チャプターあらすじを読む
オープニング
ないようを読む

(オープニングタイトル)

scene 01バスケットボール部の魅力を伝える動画を作ろう
ないようを読む

動画の再生ボタンが押されました。『新入生のみんな、サッカ、ちがう、バスケ部のマツオです。えーと、バスケ部の魅力はあの、ボールとかさわれます。丸い…』。話しているのはマツオ、新入生をバスケ部に勧誘するためのPR動画のようです。すると、「マツオ! こんな動画じゃ、新入生にバスケ部の魅力が全然伝わらないぞ!」とオサダが言いました。そう、今日のテーマは、『PR動画の作り方』。バスケ部の魅力を伝える15秒の動画を作ろう、というわけです。

scene 02CMを作り続けているプロ
ないようを読む

「このまま新入生が入らなかったら、今年もバスケ部はおれたち2人だけだ」とオサダ。「オサダくん、おれ、一生ワン・オン・ワンだけやってるのやだよ。ぼく、ちゃんと、バスケがしたい…」とマツオ。「マツオ、安心しろ。今回も強力な助っ人を呼んである」。「え?」。「鈴木せんせーい!」。すると、「カット!」と鈴木先生が現れました。「放送部顧問の鈴木先生だ。鈴木先生は、学校で働くかたわら、あの清涼飲料水や、あのお菓子のCMを作り続けているプロなんだ」とオサダ。では、鈴木さんの『PR動画作り』のプロセスを見ていきましょう。

scene 03「伝えたいテーマ」と「演出」を決める
ないようを読む

ステップ1、『伝えたいテーマを1つに決めよう』。「PRしたいモノやコトだけにある魅力をテーマにすると、知らない人にも興味を持ってもらいやすくなります」と鈴木さん。「バスケにしかない魅力か…」と考えるオサダ。すると、「あ、バスケのすばやい動きってカッコいいじゃん」とマツオ。テーマはこれに決まりました。「テーマが決まったら『演出』を決めます。演出とは、テーマを効果的に伝えるための方法です。たとえば耳でリズムよく覚えてもらいたいなら、『歌』。まねしたくなる体の動きでインパクトを与える、『ダンス』。部活動の世界観を伝えるなら、『ドラマ』という演出もありますよ」と鈴木さん。

scene 04映像の流れを整理する「絵コンテ」を描く
ないようを読む

ステップ2、『絵コンテを描こう』。「絵コンテとは、動画の設計図です。頭の中にあるイメージを紙に描くことで、映像の流れを整理できます」と鈴木さん。用紙の中央の四角に映像、右側にナレーションやセリフ、左側に出演者の動きや映すものの情報を描きます。さっそく絵コンテを描き始めるオサダとマツオですが…。「うー、ぜんぜん描けなーい!」。「あー、イメージがわかなーい!」。すると、「そういうときは、撮影場所に行ったり、バスケの動画など資料を見たりすると、想像力が豊かになりますよ」と鈴木さんのアドバイスです。

scene 05絵コンテは「画力」より「画角」
ないようを読む

マツオの絵コンテを見て、「マツオ、棒人間ばっかりじゃねえかよ。おまえ、へたくそだなぁ。アハハ」と笑うオサダ。すると、「それでいいんです」と鈴木さん。「絵コンテは、『画力』よりも『画角』を意識して描くことがポイントです」と言います。「画角って、たとえばアップとか引いて撮ったりする映像のサイズのこと?」と聞くと、「その通り。画角やアングルの違う映像を組み合わせることによって、動画にメリハリがつき、飽きない動画になります。さらに、映像に文字をのせたいときは、あらかじめ絵コンテに書いておきましょう。いい絵コンテが描けたら、動画はほぼ完成するとも言われています」と鈴木さん。

scene 06プロのプレゼン「効果的な整理整頓のしかた」
ないようを読む

今回のプロは、弁護士。情報を伝えるためにどんなテクニックを使っているのか、注目して見てみましょう。「弁護士にとっていちばんのパートナーは誰だと思いますか? それは、秘書です。毎日裁判所に行き、打ち合わせも多い弁護士にとって、秘書は資料の整理やスケジュールの管理をしてくれる、欠かせないチームメンバーです。みなさんも、チームで何かをすることがあるかと思います。たとえば、学校の掃除。背が高い人は高いところを掃除し、力持ちの人は重い物を運ぶ。手先が器用な人は、掃除道具の手入れ。それぞれが得意なことを生かし、チームを組むことで、掃除の効率もグンと上がります。身の回りをきれいにするにも、チームワークが役立つ、というお話でした」。どんなテクニックがあったかな?

scene 07プロのツール「三脚」
ないようを読む

「やあみんな。僕が作ったアイテム『プ』で、プロのツールに使いかたを聞いてみよう!」とオサダ。『プ』についている吸盤をツールに貼ると、『プ』がしゃべりだすのです。「ハーイ! 私、『三脚』~! プロは映像を撮るとき、『私がいないとだめだ』って言うの。ちょっとだけその様子を見せてあげるわ。あら、プロちゃん、この高さで撮りたいのね。じゃあ、私の足を、のばしなさ~い。そう、太いほうから順番にね。ちゃ~んと3本とも、のばすのよ~。しっかり最後まで、広げなさ~い。次は、撮影機器が外れないように、取り付け~! そして、画面を見て水平になっているかを、チェック~。ほーら、走り回る子どもを追いかけても…、安定~!」。三脚で撮ると安定し、手持ちで撮ると臨場感が出ます。

scene 08いろいろな人に見てもらって評価してもらおう
ないようを読む

完成したPR動画。『♪バスケ部に 入ったら 体の動きがすばやくなって こーんな動きも こーんな動きも こんなこんな動きも できちゃいます 体験入部募集中!』。「完璧(かんぺき)だな」と喜ぶ2人。すると、「ここで満足してはいけません」と鈴木さんが言いました。「えっ?」。「完成した動画は、自分以外の人に見てもらい、評価してもらいましょう。いろんな立場の人たちに見てもらうことで、多面的なアドバイスを得ることができます」と鈴木さん。「じゃあ僕は顧問の先生に見てもらう」。「おれは弟に見せよう」。『PR動画作り』のプロセス。テーマを1つにしぼって、楽しく伝えようとすることが大切なんですね。

scene 09身の回りの仕事のプロの『動画での情報発信』
ないようを読む

みんなの身の回りの仕事のプロも、動画を作って魅力を発信しています。動物園の広報の人です。「当園で飼われてます動物の素晴らしさを、より多くの方に見ていただきたいということ。また、ふだん見られない動物たちの姿も見ていただきたいということで、続けております」。お客が見られない映像を撮る。動物に応じて小型カメラなど機材を変える。3分ほどの映像に編集して公開。

アクティブ10 プロのプロセス
PR動画の作り方
さまざまな仕事のプロから「情報の集め方」や「分析のしかた」「発表するテクニック」などを学ぶ。今回のテーマは「PR動画の作り方」。
関連キーワード:
PR動画演出表現伝える

クリップ

教材きょうざい資料しりょう

教材・資料(先生向け)

配信はいしんリスト

今年度こんねんど放送ほうそう

その放送ほうそう