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オープニング
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お笑いコンビ「COWCOW」の山田善し(やまだ・よし)さんは、絵をかくのがとっても得意。図工大好きなよしさんといっしょに、『キミなら何つくる?』。

scene 01糸で切ったり、棒でのばしたり
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よしさんが、ねん土で何かつくっています。そこへ、「裏山(うらやま)の秘密(ひみつ)基地、こわれてしもたなぁ」、「ホントに、残念だったね」と、多田さんとうぶちゃんが帰ってきました。「よしさん、何つくってるの?」と聞くと、「ねん土でリンゴつくってるの」という返事。よしさんはリンゴを半分に切ってくれました。ねん土は糸で切るときれいに切れるのです。「あと、こんなんもあるよ」と、“のべ棒(ぼう)”を取り出しました。のべ棒を使うと、ねん土を平らにのばしていくことができます。

scene 02自由に形を変えられるねん土を使って
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「わたしもやってみたい!」。うぶちゃんも、のべ棒(ぼう)を使ってみます。「のばして、のばして…」。一方、多田さんは、「どーん! どーん!」と、ねん土をねん土板にたたきつけています。「落としただけで形がかわるなんて、おもろいなあ…。そうや! ねん土で秘密(ひみつ)基地つくらへん?」と多田さんが二人に言いました。三人はねん土で秘密基地をつくることにしました。ねん土は、手で自由に形を変えられるし、道具があると、もっといろいろな形ができます。

scene 03どんな秘密基地をつくる?
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どんな秘密(ひみつ)基地をつくるか考えます。多田さん、四角いねん土のかたまりを「どーん!」と合体させました。手を動かしながら、何をつくるか考えているようです。うぶちゃんは、平たくのばしたねん土を丸く曲げてみました。「丸く曲げて…。そうだ! 丸い屋根のかわいい秘密基地にしよっと」。よしさんは、「かわいい、かあ…。ぼくは“かっこいい”ほうがええなぁ…」。切り立ったがけに囲まれた秘密基地を思いつきました。ねん土のかたまりを糸でたてに切ると、するどくてかっこいい秘密基地ができそうです。三人ともつくりたい秘密基地が決まりました。

scene 04こまめにひっくり返すとくっつかない
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「のばして、のばして…」。うぶちゃんが、のべ棒(ぼう)でねん土をうすくのばしています。すると、ねん土が板にくっついてはなれなくなってしまいました。そこで、よしさんがアドバイス。のばしているときにこまめにひっくり返すと、板につきにくくなるのです。のばし直して、広げたねん土の上に、もう一枚(まい)、ねん土を曲げて屋根のように置きました。ねん土でつくった“うぶちゃん”人形のお友だちもつくります。竹ぐしで板のねん土を切りぬき、顔を書き入れます。この“三角くん”も入って、秘密(ひみつ)基地の完成!

scene 05いろいろな方向から見てつくる
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「えっ、もうできた?」。よしさんと多田さんが見に来ました。「ほら見て。かわいい秘密(ひみつ)基地でしょ」とうぶちゃん。でも多田さんは、「こっちから見たら、ただの丸い屋根っていう感じやなぁ…」と言います。「なんで? こっちから見るとかわいいよ」とうぶちゃん。するとよしさんが、「そんなときは、いろんな方向から見てつくるといいよ」とアドバイスしました。「♪あたりまえ あたりまえ あたりまえ図工 ねん土を回して いろんな向きから つくる あたりまえ図工♪」。360度、思いをこめて完成です。

scene 06糸でジグザグや波型に切るとおもしろい
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よしさんが糸でねん土を切っています。真っ直ぐきれいな切り口です。でも、「もっとこう、ジグザグにするどい感じが出たらええねんけどなぁ…」と、ちょっと物足りないようです。「そうか!」。今度は「ジグザグ、ジグザグ」と、糸をジグザグに動かしながらねん土を切ってみました。切り口がジグザグにするどい形になっています。「わぁ、この形かっこええやん!」。糸でジグザグや波型(なみがた)に切るとおもしろい形になるのです。

scene 07道具でほったりけずったり
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多田さんは、「秘密(ひみつ)基地には入り口が必要やからなぁ」と、四角くしたねん土に入り口をつくっています。手で穴(あな)をあけますが、うまくいきません。そこで多田さん、「うん? みんな道具使ってるなぁ」と気がつきました。多田さんも道具を使ってみると、ぐんぐん穴がほれます。上からもほって、中でつながりました。この道具は“かき出しべら”。穴をほったり、いらないところを取ったりできます。多田さんの秘密基地、2本の角をつけるとすごい迫力(はくりょく)です。「ひょっとしてオレ、天才かも」。

scene 08みんなの作品発表会
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いよいよ作品発表。うぶちゃんの作品は『まあるい屋根のかくれ家』。いろいろな方向から見てかわいく見えるように、屋根のうしろにもかわいいかざりをつけました。多田さんの作品は『デビルハウス』。2本の角は操縦(そうじゅう)レバーで、動く基地です。見た目がちょっとこわくてだれも遊びに来てくれないので、自分から行くのだそうです。よしさんの作品は『海中基地』。海草や海底の岩に囲まれて、変身するヘルメットを持ったよしさんがいます。「悪いおにをやっつけに行くんですよ」。悪いおにとは多田さんの作品のことでした。すると、「みんな~、ぼくの作品も見てくださ~い」という声が…。

scene 09かたまりから形をひねり出そう
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それは、ねん土彫刻家(ちょうこくか)の井沢大也(いざわ・おとや)さんでした。井沢さんの作品『紙ヒコーキ』は、紙飛行機の折れ曲がったシャープな形、ツチブタの丸みを帯びたかわいらしい体つきが、ねん土で見事に表現されています。丈夫(じょうぶ)で生き生きとした作品をつくるためには、部分をつくってくっつけるのではなく、かたまりから形をひねり出してつくるといいのだそうです。「ねん土をかたまりからひねり出すと、一体感が生まれます。そして、より生き生きとした形が生まれてくるんだよ」(井沢さん)。さあ、キミなら何つくる?

キミなら何つくる?
ねん土でにゅ!秘密基地
ねん土の“自由に形を変えられる特徴”を生かしながら、糸やへらなどを使って、自分の思いを込めた「秘密基地」を立体に表す。
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図工ねん土粘土のべ棒

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