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オープニング
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お笑いコンビ「COWCOW」の善し(よし)さんは、絵をかくのがとっても得意。図工大好きなよしさんといっしょに、『キミなら何つくる?』。

scene 01みんなが大好きな図工室
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「よしさん、こんにちは~!」と図工室に入ってきたうぶちゃんと多田さん、いきなりよしさんに「ストップ! そのまま動いたらあかんよ!」と言われて固まってしまいました。しばらくしてよしさんが「はい、できた! もういいよ」と見せてくれたのは、二人が図工室に入ってくるところの絵です。よしさんが使っていたのは、“わりばしペン”。太い先を使うと太い線が、先をけずってかくと細い線もかけるのです。よしさんがかこうとしていたのは図工室。みんなが集まる図工室が大好きなのです。「わたしもここが好き」とうぶちゃん。そこで今日は、みんなが大好きな図工室をかきます。

scene 02好きな場所を見つけてかく
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水彩(すいさい)絵の具の道具のほかに、色鉛筆(えんぴつ)やコンテ、クレヨン、パスなどを用意します。よしさんが使っているのは墨(すみ)。わりばしペンや筆などを使ってかきます。「図工室はいろんなものがありすぎて、どこをかいたらいいかわからないよ」とうぶちゃん。するとよしさんが、図工室のどういうところが好きなのか聞きました。「みんながつくったかわいい作品があるところかな」と答えると、「そういう場所を見つけてかいたら?」とよしさんのアドバイスです。「そっか…」。うぶちゃんは、かわいい作品がいっぱいならんだ棚(たな)に気がつきました。「ここをかこうっと!」。

scene 03角度や位置を変えて見てみると
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「オレの好きなところはカラフルなところやな」と多田さん。でも、「ここがいちばんカラフルかなぁ…。こっちがカラフルかなぁ…。どこかけばええんや…」となやむ多田さん、「あれ? こ、これは!」と、机(つくえ)の下の向こうに何かを見つけました。「うぶちゃん、よしくん、こっち来てのぞいてみ!」と大興奮(こうふん)。のぞいてみたうぶちゃんも、「向こうに色がいっぱい!」とびっくり。それはカラフルな色画用紙でした。「♪あたりまえ あたりまえ あたりまえ図工 絵をかくときは 角度や位置を変えて 見てみる あたりまえ図工♪」。視点(してん)を変えると、思いがけない発見があります。

scene 04かきたい絵のイメージに合わせる
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三人とも、かきたいところを見つけました。「このタヌキの置物かわいい! これをかこうかな!」とうぶちゃん。でも、「あ、こっちの家もかわいい! この人形もおもしろい! どれにしようかなぁ…」となかなか決まりません。ふと、「あれ? よしさんと多田さん、紙がちがう」と気づきました。「そっか。いろんな紙があるんだね。えーと、どれにしようかな」。うぶちゃんは小さい紙を見つけました。「いろいろかきたいから、小さい紙をたくさんかこうっと」。かきたい絵のイメージに合わせて、紙の大きさや形を選びましょう。

scene 05奥行きを表すには
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「だいぶ、できてきたでぇ。ちょっと見てみて」。よしさんが、二人に絵の続きを見せました。「うわ、よしくんの絵、奥(おく)まで続いてる感じがするなぁ」と多田さん。うぶちゃんも、「奥からわたしたちがウワァーって向かって来てるみたい。なんでそう見えるのかなぁ」と言いました。すると多田さんが、「え? 机(つくえ)の大きさがこれとこれ、全然ちがう!」。よしさんの絵にかかれた二つの机の大きさがちがうことに気付きました。奥にある机は小さく、手前にある机は大きくかかれているのです。すると、「手前にあるものって、奥のものより大きくみえへん?」とよしさん。大きさをじっくり見比べながらかくと、奥行きが表せるのです。

scene 06色がはみだしてしまったら
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多田さんがカラフルな色画用紙をかいています。ところが、赤のすぐ上に青をぬったとき、二つの色が混ざってしまいました。「どうしよう! オレはな、色の境い目まではっきりかきたかったんや。もうアカン…」と落ちこむ多田さん。するとよしさんが、「そういうときは、これ」と、タオルをわたします。「こうしたらええねんで」。よしさんは、色がにじんだところをタオルでおさえていきます。色がはみだしたり、まざったりしてしまったら、タオルで水気を取るといいのです。紙をこすらないように、上からおさえましょう。しっかりかわかしてからもう一度ぬると、きれいに色の境い目がかけました。

scene 07『かわいい わたしのお気に入り』
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いよいよみんなの作品発表です。うぶちゃんの作品は『かわいい わたしのお気に入り』。たくさんかこうと思って小さい紙を選びました。そして、タヌキの絵は絵の具でかいて、家の絵はやさしい感じを出したいのでコンテでかき、人形の絵は面白さを強調したいので、こいクレヨンでかきました。

scene 08『アンダフル』
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多田さんの作品の名前は『アンダフル』。「下」の「アンダー」と、「素晴らしい」の「ワンダフル」を組み合わせました。「色の境い目がはっきりしてるのが多田さんらしいな」とうぶちゃん。「ふつうは机(つくえ)の下って暗い場所やけど、奥(おく)に色画用紙があることによって、すごくカラフルな作品になってるよね」とよしさんも感心しています。「下の世界にも、こういうきれいな世界があるんだよという、ね」。多田さんがいいことを言いました。

scene 09『楽しい時間が始まるよ』
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よしさんの作品のタイトルは、『楽しい時間が始まるよ』。よしさんは、図工室に入ってくるときのみんなの楽しい感じが大好きなのです。「机(つくえ)とか作品も、今にも動き出しそうな感じ」と多田さん。「図工室自体が生き生きしてる感じに見える」とうぶちゃん。それぞれ楽しい図工室がかけました。すると、「みんな、わたしの作品も見てください」という声が…。

scene 10じっくり見ると思いがけない発見が
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それは、画家の堀由樹子(ほり・ゆきこ)さんでした。堀さんの作品『たかみ』は、山に生いしげる葉っぱや木、わき上がる雲の形や色を、生き生きとえがいています。堀さんは、景色をじっくり見ることで、思いがけない発見をすることができるといいます。「時間をかけてじっくり見ていると、木の幹は茶色だけじゃないなとか、葉っぱもいろんな形があったり、新鮮(しんせん)な色とか形が見つかったりすると思います」(堀さん)。兵庫県尼崎(あまがさき)市立大島(おおしま)小学校のみんなは、学校の中の好きな場所を絵にかきました。さあ、キミなら何つくる?

キミなら何つくる?
えがこう!私の好きな図工室
自分が大切に思う風景や、気に入った場所のよさや美しさを感じ、思いが伝わるように視点を考えたり、絵の具や画用紙などの特徴を生かしたりして、表し方を工夫し絵に表す。

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