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オープニング
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(オープニングタイトル)

scene 01水害へのそなえはできている?
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ここは、みんなの役に立つものを作る「ツクランカー」の部屋。今日はどんなものづくりをするのかな…。「もおでる、いる? 見てよ!」。主人公が帰ってきました。「おかえり。雨たいへんだったでしょ?」。「たいしたことないよ。ほら、川でメダカをとったんだ」とメダカを見せます。「おぉ。すごいけど、雨のときの川は気をつけてね」ともおでる。「うちの川はあさいし、流れもチョロチョロだからだいじょうぶでしょ」。そこへ、「待て待て! ゆだん大敵(たいてき)!」とレディー・ガチャがあらわれました。「水害へのそなえ、みんなはできているかな? ガチャンガ~、フン!」とガチャ玉を出します。

scene 02本当に「まさか」だったのか?
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2019年の台風19号。全国各地で大きな水害が起きました。栃木県栃木市でも複数(ふくすう)の川の堤防(ていぼう)が決壊(けっかい)。避難(ひなん)がおくれて命を落とした人もいました。浸水被害(しんすいひがい)にあった自治会会長の毛塚(けつか)さんに、決壊した川まで案内してもらいました。「ふだんはおだやかな川でね。本当に想定外ですね」。実は、市のハザードマップには50cm~3mの浸水が予想されていました。ところが、このハザードマップの情報(じょうほう)はほとんど使われていなかったのです。「今までそういう災害(さいがい)がなかったので、ハザードマップが家にとどいても関心がなかった」。

scene 03水害ハザードマップを見てみると…
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「あった、あった。うちの町の水害ハザードマップ」。「うわぁ、ほこりかぶってる。ゴホッゴホッ」ともおでる。「一度も開いたことなかったんだよ」と主人公がハザードマップを見始めました。「色がついているところとついてないところがある。どうしてかな?」。すると、「ここに書いてあるよ」と、もおでるがマップの右下の表示(ひょうじ)を指しました。「どれくらいの深さまで水につかるのか、予想を色でしめしているんだ」と言います。「ということは」と主人公がマップの赤いところを見て言いました。「この辺は深さ5m以上。5m?!」。「それって、二階建ての家よりも高いね」ともおでる。「えーっ!」。

scene 04デジタル防災マップを作ろう
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「みんなにハザードマップを知ってもらうにはどうしたらいいのかなぁ」と考えるもおでる。「うーん…」。主人公も考えこみます。すると、「あ! いいこと思いついた」と主人公がパソコンに何か入力しました。「これ! スクラッチを使うのはどう?」と言います。「ポチッとおしたら、いろんな情報(じょうほう)が出てくるような“デジタル防災(ぼうさい)マップ”を作りたい」。「いいねぇ。プログラミングでカッコいいマップにしたら、みんな見てくれるかもね」ともおでるも乗り気です。「じゃあ、行ってくる!」。主人公が出かけていきました。

scene 05水害のときに危険な場所を調べる
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大雨のときに危険(きけん)がありそうな場所を調べてみましょう。調べた場所をタブレットで撮影(さつえい)します。いろいろな発見がありそうです。主人公がもどってきました。「ねぇねぇ、何か見つかった?」ともおでる。「見て」と主人公が写真を見せます。「この道ぞいに大きな水路(すいろ)があるんだけど、ここだけ、さくがないんだ」。「おぉ、あぶないね」。「マップにこういう写真をいっぱいはっていこう」と主人公。「そうだね」。「でも、写真が多すぎるとわかりにくくなっちゃうか…。見たいときだけ写真が出るようにしたいな」と主人公。するともおでるが、「それならいい方法があるよ!」と言いました。

scene 06プログラミングでマップ作り
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二人でパソコン画面を開きます。「まずは、スプライトで何か目印を作ってみて」ともおでる。「じゃあ、この赤い丸にする」と主人公。「そして、写真を追加して」。「うん、できた」。「使うブロックはこれ。『このスプライトがおされたとき』」。「赤丸がおされたときってことだね」。「そして、『次のコスチュームにする』。これで写真が表示(ひょうじ)されるんだ。やってみて」ともおでる。マップの赤丸をクリックしてみて、「あ、写真が出た!」と主人公。「この調子で、どんどん作っていこう」ともおでる。

scene 07本当にみんなの命を守れる?
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30分後。「できた! 見てみて」と主人公。「お、どれどれ?」。マップを見て赤丸をおしてみるもおでる。「ここをおすと…さくがない水路。ここは…避難所(ひなんじょ)。ここは…地下道か」。「いい感じにまとめられてるでしょ」と主人公。でももおでるは、「たしかにきけんな場所がたくさんあることはわかったけど、みんなに見てもらえるのかな…」と考えこみます。「えーっ、何がいけないの? 写真がたりない?」と主人公。「そういうわけではないけど…」ともおでる。すると、「ムムム。その防災(ぼうさい)マップで本当にみんなの命を守れるのかな?」とレディー・ガチャがあらわれました。「ガチャンガ~、フン!」。

scene 08ハザードマップの工夫~話し合うきっかけに
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市内を大きな川が流れる大阪府高槻(たかつき)市。この高槻市のハザードマップにはある工夫がかくされています。それは、シール。「危険箇所(きけんかしょ)」、「避難所(ひなんじょ)」などのシールにコメントを書きこみ、自分だけのマップを作れるのです。「地図で見るだけだと『ふーん』という感じで終わってしまう。これを見てどうしたらいいのか、家族と話をするきっかけにしてもらう」と市の防災担当(たんとう)の北村さん。「みんなが話し合うきっかけになるってことが大切だよね」ともおでる。「それなら、クイズを入れるのはどう?」と主人公。「いいねぇ。みんなでいっしょに考えられそう」。

scene 09こんなところにSTEAM
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「やばい やばい!」。男の子が見ているタブレットでは学校が水びたしです。これは水害の様子を疑似(ぎじ)体験できるアプリ。国が想定する最大の浸水(しんすい)5.8mで見てみると…。1階から階段(かいだん)をのぼりながら、「まだ水の中」。浸水は2階まで! とてもリアルです。この仕組みはAR=拡張現実(かくちょうげんじつ)の技術(ぎじゅつ)。カメラをかざすと人や物の形を認識(にんしき)。その形や動きに合わせて水の3DCGを合成しているのです。リアルに見せるために、水が光る様子や流れの速さにもこだわっています。現実とバーチャルの組み合わせ。これも防災(ぼうさい)に役立つアイデアです。

scene 10みんなは、どんなもの作る?
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「ねぇ、クイズやってみてもいい?」ともおでる。「もちろん! どれにする?」と主人公。「うーん、どれにしようかなぁ」。みんなは、どんなもの作る?

ツクランカー
ぼうさい ①
テーマは「防災」。町のハザードマップを見て防災の大切さに気づく主人公。町なかの危険箇所を調べたり、市の防災担当者に話を聞いたりして、デジタルマップを作っていく。

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