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オープニング
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お笑いコンビ「COWCOW」の善し(よし)さんは、絵をかくのがとっても得意。図工大好きなよしさんといっしょに、『キミなら何つくる?』。

scene 01絵をじっくり見て語り合おう
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大きな布をかけたものの前で、うれしそうなよしさん。そこへ、うぶちゃんと多田さんが帰ってきました。「何、この大きな荷物?」。それは、よしさんのお母さんがプレゼントで送ってきたものでした。「すごーい! 早くあけてみようよ」とうぶちゃん。「オープン!」。よしさんが布を取ると、絵が出てきました。女の人の横顔や、町や建物などがかかれています。「不思議な絵だね」とうぶちゃん。「この絵やったらオレでもかけそうやなぁ」と多田さん。今日は、この絵をじっくり見て、感じたことや考えたことを語り合ってみます。

scene 02何がかかれているか観察
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でも、「不思議な絵だけど、かいた人も知らないし、なんて言ったらいいかわからないし…。どうしよう…」と、ちょっとこまってしまううぶちゃん。「うまいのか下手なのかもわかれへんもんなぁ」と多田さんも言います。すると、「うまい下手じゃなく、自分がこの絵を見てどう感じたかが大事」だとよしさんが言いました。そこでまずは、この絵を見て見つけたことを言い合ってみます。絵を近くで見たり、はなれて見たりして、何がかかれているか、よく観察しましょう。

scene 03よく見るといろいろなものが発見できる
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「まず、顔が二つあります。女の人と男の人かな…」とよしさん。すると多田さんが、「これ、手なんじゃない?」と、女の人の顔へのびている手に気がつきました。「花がある!」。女の人の髪(かみ)のところに花があるのを見つけたうぶちゃん、「むらさきの建物がある。夕日がある」。よしさんも、動物とそりのようなものを見つけました。むらさき色の鳥もいます。「おーっ? ここに、うすいおばさんがいる!」と多田さん。よく見ると、屋根の上に人らしきものがのぼっています。「そしてここにも…」。多田さんはヤギのような生き物も見つけました。

scene 04感じたことや思ったことを話す
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「いろいろ見つけたことから、感じたことや思ったことを言い合ってみようか」とよしさん。まず、うぶちゃんが感じたこと。「この鳥は、下の建物に向かっていると思う」。建物にむらさきの色が使われていて、鳥もむらさき色だから、鳥はその町で生まれてそこにもどろうとしていると感じたのです。「なるほど」「すごい!」。よしさんは、「ぼくは、この女性はこの男性と恋人(こいびと)どうしじゃないかなと思う」と言いました。「女の人のほっぺたが赤くて、男性の手が女性をだいているような感じ」だからです。

scene 05『なぜその形や色なのか』を考えてみる
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「この男性、顔が半分緑でしょ。だから決して明るい気分ではないと思う」と多田さん。「でも、女の人とくっついてるほうの顔は白いから、その人といると明るくなるみたい」とうぶちゃんが言います。恋人(こいびと)といるときは明るくて、いないときは暗いと。すると多田さんが、「ぼくはね、この二人は親子やと思います」と言いました。女の人が母親で、男性は赤ちゃんのように見えると。「母を思う子の気持ちという感じがする」と多田さん。このように、『なぜその形や色なのか』を考えると、イメージがふくらみます。

scene 06タイトル『夕方と夜の2つの国』
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最後に、この絵にタイトルをつけましょう。それぞれ考えたタイトルを発表してもらいます。うぶちゃんがつけたタイトルは、『夕方と夜の2つの国』。建物がえがかれている下のほうは夕日があるので“夕方”。上のほうの町は別の国で、月があるから“夜”と考えました。「男の人は夜の国に住んでいて、女の人は夕方の国に住んでいて、で、真ん中で会ってる」。

scene 07タイトル『宇宙人襲来』
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多田さんがつけたタイトルは、なんと『宇宙人(うちゅうじん)襲来(しゅうらい)』でした。「えーっ、なんで?」とおどろくうぶちゃんとよしさん。男の人は宇宙人で、上のほうにはUFOがあり、女の人やみんながすいこまれていっていると多田さんは言います。女の人の上のヤギのような生き物も、地球外生命体。「だからこの町はもうね、宇宙人に乗っ取られる」と多田さん。

scene 08タイトル『新婚旅行』
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よしさんがつけたタイトルは、『新婚(しんこん)旅行』。この女性と男性が結婚して、田舎町の教会で式を挙げ、鳥も祝福している。そして都会の町に新婚旅行に来た、と感じたのです。「新婚旅行なので、この太陽は夕日じゃなくて朝日ちゃうかな」とよしさん。「なんで?」と聞く二人に、「朝日というのは一日のスタート。だから、新しい生活が始まるという“スタート”の意味を表してるんちゃうかなって思う」と言います。感心する二人。「みんなで話すといろんな見方もあるし、感じ方もあるね」とうぶちゃんが言いました。

scene 09同じ作品でも見方や感じ方はいろいろ
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「♪あたりまえ あたりまえ あたりまえ図工 同じ作品でも 見方や感じ方は たくさん あたりまえ図工♪」。いろいろな意見を聞くと、作品を見るのが楽しくなりますよ。「これ、だれがかいたんだろうね」とうぶちゃん。よしさんが絵の裏(うら)を見ると、『シャガール 作』と書いてありました。「なんか、お菓子(かし)の名前みたい」とうぶちゃん。

scene 10クラスの仲間の版画を見て語り合う
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新潟県長岡(ながおか)市立上組(かみぐみ)小学校5年3組のみんなは、クラスの仲間がつくった版画を見て、語り合っています。たとえば、イチョウの葉っぱを表現した版画。「本物みたいに木からフワッと落ちてる感じ」「水たまりに落ちている」「水たまりじゃない。湖とか池でしょ」「神秘(しんぴ)的な感じがする」「あ~、それもありますね」…。さあ、キミなら何つくる? 

キミなら何つくる?
みんなで見よう!語り合おう!
美術作品の形や色などに注目して、作者の思いや表したかったことを想像し、感じたことを話したり同じポーズをしたりしながら、よさや美しさを感じ取る。

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