、平成24年の都道府県別小松菜の収穫量が出てきました。東京都は収穫量全国第2位でした。小松菜はアブラナ科の野菜で、東京都の収穫量は7790トンです。3人はこの調子でなんとか調べ切りました。

scene 06ネット検索をふりかえってみると…
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ここで3人の反省会です。「サイトはいっぱいあるのに、めんどうくさいって思っちゃって。一つのサイトだけ見て…」とミキ。「適切(てきせつ)なキーワードをさがすのができなかった」とホズミ。ところで、小松菜(こまつな)の収穫(しゅうかく)量はいつの情報(じょうほう)だったのでしょう。「えーと、平成24年?…」とミキ。「古いね!」とホズミ。「じゃあ、今は変わってるか。もしかしたら2位じゃないかも知れない。やっちゃった」とミキ。これはかなり、“しまった!”です。

scene 07ポイントその(1) キーワードを用意し組み合わせる
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「次からは“しまった!”にならないように、ポイントを三つさずけてやろう」とデーモン閣下。ポイントその1.キーワードを用意し組み合わせる。今回のテーマのキーワード、東京、特産品、特徴(とくちょう)。そこに、さらに調べたいキーワードを組み合わせます。たとえば東京の特産品、つけものの「べったら漬(づ)け」について調べるときは、「特産品」の代わりに「べったら漬け」を入れて検索(けんさく)。そして、いろいろなサイトの見出しの下の説明文に注目! 説明文の中に、東京、べったら漬け、特徴の三つが出ていたサイトを見ると、「みずみずしい食感とあまさが特徴」とありました。

scene 08ポイントその(2) 見出しと説明文からしぼりこむ
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ポイントその2.見出しと説明文からしぼりこむ。検索(けんさく)結果には、見出しと、サイトの内容(ないよう)が書かれた説明文が出てきます。ここをしっかり読んで、ほしい情報(じょうほう)がありそうなサイトを見極めましょう。

scene 09ポイントその(3) 信頼度が高い情報をさがす
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ポイントその3.信頼(しんらい)度が高い情報(じょうほう)をさがす。たとえば東京の特産品とうがらしの収穫(しゅうかく)量で見てみましょう。平成24年のデータでは東京が全国1位。平成26年では5位になっています。データは古くないか、新しいものが出ていないか、たしかめましょう。さらに、そのデータがきちんとしたところが発表したものかも、チェックしましょう。「さあ、わかったかな。これらをよく覚えておくんだぞ」とデーモン閣下。

scene 10もう一度チャレンジ
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もう一度挑戦(ちょうせん)です。「東京、ゆかた、特徴(とくちょう)、それならたぶん出てくる」とホズミがキーワードを組みかえて、東京のゆかたの特徴を検索(けんさく)。すると、『東京本染(ほんぞめ)ゆかた』というサイトが出てきました。「これかな? あっ、のってる!」。まず見出しを見て、次に説明文をよく読み、キーワードをチェック。「これは!」と思ったら、見出しをクリック。すると、ゆかたの特徴についてくわしく書かれたサイトが見つかりました。OK!

scene 11より新しい情報を見つける
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「じゃあ、小松菜(こまつな)は…」。今度はミキが検索(けんさく)のやり直し。収穫(しゅうかく)量の情報(じょうほう)が古かった小松菜はどうでしょう。すると、『小松菜の生産量の都道府県別ランキング(平成26年)』というサイトがありました。見出しをクリックしてみると、東京の小松菜について、より新しい情報を手に入れることができました。「できたー!」。ネット検索で調べもの。しっかりできました。OK!

scene 12公式サイトでチェック!
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「吾輩(わがはい)ほど大きな影響(えいきょうりょく)力を持つとだな、まちがいがあってはならない。そこで、メディアで相撲(すもう)について話すときなどは、力士の成績(せいせき)や取り組みの決まり手など、必ず日本相撲協会の公式サイトでチェックしているぞ。それにしても、便利な世の中だな」。閣下はそう言って去っていきました。

しまった!~情報活用スキルアップ~
インターネット検索
インターネット検索(けんさく)で情報(じょうほう)をさがす時の、検索のしかたや、情報をしぼりこむ方法とは?デーモン閣下が、その技を伝授してくれます。

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