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オープニング
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21世紀を乗り切る力。必要なのは、「しらべる、まとめる、つたえる」力だ。ところがこれがむずかしい! 三つの言葉の最初の文字をつなげると、“し・ま・った!”ではないか!

scene 01今回は「情報を動画で伝える技」
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「よく来たな。ここは吾輩(わがはい)の城(しろ)。情報(じょうほう)をうまく使えるようになる技(わざ)がかくされた場所だ」。デーモン閣下(かっか)の登場です。「諸君(しょくん)はふだんから『動画』というものを目にするだろう? ものの動きがよく見えたり、伝えたいことが生き生きと伝わったり、動画ならではのよさがあるはずだ。今回は、情報を動画で伝える技を諸君にさずけよう。動画作りにはたくさんポイントがあるから、3回に分けて伝授(でんじゅ)するぞ。今日はその1回目だ。心してかかれよ」。

scene 02『1年生に上手なそうじのしかたを説明しよう』
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今回、動画作りに挑戦(ちょうせん)するのは、ヒロタロウ、ソウヤ、チハルのAグループと、キヨト、キイ、ミクのBグループです。動画のテーマは、『小学1年生に上手なそうじのしかたを説明しよう』。これを1分以内にまとめます。さっそく、Aグループの動画作り、スタート! ほうきとちりとりを使ってごみを集める方法を説明するようです。「リハーサルしてみよう」とソウヤ。 せりふや動きを確認(かくにん)します。リハーサルが終わったら、撮影(さつえい)にとりかかります。

scene 03いきなり撮影!?
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一方、Bグループ。「とりあえず、とる?」とキイ。「3、2、1…」。さっそく撮影(さつえい)を始めます。つくえといすを運ぶところを撮影。たしかにそうじのときはつくえといすを運びますが、そこから…? 続いて、ほうきとぞうきんを使って教室のゆかをそうじ。ろうかも同じように、ほうきとぞうきんでそうじする様子を撮影します。撮影が終わったら、次は、動画を一本にまとめる「編集(へんしゅう)」です。

scene 04動画を短く「編集」して…動画が完成
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Bグループが撮影(さつえい)したのは、【つくえといすを運ぶ動画】と、【教室でそうじする動画】、そして【ろうかでそうじする動画】の三つ。このなかからどれを選んで、どうまとめるのでしょうか。すると、「これさ、20秒にできるんじゃない?」とキイが言いました。「20秒、20秒、20秒。全部でちょうど1分」とキヨト。内容(ないよう)で選ぶのではなく、全部短くしてみるようです。「いいんじゃない?」。「めっちゃいい!」。これで動画が完成しました。

scene 05くわしい説明が不足していて分からない!
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できあがった動画を二つのグループでおたがいに見てみます。まずはヒロタロウ・ソウヤ・チハルのAグループの動画。『これから、ほうきとちりとりの使い方を説明します』。『まず、ほうきでごみを集めてちりとりまで持っていきます』。『ちりとりは、ごみを集めながら少しずつうしろに下げていきます。そうするとごみが集まりやすくなります』。『集めたごみは、ごみ箱にすてて下さい』。Bグループに感想を聞いてみると…。「最初の『ほうきやります』というのはいいんだけど、くわしいことは少なかった」。「ちゃんと説明したほうがいい」。説明不足だったようですね。

scene 06伝えたいことが伝わっていない…
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続いて、キヨト・キイ・ミクのBグループの動画。まずはつくえといすの運び方から。『つくえはこういうふうに持って運びます』。『いすはこういうふうに、すわる方向を横にして持ちます』。続いて教室のそうじ。『今から教室のほうきとぞうきんがけをします』。『ぞうきんは、ひとマス3回ふきます』。最後にろうか。『今からろうかのほうきとぞうきんがけをします。ほうきは、教室と同じようにこっち側にはきます』。Aグループに感想を聞いてみると…。「ぞうきんがけのところがちょっと短かった。もうちょっとやってもいい」。「『ひとマス3回ふきます』は1年生にはむずかしいかな」。しまった! 動画で伝えるって本当にむずかしいんですね。

