チャプターあらすじを読む
オープニング
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お笑いコンビ「COWCOW」の善し(よし)さんは、絵をかくのがとっても得意。図工大好きなよしさんといっしょに、『キミなら何つくる?』。

scene 01布を液体ねん土で固めて形を作る
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「この布、どういうふうに固めようかな」。よしさんが布を持って考えています。そこへ、「よしさん、こんにちは~!」と、うぶちゃんと多田さんが入ってきました。「よしさん、何か飲んでたでしょ」。机(つくえ)の上のコップのようなものを見てうぶちゃんが言いました。「いやいや、これは…」と、よしさんが見せたのは、コップの形に固まったタオル。“液体ねん土”を使って固めたのだと言います。布を液体ねん土にひたし、紙コップの上にかぶせます。一週間待つと、こちこちに固まるのです。「わたしもやってみたい!」とうぶちゃん。そこで今日は、布を液体ねん土で固めて、好きな形を作ります。

scene 02布をかぶせるものは重くする
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今日用意するのは、液体ねん土と古い布。布は、使わなくなったタオルなどでOKです。いつものねん土とはちがう液体ねん土の感覚。「やわらかくてクリームみたい」。どんな形に固まらせようか考えたうぶちゃん、紙コップのほかにもかぶせてみようと、ペットボトルを持ってきました。でも、布をかぶせようとするとペットボトルがぐらぐらしてうまくできません。するとよしさんが、「ペットボトルの中に重しを入れたらええ」とアドバイス。うぶちゃん、ペットボトルの中に水を入れることにしました。ナイスアイデアです。

scene 03気に入った形に固める
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「うーん…。ちがうなぁ」。よしさんがタオルをいろいろなふうに持って考えています。「お、この感じええなぁ」。両端(りょうはし)を持ってたるませた形が気に入ったようです。「このたるみ、たまらんな。これ、どうやって固めようかな」。よしさんは、2本張ってあるロープに気づき、その2本のロープにせんたくバサミでタオルをつるしました。「いい感じ! いいたるみ、できた!」。

scene 04布をふくらませたまま固めたいときは
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一方、「軍手を立てたい。オレはこういう形で固めて立てたいんや」と多田さん、「そうだ。軍手の中に手を入れて固めればいいんだ」と軍手の中に手を入れますが、固まるには一週間かかります。そこで、「そうか。軍手の中に何か入れて固めたらいいんや」と気がつきました。布をふくらませたまま固めたいときは、新聞紙などをつめるといいのです。「♪あたりまえ あたりまえ あたりまえ図工 かぶせたり つるしたり つめたりして 固める あたりまえ図工♪」。固め方を工夫すると、思わぬ形がうまれます。

scene 05いろいろな方向や角度から見てみよう
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一週間後。「どんなふうに固まったかなぁ」。「どきどき、わくわく」。三人が図工室にやってきました。「わぁ、固まった!」。うぶちゃんの布がきれいに固まって、でこぼこが二つできていました。多田さんの軍手も固まっています。立ててみると…、「やったぁ! 立ったぁ!」。よしさんがつるしたタオルも、いい感じに固まっています。「この角度最高!」とよろこぶよしさん。うぶちゃんも、「流れ星みたい」と言います。多田さんが上下ぎゃくに置いてみると、タオルが立ちました。固まった形をいろいろな方向や角度から見ると、新しいアイデアがうかびます。

scene 06『山脈とミニ富士山』
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みんなの作品発表です。うぶちゃんの作品は『山脈とミニ富士山』。工夫したところは、小さい山と大きい山で、水彩(すいさい)絵の具を使って色を着けたこと。花や木の絵がえがかれたタオルのすそが、山の質感を感じさせます。そして、山の名前は“うぶ山(うぶさん)”です。

scene 07『スタンドハンド』
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多田さんの作品のタイトルは『スタンドハンド』。つまり、“立った手”です。「立ち上がったみんなのその手で、いろんなものを作り出そう。みんなの可能性は無限大なんだよ」という意味だそうです。「そして、こういうのも作りました」と多田さんは、布を固めて作ったクジラを取り出しました。かわいいクジラです。「ただのクジラじゃないんですよ。こうやって潮(しお)を取って、うらを向けると、チキンになります~」。モールで作った潮をとって、うら側から見ると、おいしそうなチキンのももでした。

scene 08『ババババビューン』
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よしさんの作品のタイトルは、『ババババビューン』。固めたタオルがななめに立てられて、迫力(はくりょく)があります。「あんなにやわらかかったタオルが、角度をつけて固めると“ババババビューン!”っていう感じになった」そうです。そして、となりには、すそを上げて固めたTシャツもかざってあります。風にふかれてふき飛ばされているような迫力です。三人とも、いろいろな形になって、独特の作品ができました。すると、「みなさん、わたしの作品も見てください」という声が…。

scene 09布を切って使うと面白い
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それは、固めて形を作るのが大好きな、造形作家の弓良麻由子(ゆみら・まゆこ)さんでした。弓良さんの作品『日常の風景が傾(かたむ)く』は、食卓(しょくたく)が傾いた瞬間(しゅんかん)にできる、テーブルクロスのしわのひだひだが見事に表現されています。弓良さんは、布は切って使っても面白く固められると考えています。「一枚(まい)の布を切ることで、すきまを作れたり、いろいろな方向に形を作ることができます。固まったときに、思いもよらない不思議な形ができます」。布を切って使うと、作れる形が広がるのです。さあ、みんなは何つくる?

キミなら何つくる?
カチッ!液体ねん土で表そう!
液体ねん土の“乾燥すると固まる”という特徴を生かして、紙や布、枝などを使い、自分の思いを立体に表す。

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