(オープニングタイトル）

「ない！　ここにもない、こっちにもない！」。ストレッチマンゴールドが何かをさがしています。「ねえ、レジェンド。いつもうでにつけている、通信（つうしん）するやつ。知らない？」とゴールド。「知らないよ」とストレッチマンレジェンドはそっけない返事です。そこへ、「どうしたの？」とマイマイがやってきました。「ぼくのウォッチがないんだよ～」とゴールド。「そもそも、どうしてこんなにちらかってるの？　遊び道具は出しっぱなし、服はぬぎっぱなし。こんなにちらかしちゃだめじゃない。出したらかたづけなきゃ！」とマイマイが言いました。「出したらかたづけ？」とゴールド。そこで、マイマイはタブレットでお手本をよび出します。

『出したらかたづけよう』。たとえば、えんぴつ。筆箱から出して使い終わったら、また筆箱にもどそう。元の場所にもどせば、次に使うときにすぐ取り出せてべんりだ。ぬいだ上着は？　ロッカーに入れたり、フックやハンガーにかけよう。ハンガーにかけるときは、つくえの上だとやりやすいぞ。元の場所にかたづけると、身のまわりがキレイになって、気持ちいいぞ。

「そうか～。出したら元の場所にかたづけることが大事なんだね！」とゴールド。ふと見ると、レジェンドがゴールドのウォッチをはめていました。「いやぁ、すまんすまん。昔のくせでつい…」とレジェンド。みんなでかたづけを始めたところに、緊急（きんきゅう）メッセージの音が鳴りひびきました。「かいじん出現（しゅつげん）！　宮城（みやぎ）の学校に目標（もくひょう）をかくにん」。ちらかしかいじん「ダシッパー」があらわれたのです。「ちらかし、サイコー！」と言うかいじんは、子どもたちにちらかす楽しさを教えようとしています。子どもたちがピンチ！　ゴールドがワープしていきました。

宮城県立船岡（ふなおか）支援（しえん）学校のみんなが体育館で遊んでいるところへ、ちらかしかいじんダシッパーがあらわれました。「ぐちゃぐちゃぐちゃ～！　ちらかすと楽しいだろう？　おまえらも、オレ様といっしょにちらかそうぜ～！」。かいじんは子どもたちを追いかけて、おどしています。「待て待て待て～！　おらおらおら～！」。そこへ、「待て！」とゴールドがあらわれました。「ストレッチマンゴールド参上（さんじょう）！　いやがる子どもたちにむりやりちらかすことをすすめるなんてゆるせない！　ぼくが相手だ！」。

するとかいじんは、「ストレッチマンゴールドだと？　すっきりした見た目がむかつくぜ。これでもくらえ！　ぬぎっぱなしボンバー！」と、こうげきしてきました。「うわぁ、やめろ～！」。ぬぎたてのくつ下をたくさんはりつけられて、ゴールドはたおれてしまいます。そこへ、マイマイとレジェンドからメッセージです。「かいじんに、きれいにかたづけると気持ちがいいことを教えてあげて！」とマイマイ。「ダシッパーに、本当のすがたに気づかせて、かたをつけてこい！　“かたづけ”だけにな！　ヌハヌハ…」とレジェンド。「そうか…ようし！」。ゴールドは立ち上がりました。

「ゴールドの、ドキドキ☆ファッションショー！」。ゴールドが司会者になってファッションショーが始まりました。「今日のゲストは、こちら！」としょうかいされて、「え？　オレ様？」とかいじん。「今日のファッションのポイントは？」と聞かれ、「出しっぱなし、ぬぎっぱなし！　だから次使うとき、楽だろ～？」とかいじんが答えます。そこで３人の審査員（しんさいん）がつけた点数は…。２点、３点、１点、合計６点。「そんな…」とがっかりするかいじん。「まあ、そのちらかったすがたじゃしかたないな。でも、だいじょうぶ！　ぼくがダシッパーくんの本当のすがたを引き出してあげよう！」。

ゴールドは、かいじんの体をかたづけ始めました。「やめろ！」。「ぼくにまかせて」。どんどんかたづけていきます。そして…。「さあ、ナイスガイに生まれかわったダシッパーがこちら！」。文房具（ぶんぼうぐ）は文房具のポケット。おもちゃはおもちゃのポケット。しゅるいごとにかたづけて、おどろきの大変身（だいへんしん）。審査員（しんさいん）の点数は、10点、10点、10点、合計30点。満点（まんてん）です！ 「実にすばらしい！」とゴールド。「オレ様の本当のすがたは、こんなにきれいだったんだ！　気持ちもすっきりして、イライラしてたのがうそみたいだぜ！」とかいじんもおどろいています。

そのあいだにみんなでストレッチ。まず、いすにすわります。かたほうの手を前に出したら、「おいで、おいで」。もうかたほうの手は、下からひじに当てます。そのままぎゅーっとむねのほうに引きよせていきます。このとき、体がねじれないように注意！　そのままの姿勢（しせい）で５つ数えると、ストレッチパワーが、かたのうしろにたまってきます。「みんなで、ちらかしかいじんダシッパーに、ストレッチパワー！」。みんなのストレッチパワーでちらかしかいじんダシッパーは、「きれいにかたづけてくれて、ありがとう～」と言いながらきえていきました。

「さあ、みんなで遊ぼう！　地球の子どもたち、カモーン！」とマイマイ。子どもたちがやってきました。まずは、ブロックを使ったゲームです。たくさんあるブロックを、赤、青、黄色の色で分けます。いそがなくていいので、ていねいに分けましょう。よーい、スタート！　みんなは順番（じゅんばん）にブロックを拾い、色ごとに分けて、箱の中に入れていきました。成功（せいこう）！　ゲームクリアです。

今度は、２人ひと組で、本やおもちゃなどをたなに入れます。何をどこにかたづけるかは自由です。男の子と女の子がやってみます。よーい、スタート！　まずは女の子が本をかたづけました。男の子はおもちゃをたなの中のかごに入れます。２人で相談しながら、ペンをペン立てに入れ、さいごにぼうしをかたづけました。「できた！」。全部かたづけられました。「よく使うものを上のほうにおきました」と女の子。「おもちゃはおもちゃで、本は本で、ちがうたなに入れました」と男の子。しゅるいごとに分けてかたづけたのです。うまくできました！