scene 07ポイント(1) 動画の目的にあった情報を集める
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「吾輩(わがはい)が動画作りを成功させるための三つのポイントをさずけよう。このポイントにそって動画を確認(かくにん)していくぞ。ポイントその1. 動画の目的にあった情報(じょうほう)を集める。今回の動画の目的は、『1年生に上手なそうじのしかたを説明しよう』。その目的に必要な情報は入っていたか?」と閣下。Aグループの動画でほうきの使い方を伝える場面。『ほうきでごみを集めてちりとりまで持っていきます』。この説明では、ほうきをどのように持って、どう動かすと上手にごみを集めることができるのか、具体的な情報が足りず分かりません。しまった! 

scene 08どのように情報を集める?
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■scene 08 どのように情報を集める?  07:00~07:36
みんなはちゃんと調べてから撮影(さつえい)していたのでしょうか。「調べたことはない」とチハル。「そうじをするときの器具の使い方とかをもっと正確(せいかく)に勉強したほうがいい」とキヨト。それでは、どうやって情報(じょうほう)を集めるか聞いてみると…。「インターネットで正しい運び方とか、インタビューして先生とか1年生に聞いたほうがいいと思う」とソウヤが言いました。伝える相手である1年生に聞くのも、ナイスアイデアですね。

scene 09ポイント(2) 動画のねらいをしぼる
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「必要な情報(じょうほう)を集めたうえで重要なのが、ポイントその2.動画のねらいをしぼる」と閣下。Bグループの動画には1分の中に三つの内容(ないよう)が入っています。『つくえを運ぶ』。『教室でほうきとぞうきん』。『ろうかでほうきとぞうきん』。一つひとつの映像(えいぞう)が短く、くわしく説明できていません。どの情報をいちばん伝えたいのか、ねらいをしぼりましょう。そのためにはどうしたらいいと思うか聞いてみると…。「ほうきならほうき重視(じゅうし)で写して、ぞうきんならぞうきん重視で写して」とキヨト。ソウヤは「最初から計画立てないとまたバラバラになっちゃう」とふり返ります。

scene 10ポイント(3) 見る人が分かるように工夫する
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「ポイントその3.見る人が分かるように工夫する。撮影(さつえい)や編集(へんしゅう)をするときに、見やすくするための工夫がいろいろあるぞ」と閣下。Aグループの動画で、ほうきでごみを集める場面。ごみが見えにくく、どうやってちりとりに入れるのか分かりにくいですね。さらに、ごみをすてる瞬間(しゅんかん)も体でかくれて見えません。しまった! 「とった映像(えいぞう)をそのままならべるだけでは不十分だ。見せたいものが目立つようにしたり、文字で分かりやすくしたり、見る人が分かりやすいように撮影や編集を工夫することも大切だ」と閣下がアドバイスします。

scene 11ポイントをおさえて次回挑戦!
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たとえばどんな工夫が必要だと思うか、みんなに聞いてみると、「わざと大きいごみを置いておいて入れたら分かりやすい」とソウヤが言いました。「そのような工夫もよいだろう」と閣下。「今日、諸君(しょくん)にさずけた三つのポイントをふまえて、もう一度動画作りに挑戦(ちょうせん)してもらおう。しかしここで時間切れ。この続きは次回。どんな動画になるか楽しみだな。ふははははは」。閣下はそう言って消えていきました。

しまった!~情報活用スキルアップ~
動画で伝える技(1)動画作りに挑戦!
ものの動きや説明を伝えるのに便利な動画。「動画で伝える技」を3回シリーズでデーモン閣下が伝授してくれます。1本目は動画作りで大切な3つのポイントを紹介します。

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