(オープニングタイトル）
ストレッチマンレジェンドとストレッチマンゴールドが帰ってきました。「いやあ、サツマイモ、大きくなるといいですねえ！」とゴールド。２人で畑仕事をしてきたようです。そこへ、「お帰り！ おやつがあるよ」とマイマイがおやつを持ってきました。「やったーっ！」とよろこぶ２人。「おお～」。レジェンドは何かを思い出したようにどこかへ行きました。「おいしそう～。シュークリームかぁ。おなかぺこぺこなんだよな～。じゃ、さっそく、いただきまーす！」とシュークリームに手をのばすゴールド。すると、「ちょっと待って！」とマイマイ。「手を見せて」と言いました。
ゴールドの手のひらを見て、「真っ黒じゃない！」とマイマイ。すると、「そうだぞ。ちゃんと手あらいしないとな」と、いつのまにかもどってきたレジェンドがタオルで手をふきながら言いました。レジェンドは手をあらってきたのです。「い、いつのまに？」とびっくりするゴールドに、「何を言ってるんだ。外から帰ってきたとき、トイレのあと、食事の前にはしっかりと手あらいをしないといけないんだ」とレジェンドが言います。「しっかり手あらい？」とゴールド。「わかってないな。マイマイ、お手本をよろしく」とレジェンド。「はーい」。マイマイがタブレットにお手本をよび出しました。
『正しい手あらい』。まず、蛇口（じゃぐち）をひねるよ。急にひねるとドバーッと水が出てびっくりすることがある。ゆっくりひねろう。手をぬらしたら、一度蛇口を止めて、せっけんをつけるぞ。手のひら、手のこう、指のあいだ、指先、手首をこすって、水を出してあわをきれいに流そう。蛇口についたあわを流すのもわすれずに！ 終わったら、きれいなタオルやハンカチでふこう！
「そうかぁ、そうやって手あらいするんだ！」となっとくするゴールド。「手あらいは、こまめにすると、いいんだよ。イエイ！」とレジェンドとマイマイ。そのとき、緊急（きんきゅう）メッセージの音が鳴りひびきました。「かいじん出現（しゅつげん）！ 埼玉（さいたま）の学校に目標（もくひょう）をかくにん」。マイマイがモニターにかいじんをうつし出します。あわかいじん「アワバブリン」があらわれたのです。「フワフワフワ、やわらかい。あわ、サイコー！」と言うアワバブリンは、子どもたちをむりやりあわまみれにしようとしています。子どもたちがあぶない！ ゴールドがワープしていきました。
埼玉県立川島（かわじま）ひばりが丘（おか）特別支援（とくべつしえん）学校のみんなが体育館で楽しく遊んでいるところへ、あわかいじんアワバブリンがあらわれました。「アーワアワアワアワ！ オレさまといっしょに、遊ぼうぜ！ アワワワワ！」。かいじんは子どもたちをつかまえて、むりやりあわだらけにしようとしています。「アワ楽しいでしょ？ アワアワにしてやるぞ～！」。そこへ、「待て！」とストレッチマンゴールドがあらわれました。「ストレッチマンゴールド参上（さんじょう）！ いやがる子どもたちをあわまみれにするなんてゆるせない！ ぼくが相手だ！」。
「だれだ、おまえは？」とかいじん。「子どもたちを守るストレッチマンゴールドだ！ まだ修業中（しゅぎょうちゅう）なんですけど…」とゴールド。「ケッ、このひよっこが。くらえ！ シャボン玉ランデブー！」。かいじんは全身からあわをとばしてこうげきしてきました。「うわぁ～！」。ゴールドはかべまでふっとばされてしまいます。ピンチ！ そこへ、マイマイとレジェンドからメッセージです。「かいじんは、あわがすきなだけなの。あわの本当の使い方を教えてあげて」とマイマイ。「あわてずにな！ アワだけに」とレジェンド。「ようし！」。ゴールドは立ち上がりました。
「お客様のなかにあわをお持ちの方、いらっしゃいませんか？」と聞いてまわるゴールド。思わず手をあげて、「あ、あのう…。あわ、持ってますけど」とかいじん。「本当ですか？ どうぞこちらへ」。ゴールドがあんないしたのは、すみで手がよごれた先生のところでした。「この手にあわをおねがいします」と言われ、かいじんは「アーワーッ！」と言ってあわを出しました。そのあわで手をよくあらい、水で流すと手はすっかりきれいになりました。「アワバブリン、あわは人につけて遊ぶものではありません。きれいにするためのものなのです」とゴールド。「そうか…あわにこんな力があったなんて…」とあわを見つめるかいじん。
そのあいだにみんなでストレッチ。まず、いすにすわります。かたほうの手を前に出したら、手のひらはじゃんけんの「パー」。ぐるっと回して指先を下に向けます。もうかたほうの手で指先をつかまえて、そのままゆっくりと体のほうー近づけていきます。このとき、ひじが曲がらないように注意！ そのままの姿勢（しせい）で５つ数えると、ストレッチパワーが、手のひらとうでの内がわにたまってきます。「みんなで、かいじんアワバブリンに、ストレッチパワー！」。みんなのストレッチパワーであわかいじんスプークは、「手をあらったら、きちんとふくのもわすれずにね～」と手をふりながらきえていきました。
「さあ、みんなで遊ぼう！ 地球の子どもたち、カモーン！」とマイマイ。子どもたちがやってきました。まずは、手を使ったゲーム。両手を前に出して、指を開きます。「パッ！」。次は指をとじます。「ピタッ！」。これを、少しむずかしくしていきます。マイマイがみんなに言います。「右あけて（パッ）、左あけて（パッ）、右とじて（ピタッ）、左とじて（ピタッ）、右あけて（パッ）、左あけない！」。みんなうまくできました。引っかかりません。「すごいすごい！」とマイマイ。
今度は、手をあらうときの動きをやってみます。「レジェンド、手をあらうときはどうしてるの？」と聞かれ、「両方の手のひらを合わせて、こすってみる。そして、手のこう、指のあいだ、そして指先。こんな感じかな」とレジェンド。そこで、指先をあらうときの指先で手のひらを引っかくような動き、これを「グー」にします。そして指のあいだをあらう動き、これを「チョキ」、手のこうをあらう動き、これを「パー」にします。この「グー」「チョキ」「パー」でジャンケンをするのです。
男の子と女の子がやってみます。「手のひらを合わせて、こすって、“手あらいジャンケン”、ジャンケンポン！」。男の子は指先をあらう「グー」、女の子は指のあいだをあらう「チョキ」。男の子の勝ち！ つづいて、第二回戦（せん）。女の子と男の子がやってみます。「“手あらいジャンケン”、ジャンケンポン！」。今度は女の子が指先をあらう「グー」、男の子が指のあいだをあらう「チョキ」でした。女の子の勝ちです！